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おもに少年愛と小説に関する雑記。エッセイとコラム
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少年の街 チビ玉とジョージ 完結!
 さて、連作中の一本ながら、一作を完結に導くというのはなかなか感慨深いものです。

 直行はこちら 携帯版 PC版

 以下ネタバレ含むので、本編お読みになってからどうぞ。
 この一本の着想は、実際某国の少年売春街にて、ホテルで、日本人の、老人と言っていい年齢の客が、「ボーイ二人に首を絞められ浴室でメッタ刺しにされ」殺害されたという事件にヒントを得ています。
 実際の事件は少年の年齢が確か16,7ですし、背景はもちろん全く僕の空想です。
 ヤクザまがいの道に片足を踏み入れつつそうした街で仕事をする少年に、被害者は隙だらけで金を持っているところ見せてしまったのかと思われますが、少年の方にも逃げ場のあるはずもなく、客の財布から金や貴金属を抜き取る程度ならともかく、強盗殺人のような事件は、実際には滅多に起こらないものです。
 したがって、少年に(借金など)追い込まれた事情があったか、盗みを咎められさらに侮辱された(凶暴な手口から)か、というような事情は推察されます。
 そして、多くの国で警察は弱い立場の少年の味方ではありません。事件のあった某国はそこまでひどくないのですが、例えば児童売買春の現場においては、客も、経営者も、「少年も」逮捕です。しばらくして放り出されますがなんら保護があるわけではありません。
 浮浪児が全裸にされ警官にタコ殴りにされている映像も見た覚えがありますね。たぶんアフリカの方の荒れた国ですが。

 このような現実の事情をベースに、やや浪花節的な誇張が過ぎるかと思いますが、少年同士の悲劇的な出会いと別れ、そしてこれまでに連作中で出した登場人物を有機的にからめて物語を作りました。
 実際の事件や事情を構想のベースにしているものの、テーマはそちら(つまり風刺や社会的テーマ)でなく「人間」や「少年性」そして「エロ」です。ただ、「そんなの作りすぎだろ」というほどには作ってないんだよ、ということで、リアルな実情をここに記してみました。

 思ったよりいろんな意味で重い話になったので、少し間を取るには絶好かなと思います。これから三月のイベントに向けていろいろ動き出すと、サイトの更新はどっちみちスローになりますし、あまりにいろんなことを並行しすぎるとやっぱりきついです。特に「子ども部屋DSV」は「ちょっとずつ」ってのができません。ほんとややこしいのでw

 少し休止してこのあと「少年の街」は、最低限NGOネタ(ちょっとバラすとア○ネスみたいなのがトップにいる偽善的団体に街がかき回されるのに対して、街の子どもや大人も一緒になって逆転の罠をしかける、というものです)、小ネタ、最終話(三木とまだ登場していない少年の話)は用意していますが、連作の強みで、ノれば間にでも、終わってからも世界観つながりの話は書けるかな、と思っています。「合鍵」もそうなんですけどね。

 んでは、皆様よいお年を(って工事程度の更新はまだするかもしれませんし、ブログはまだなんか書くと思いますがw)。

デジタルノベル 秘密の部屋「子ども部屋」後日談 -CASE:駿-(夢幻童)夢幻童Short Story Collection-2008冬-(夢幻童)
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自作解題 ボクの告白 & 再録短編集について
 Web拍手では携帯、PCとも大作長編並の人気らしい表題作ですが、ついさっきだと思いますが僕としては大変意外な拍コメをいただきました。

>早く続きが読みたいです

 僕の意図としては、あの作品は短編として完結してるんですね。珍しく切れ味のいいラストでシメたつもりだったりしてw
 しかし、(以下ネタバレ、まあ短いので気にする方は作品をお読みになってから続きをどうぞ)、

 独白する少年が実はもう一人の少年に語りかけており、それはどんな子なのか、「ボク」との関係はわかりませんが、同年代の仲のよい子であるように察せられます。そしてもう一人の男も、隣室あたりに控えてるんですね。あやうし(笑)ってところで終わってるわけです。

 この短編の意図は「ボク」の被虐的妄想、つまり性の目覚めが早くしかも歪んでいる小学生の内面を描くことで、うちみたいなサイトに来る方の何割かの心には「ボク」が住んでるんじゃないか、って問いかけなんです。
 で、どうやら僕の読みは当たってたらしいな、ってのがこの作品の高評価によって確かめられたと思ってるんですよね。

 でも、姿の見えないもう一人の少年を主人公に「続・ボクの告白」を書くことは可能ですね。これなら「ボクの告白」自体の価値を損なうことはない。
 もし全く姿が描かれていない「友達」のキャラが固まったら書きたいなと思いました。
 
 その場合、「ボク」とはコントラストある方がいいですね。ボクは学校ではわりと大人しい何でもきっちりやるいい子なんですよ。
 だから、大人しめのその子の面倒を見るような、運動もできて、エロ話も人並みにするけど、実は性方面には潔癖で……とかコントラストつけると妙味が出そうですね。

 すでに原稿をいただいているのでバラしていい段階だと思いますが、短編集の一本として「ボクの告白」を再録する予定があり、あの藤々さんから素晴らしい挿絵を一枚いただているんですよ。これは一枚きりなので発行まで縮小画像も今は出せませんが僕好みであることは言うまでもなく作品世界のイメージを一気に深めるものです。

 この短編集に「続」を含められるといいですね。予定は「夢幻童SSC2008冬」ですので12月です。

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子ども部屋捕逸と5月向け企画
■アンケート経過とWEB拍手レス
 まずは、WEB拍手にいただいたとてもありがたいご感想へレス。
>素晴らしかったです。それぞれの登場人物の、気持ちが移り変わっていって、各々の求めるものが満たされて、昇華されていく、後半最後の所は、泣けました。
濡れ場のシーンも、今までの作品よりも、プラトニックでコミカルで‥。自分も、伸介と少しだけ、似かよった少年時代を過ごした感があるので、重なってしまい、最後のシーンは嬉しかったです。
ありがとうございました。
今はうるさいので、濡れ場を少なくして、世に出してなんか賞でも貰ってやりましょう(笑)
鴎外だって良かったんだから、これだっていいはずです。
またまた、期待しています。いつかこの作品と同じようなものが世に出るのならば、いつも頭の中にストックしておきたいです。
それでは、頑張ってくださいね。次回作も期待しています。
PS.アンケートは、あまり要らないと思いますよ。読み手に併せすぎて、とりさんのカラーが薄くなるのは悲しいので。では、です。


 うれしいというか、ここまで来るともう、気恥ずかしくてもったいないくらいですね。
 この方、文面から察するに本をよく読まれる方であろうことが窺われ、そういう方に認めていただけるのはとてもうれしいことです。さらには、自身の体験と小説の登場人物が重なるということは、僕の創造した人物や設定に、それなりの存在感やリアリティを認めていただけたということでもあろうかと。
 ほんと、ありがたいことです。

 ところでアンケートですが、拍手同様、ある程度の客観性が欲しい、何を求められているか知りたい、アイデアの幅を求めたいという動機から、行わせていただいています。
 本編は完結しており、これは動きません。あくまでも分岐や追加ストーリーのためですので、ご心配のようなことは起こらない(起こさない)だろうと思っています。

 一方、来るはずと思っていたがなかなか来なかったコメントを、アンケートにいただいています。

>愛のないひたすらエスカレートする展開 - 中盤から"おっちゃん"がダルダルな情にほだされタイプになって意外性が薄くなった。『土曜日の~』に似通った作品になってしまって残念でした。


 ある意味批判的と言える感想を、「拍手」で送るのはちょっと無理がありますよね。それもアンケートにて僕が求めたものなんです。
 ただ、もちろんこういうことを言ってくれるなという意味ではなく、僕の見解を述べますなら、土曜の椎名も、無間の黒崎も、子ども部屋のおっちゃんも、抱えている業の本質は同じ、というか少なくとも相当重なっていて、作者の僕の心のどこかに住んでいるわけでして、僕の作品はわずかな例外を除いて、みんな大人はぐらぐらしていて、そして歪んでいても少年を愛しています。夜想の小野寺ですらです(鉄哉を殺してしまう)。
 おっちゃんは途中から変わったのではなくもともとこういう中途半端悪党で、その葛藤こそこの作品の狙いの一つでした。そして葛藤の末ああいう道を選びました。彼が変わったとすれば、それは伸介のせいなんですね。そこが読ませどころだったんです。
 あり得るとすれば、それでも、のバッドエンドです。いきなり少年の感情に鈍感になることはあり得ません。

 上の感想をいただいた方の危惧からもふと思いましたが、作品そのもののコンセプトや根本的なキャラクター造型を破壊する分岐は、やはり本作では不可能ですね。プレイについては相当な幅が持たせられますが……。
 その破壊を行うと、本作ではなくなってしまうし、他の作品でやればいいことですよね。ほぼ少年をおもちゃとしか考えていない「稚児狂いの庄屋様」の男のような責め手や、南米失踪事件や生体実験のような客観的な嗜虐残酷ネタも、僕は扱っていますから、本作デジタルノベルで扱いきれないようなアンケ結果も、いずれそうした作品に取り込んで行きたいです。

 なんせ実は、子ども部屋のおっちゃんには伸介と同じくらい僕が感情移入していて、本編連載中にああなってしまったという事情がありますのでね。リアルで身近なネタを扱えば、やっぱり得られるものと同様、どうしても捨てなきゃならんものも出てくるってことみたいです。

 ってことで、本作には無理じゃないかってネタも遠慮なくアンケで入れて下さい。引き続き。

■5月新刊
 分岐無しの小説は確実に間に合いそうです。
 駿視点の後日談。駿がいよいよ恋心を自覚して、伸介を落とそうとするネタですが、激しく甘い。
 それこそ土曜以上に甘いです。駿視点ってことは、行動主体が駿ですから、そりゃ無茶ができるはずないですよね。
 分岐が可能であれば、エロスの部分で多少バリエーションをつけます。タチるのはどっちよ、みたいな(笑)

 ちょうどショタケの内容規制うるさいですが、これならチェックえら通りです。でも伸介は監禁調教済みなんですがね。駿視点だからそれは駿は知らないことですし。

 無理矢理、ダーク、SMしか萌えない方ごめんなさい。たまにはいいでしょ?w

 ただこれも、迎えたエンディングから繋がって全く別の後日談(同時調教に至って、二人の甘々後日談はあり得ませんよねw)やら、本編デジタルノベルではバリエーションが増えます。

 5月の後日談を買っていただいた方は、500円で出すとすればきっちり本編から500円値引く段取りを考えています。ちょくちょくあった、準備号500円で中身の重なった本編900円とかどういうことよっていう不満を、うちのお客様層に味あわせるのは本意でないので……。




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「子ども部屋」更新 & WEB拍手コメントレス
 35をアップしました。ファイナルエロ(笑)
ここから直行できます。

 コメントレスです。もうほんと、ありがとうございます。

>伸介君、がんばれ~後少しだ(^_^;)
 最終章前の野外調教クライマックスあたりにいただいたものです。かなりつらそうでしたけど、かんばりました(笑)

>一隻の少年同様、そそられました。やはり、自分の調教が、少年に快楽を与えることは、喜びと感じますね。
 健気に命令に従う伸介君。上の方のような視点、あるいはこの方のように「調教者」としてのカタルシスを得る視点、あるいは伸介自身に入れ込んでの、少年視点、M視点。いろいろな楽しみ方をしていただければありがたいですね。
 ちなみに「一隻」というのは隻腕の少年のことだと思われます。 

>伸介君~エロい~o(^-^)o
 マンションに帰って、からだが火照ってそのままは眠れなかった伸介君(笑)
 正直なところ、この子がここまで変わるとは、当初構想にありませんでした。

>30すげえ… 
>32スゲーいい!

 もうこうした一言だけで、次を書く意欲がわいてきます。ありがとうございます!
 
>クライマックスが近そうで少し残念です。日本(又は世界)のどこかでは現実に行われているんだろうなと考えて自分もこっち側の人間ですが何故か悲しい気持ちになります。出来ればハッピーエンドで、というのが本心ですが作中の二人を通して実際の当事者(どこかの)を見守りたいと思います。
 最終章開始。少女では日本でも衝撃的なケースがまだ記憶に新しいところです。無論現実では、露骨に言えば「殺して埋めてしまう」ような陰惨な末路が大半でしょう。甘い夢も破壊衝動も、フィクションで満たしておくのが吉でしょう。

>とうとう、終わりが始まりましたね
うれしいような、終わるのが残念なような
しかし伸介君の台詞ごもっともです。ホンマおっちゃん勝手すぎ(^_^;)

 伸介君にとても感情移入して下さってるのがわかります。さて結末はいかに。てまあ、ストーリー的には、ほぼ見えているのですが。

>駿君いいなぁ~
あの頃の男の子の友情って恋愛より純粋で強い感じがします(^_^;)

 駿君人気ですねw ちょい役にしておくには惜しいので、デジタルノベル版の分岐やおまけで、活躍を増やしたいです。

 さて、ラストスパート。(リアル時間では)卒業式は終わりましたが、どうやら新学期を迎える前に終わりそうですね。
 

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WEB拍手レス 狂人日記 他
 WEB拍手経由で頂いたコメントへのレスシリーズ。

■狂人日記
>美しくて素敵でした
人は絶望の前に向かえば向かうほど美しい

 ちょっとこわいご感想(^^;)ですけど、とある同人誌のコピーに「不幸は少年性を輝かせる」とかつけた僕が言うこっちゃないですね(笑)
 不幸、悲劇、あるいはちょっと一般性を持たせると、過酷な運命の中でこそ輝く少年性ってのは、他のあらゆる属性の人間とまた異なる魅力であり美だと思うのです。無論優劣ではない違いなのですけどね。

>鬼畜過ぎ!
でも、楽しく読ませてもらいましたf^_^;。
性器切断は以外と良かったです。
こういうのもっとよろしくお願いします。


>夜想倶楽部、土曜の夜は僕のために等、ハイクオリティな
小説にいつも脱帽しています。もう全部大好きなんです。でも強いて言えば狂人日記が大好きなんです(すいません、本当にw)。もう完結した作品ですので続編という形は無理だと思いますが、鬼畜メインの新作を期待していますw
ps夜想倶楽部の鉄哉扁、楽しみです。結局儚く散っていった鉄哉少年がどうクローズアップされるのか期待してます!それではこれからも応援しています。


 後者みたいなコメントいただくと、恥ずかしくて穴に入りたくなる、のではなく、どこまでも木に登ってしまう僕なのですが、痛々しいですな(笑) いやでも、ありがとうございます。
 前者の方、性器切断以外はよかった、かと思ったら意外とよかった、でした(笑)
 これ、特別に萌えるという方がかなりいらっしゃるようですね。フェティシズム系の検索では、カテゴリになっています。僕は文章であれば萌えます。絵は厳しいです。性器責め、までですね絵は。尿道責めや針くらいまで。実写では大人子ども問わず、厳しいかな。悲鳴は聞きたい。あ、病んでるな(笑)

 狂人日記には、もともと連作から漏れた構想が一つあったんですが、そもそもボツにした原因が他のエピソードと差別化不十分なためだったので、もう日の目は見ないですね。ただ当時より僕の情報量や扱えるエロのバリエーションは増えてるんで、アイデアが降って湧いたら番外編は突然書くかもしれません。
 また鬼畜ものや、スナッフ系(系ってな、と自分でつっこんでおきます)では、同人誌の小説「無間」が僕の現在の到達点です。強烈な内容で読み手を選びますが、完成度は保証します。それだけ狂ってるってことです。以上宣伝でした。

 夜想の鉄哉編、「子ども部屋」の完結後、着手したいです。長いものになるんで、流れに一回乗っただけでは最後まで書けないでしょうから、完成はだいぶ先ですが……。

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WEB拍手レス 土曜の夜は僕のために
 すいませんばたばたしておりますが、こじれると思われたダウンロードセンターは簡単に復旧しました。ワンストップのクレジット決済が使えます。新刊取り扱い開始しています。サンプルも作ったんで、一太郎ファイルなんか、見ていただけるとうれしいです。

■WEB拍手レス 土曜の夜は僕のために
>今まで何度も何度も読んでます。以前私にも土曜限定で遊んでた子がいました。その子は病気だとか家庭に問題がある訳で無く普通の子でしたが。でも夏の暑い日、待ち合わせ場所に迎えに行った事、家でいろいろ楽しんだ事など非常に懐かしくなります。今は訳あって関係は無くなりましたがこれを読むたびに懐かしく懐かしく思っています。今後また何回も読ませて頂きます

 いわゆる「刺激的」な僕の諸作とは違った層の方に支持していただけた土曜、リアルな思い出と結びつけて愛読していただけるなんて、本当に作者冥利です。感謝感激です。ついでに僕も毎週会える子が欲しいです(笑)
 だたちょっと誤解があるようですが、この作品エロも濃いんですよ?(笑) 無理矢理は確かに、ワンシーンのみですが、それなりにかなり濃厚なんですよね。そうでないと思って未読の方には、今一度挑戦していただきたいなとも思います。

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WEB拍手レス 夜想 続
■夜想倶楽部
>はじめましてっ
夜想倶楽部読ませていただきました!
エロいっ(*´д`*)
見てて痛々しい部分もありました(´;ω;`)
でもSMわやっぱり萌えます(*´д`*)w
最後わ悲しい終わり方でしたが、おもしろかったですw
菊池が好きpq


 こちらの方は菊池です(笑) ある意味、隠れ主役ですし。
 この作品のようなストレートな調教ものは、なんか懐かしいですね。「子ども部屋」はなんだかんだで異色の感じになっていますし、学校いじめモノとして構想したはずのNegative Reactionも二巻以降は当初構想はどっかに飛んでしまっていましたw
 夜想は、設定がいかにもおいしいと思います。「戦後混乱期の少年娼館」似たような構想はたぶん幾人かの作家さん扱っていらっしゃいますが、うまくやった方かなと。この設定だけで、携帯ノベルではすこぶる売れ行きがよく、読者の半数には評判がよくて半数はびっくりしてしまったようです(笑)

 余談ながら、さてこのようなものが実在したかとなりますと、僕の情報網による限りNOです。ただし、米駐屯兵のその趣味の方に、通常の娼婦はもちろん、男娼をも斡旋する売春コネクションは当然、そこかしこに存在しました(ないはずがありあません)。低年齢がターゲットの方のニーズに応えて、経済的に首根っこ押さえてる人間の子どもや、孤児など保護する人間のいない子どもを、回したことはあったはずです。またレイプもあったでしょう。これも男児女児問わずです。長く「存在することすら表面化させにくい」小児性愛、なかでも少年愛でありますから、具体的エピソードを語った「被害者」はこれも僕の知る限り一人もいませんが。

 ま、だからこそあの時代設定においては、あの少年娼館が「まことしやか」なムード漂うと思いますね。


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WEB拍手レス 夜想について
 薬を変えてもらってからちょっと調子がいいと思ったのも束の間、えらい頭痛でした今日は。でも睡眠の質は確かによくなった気がするので、まあ気長に。
 WEB拍手ですが、継続して、古い作品にも頂いています。コメントを頂いたものに、お礼かたがた、レスしていきます。

■夜想倶楽部
>鉄哉くんと小野寺が好きです!!!!
 孤児で、強固な意志を持つ鉄哉は連載当時から支持が強かったですが、最近ある方からもじかに「ねらってるな、と思いながらもやられた(笑)」という言葉をいただきました(笑) つまり僕の本来の一番の萌えとはちょっと違い、ある層を萌えさせてやろうといかにも狙ったキャラなのに、やっぱり萌えちゃったくらいの意味でしょう。
 ただし、この作品は僕の事実上処女長編ですから、太郎も鉄哉も、僕の原点的萌えキャラなのです。「二人目」を出すなら鉄哉になるということですね。
 しかしこの方のように、「小野寺との関係」に注目した感想を下さった方は少数なのです。
 太郎と鉄哉のキャラ造型にも僕の個性は出ているはずですが、実際によそで多く見かけるものとの大きな違いや、僕のほとんど全ての作品の裡にある隠しテーマは、実は「菊池と太郎」「小野寺と鉄哉」のラインに隠されているんですよね。
 で、小野寺は僕、大好きなんです。菊池以上にね。
 これは、このコメントを下さった方には、「むしろ読みたくない」ものになってしまわないか不安ですが、夜想の「鉄哉編」、イベントラッシュが終わったら書きます。構想は固まっています。


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「少年の街」が……
 突然構想が進み、続きを書いたのはいいが、前回の更新から間が空いているため、すでに書いた分をチェックしたら、ひどいミスを二箇所(というか二種類)も発見した。
 一方はあとからの辻褄合わせが全く不可能な上、叙述の重要なポイントでまさに赤面もの。この際だから告白するが、書き出しで冬の設定が、2章では暑い季節の描写になっている。
 もう一点は三木のメガネで、外国人(とくに西洋人)と行動をともにするときど近眼なのにメガネをかけない設定が、空港に着いた時点ではメガネをしており、それをはずす描写がない。
 
 その場の思いつきで書き継いでるのがバレバレ。全文差し替えます。現時点で新章を含め、ほぼ書き直しができてるので、近日アップします。内容は自信ありますw(救いようない性格だな)。

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御堂こぼれ話④-1 キャラクターについて 純也
 純也については、今まで描いたことのない「典型的主人公タイプ」を目指した。

 俺がリアルでこういう子に萌えない、わけではないが優先順位があとまわしなのもあって、実際にこういう子の内面をよく知るほど親しくなったことがない。だから、描くのは苦手で、今までの小説にも脇役ですらいたためしがない。翳りのある子が好きなのだw

 新たな挑戦として描いてみたが、やはり苦手で主人公としての存在感を描き出すには至らなかったと思う。知人で、俺と違ってこういう子が「得意」な方が、「萌える」と言ってくださったのは救いだ。
 裕というキャラを深く描くため、また「友情」を軸にしたストーリー展開には十分貢献したと思う。しかし長編の構成として「主役」純也の役回りはいかにもいびつだ。ここらへんを不満に思われてる方も多いと思う。次作への反省材料。といってもこんなに多くの登場人物を動かすショタエロ作品をまた書くのかどうかわからないが。

 ただ、多くの方が意外に思われたであろう、「誰ともカップリングされない主人公」は当初構想通りで、その点については作者としては思い通りなのだが、これも「えーっ」と思った人多そうだな。

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