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おもに少年愛と小説に関する雑記。エッセイとコラム
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ところ変われば 同性婚とか法律とか
 サウジでは輪姦された19歳の女性が鞭打ち刑になったそうです。無論加害者は実刑ですが、一人で家族でない男性達と一緒にいたことが問題だそうで。

 異文化にやたらと口出しできないという大前提はありますが、こうした知性欠如文化圏が、油が出るだけで幅を利かせている世界は、何かイヤです。

 一方、欧州のいくつかの国では、同性婚が制度化されています。拾い読みしたNEWSWEEKの記事には、男性同士のカップルに、養子である三歳と五歳の子どもがいる家庭が、紹介されていました。
 子どもが孤児なのか恵まれない家庭出身だったのか不明ですが、これは、アリですかね? 確かに富裕で精神的に安定したカップルに育てられた方が、麻薬中毒者の夫婦や、劣悪な環境の養護施設よりは、よいとは思いますが。
 問題は、これが法制度上OKってことで、社会的に認められるってことじゃないかと。

 僕は同性愛者ですが、同性婚制度には、「消極的反対」です。
 何も制度化しなくても、男女の事実婚同様、同棲はできるし、養子縁組や扶養家族の制度を利用することで、経済的には婚姻生活同様の社会的庇護が得られます。
 法的な結婚というものは、家族制度と不可分です。本来的には、子供を作る前提の男女がするものです。制度の本質に亀裂が入るような、同性婚を法的に認めて、どこまでのメリットがあるというのか?

 そもそも僕は、同性愛者の、「普通」と認められたがる発想が大嫌いです。
 少年愛も、かつては社会的にありふれた愛のかたちであったこともありますが、現代先進国社会において、これが制度的に認められることは、今後もまずありません。
 同性婚を制度化した欧州諸国の、ヒステリックな少年愛者狩りをご覧なさい。
 しょせんいびつなものを、明るい太陽の下で認めさせようとするとき、よりいびつで、人から嫌われやすいものを、切り捨て、スケープゴートにする。
 かような醜さを抱いたゲイリブ、ゲイの人権拡大の発想などというものは、僕にとっては、むしろ敵です。

 アブノーマル、イレギュラーなものは、人知れず、こっそりと、曖昧に存在が許容されるのが一番です。

 僕が仮に、一緒に暮らしたい男の子ができたとしたら、養子にしますね。学校にも普通に通わせることができますし、現行制度で問題になることは、特にないと思います。
 何らかの特殊な関係があったとしても、それは本人同士の間のことであって、我々の関係を社会的に認めろ、これは純粋な愛なのだなどと、マスコミに繰り出して運動しようとは、これっぽっちも思いません。
 そんなことをしたら、うまくいっても行動の内容や対象の年齢に、「自主規制」が必要になってくるでしょ。

 実際問題、少年同士や少年と大人で、恋愛、性交渉は、そこらじゅうで行われていることですが、当人同士の合意があれば、不幸な事故がない限り、これは世間ではなかったことと同じなんですよ。それでいいじゃないですか。

 わざわざ表沙汰にして、「保守的」な人の神経逆撫でして、何の得が? 大人の同性愛者の人権拡大が、少年愛を締めつけるとしたら、どうですか?

 日本は曖昧さがお家芸でして、ロリ・ショタを含む様々な性文化、欧州文化との擦り合わせでかなり後退はしましたが、未だなかなかに豊かで奥深いものを持っています。
 建前を立て、権力者の顔を立てながら、守りたいものを影にひた隠し本質的な議論を避け、生き残ろうとするのが、地の果てのマイノリティの最後の道じゃないかと、思いますね。だから騒ぐな一部ゲイリブとか。

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追伸
 先日スペインの議会では、「親が子を叩く」ことを法で禁止したとか。もうわけわかんねえ。他人同士でもやってはいけないことは、もともと親子でもだめなはずですよね? 民主国家の法律ならそうなってるはずです。ちょっと前まで生き残っていた日本の尊属殺人規定や、心中や親の子に対する虐待への異常に甘い刑罰などは、厳に見直されるべきですが、これはどうでしょうか。わざわざ新たに採決する意味があるのか?
 だいたいね、殴らなくても人を傷つけることはできます。いくらでもね。母親が幼児に、一ヶ月間一言も口をきかないでやってごらんなさい。たぶん頭が変になります。一年くらいで衰弱して死ぬかもしれませんね、三歳くらいまでなら。これを罰すること、できますか?
 進学校でのいじめ自殺もありましたが、加害生徒の逮捕容疑って恐喝でしょ。殺人はともかく、あの追い込み方は傷害致死に匹敵する悪質さですが、そんな罪状は課せない。民事でどこまで追い込めるかですがこれは遺族の根気と意志次第です。

 日本国内に限らず、僕は司法には失望していますし、ある意味なめています。軽視しています。仮に何らかの理由で裁かれても単に運が悪かったとしか思いませんね。マスコミではなく被害当事者であれば、個人的復讐も肯定します。遵法精神? 守ってうれしい法律作ってから言えよ。

 こうした感覚、僕の特殊なものではなく、ひそやかに拡がってると思うのですよ。マスコミによるリンチ肯定というズレた方向も多いですがね。
 対抗して司法の権威を保ちたければ、法治国家の沽券とか安全神話を守りたければ、いかさまと責任逃れとスケープゴートの利用から脱却して、もう少しましな改革を見せてもらいたいもんです。無理でしょうけどね。
 本音は、もっともっと法の権威なんか弱まれ。太陽の当たらない場所で、こっそりと好き放題やってやるからさ。
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コメント
この記事へのコメント
blogとは無関係ですが…
大学進学決まりましたぁ~こっちはバイトで忙しい日々を過ごしています。
またまた、無関係なことですが「事故死する少年(子供)」が毎年100人を裕に越える実態(15歳以下)をきくと、ため息がでます。

もったいない…
(言葉が違うのかも)
2007/12/31(月) 00:05:26 | | さすらいの18歳 #92c7461381[ 編集]
★さすらいの18さま
いやいや、もったいないです(笑)
はかなさに萌えないでもないですが。大学進学か……おめでとうございます。若いっていいなあ。
2007/12/31(月) 00:14:51 | | とりさん #5611fda99b[ 編集]
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