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おもに少年愛と小説に関する雑記。エッセイとコラム
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音楽の扉
 あなたが初めて買ってもらったレコード(若い人はCDね)は何ですか?
 幼い頃に突拍子もないものに執着するのはよくあることで、俺は小柳ルミ子の「瀬戸の花嫁」だったらしい(笑)

 中学に上がるか上がらないくらいから、背伸びして洋楽に食指を伸ばした。親父がビートルズのレコードをフルセットで持っていたので、友人と二人ですり切れるほど聴きまくったものだ。物心ついて以降の、本来的な音楽嗜好の始まりはこのあたりからだろう。

 ちょっと調子がよくないので、手持ちのCD整理をしていたら、愛するチックコリアの重要な二枚、Acoustic BandとElectric Bandが出てこない。ITunesに入ってるからには、手元になかったはずはない。レンタルだったのだろうか……。

 整理しながら、さてチックコリアにはまったきっかけは何だったがぼんやり考えた。

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 実はそれは、昔々のパソコンゲームの名作ブランディッシュだった。オープニング古城風景のBGMがいたく気に入り、それをどこかで聴いたことがあったので、ゲームのオリジナル曲ではないはずと考え、原典を探った。それはアランフエス協奏曲という、ギター協奏曲の古典名作だった。これ自体、イエベスの名演奏をCDで持っていて、クラシックギター嗜好への扉を開いてくれた素晴らしい曲だ。
 しかし、これを調べていて先にひっかかったのはコリアのspainという代表曲の方だった。アランフエス協奏曲の一部を出だしに使って、途中から転調してあのキャッチーなフレーズとインプロがドラマチックにたたみかける、すさまじい引力を持った曲で、コリアの代表曲であるばかりでなく、ジャズの代表的名曲といえる。
 
 これ以降チックコリアの名盤と言われるものは一通り聴いたし、クラシックギターの方も、セゴビアや、先日のラルフタウナーあたりにも食指を伸ばした。
 
 ほんと素晴らしいものとの出会いは、何がきっかけになるかわからない。ピン、ときたときに逃さないどん欲な好奇心は、持ち続けていたいものだ。
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