ぐずぐずと変わりやすい天気で、洗濯物が外に干せない。暦通りの梅雨か……

　この季節は精神衛生によくない。膝が病む（北方の方言でしくしく痛むこと）のもあるし、だいたい日中薄暗いし、外へ出るのにふだん以上にふんばりがいるし、人混みで他人との距離が縮むと、傘や濡れた服のためストレスが他の季節の比ではない。

　暑い夏もそれなりにつらいのだけど、かっと太陽が照る方がやっぱりいいな。男の子の露出も増えるし（結局それか）。

　文章も絵も気力と体力が続けばいくらでも書（描）きたい物はあるというのに、すぐにしんどくなってしまう。まだ元気な頃は死ぬほど多忙で好きなことに割ける時間はわずかだったけど、やっぱ強壮なときの方がよかったな。成人してからの元気だった年数って計二年か三年しかない。その分輝ける時期だった気はするが……。人間一生にそういう時期が一回でもあれば恵まれてる方かもしれないけど、もしそれがもう終わったんだったら、こんなガッカリな状態もないな。

　まあそうは言っても、今から過去にすがって生きる気もないし、今後を消費するだけの人生にする気もない。その気力が残ってるうちはまだいいかな。
　心身がカウントダウンに入ってるとまでは感じないけど、六十までは無理だろう。あと二十年ちょいかよ、と一瞬思ったが、三分の一残ってるとも言えるよな。長くて、だけど。

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