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世間はGWですから、親子連れ中心ですが街にはかわいい男の子がいっぱいで、ウォッチングの楽しみには事欠きません。
初日の空港から首都圏入りの鉄道車内にて、小学校中~低学年の子がかばんの上に座り込み、自分用のリュックを抱いているのですが、それが亀のぬいぐるみ仕様なんですね(最初リュックと思わなかった)。んでずっと、その亀の頭をくわえたりかじったりしているのです。ママはほったらかしでした。ほっぺが柔らかそうなかわいい子でした。ずっと目が離せませんでした。
最終日の空港。
双子かと思うくらい顔の作りは似ているものの、並ぶとわかる身長差と、大きい方はちょっと色が黒い違いもあって、兄弟かな、と思いました。三年と四年ぐらいの感じ。少なめの色の薄い髪が柔らかくウエーブして、目がくりっとして、特に弟の方の子犬的愛らしさはただごとではない感じ。
兄は立ったまま本を読んでいて妙に落ち着いており、逆に弟の落ち着きのなさが異常。兄の腰だの腕だのにつかまって彼の周りをくるくるまわって、じっさい犬みたいに「きゃんきゃん!」とか意味不明の声を出しているのが聞こえる。兄は全く相手にしないで本を読み続けています。
そのうち兄のほおをつねり、あまつさえ耳やほっぺに噛みついています(もちろん甘くです)。さすがにこれは怒るだろうと思ったのですが「もうやめてえな」と言いながらも特に激するでもなくすぐに本に戻ってしまいます。なんてえかこの兄も慣れてるのかすごい、と思いながらなおも観察。
しかし突然、兄が、例えるなら馬の後ろ足蹴りみたいな感じで、腰にくっついていた弟に後ろ向けに蹴りを入れたのです。さわるか、つねるかされた部分に急にかっときたか……。
きつめだったか当たり所が悪かったか、弟は仰向けに倒れ表情がくずれてしまってり、兄は本をほっぽりだして弟を起こして頭撫でてると。会話は聞こえませんが。
なんかこう、あれじゃ兄貴はくたくたになりそうですが、あんなになつかれるのもうらやましいです。そしてあの弟、万一兄がいなくなろうもんなら大変だろうな。
背景に、いろいろドラマを感じました。
話は最終移動日前夜に戻ります。
オフのあと、ネカフェでPCや携帯の充電をしながら一服し、博多天神でラーメン食って、宿を探すことにしました。
なんか人が多すぎるんで、裏路地にまわり、携帯の楽天トラベルで付近宿を検索。しかしネカフェでやっておけばよかったよ、とか思いながら、ふとみると出入り口のない側のコンビニの壁付近に、黒い無地野球帽をかぶった、小学校高学年と見える男の子が一人ガラスにもたれています……。
時刻は23時を回っています。おおかた親の買い物待ちでしょう。しかし、顔は暗がりで見えないもののやせすぎずの背格好、健康そうなちょっと濃いめの肌、好みっぽい。帰宅は明日なので、わずかでもチャンスがありそうなら、粘ってもいいかと、携帯をいじるふりをしながら通り過ぎ、最短距離の路地を回って、もとの位置を目指します。いなくなってれば何事もなく寝るだけです。
はたして……いましたね。しかも座っています。服装は蒸した気候の関係で汗ばんでいても、こぎれいで、荷物もない。手ぶらです。なら家出とかじゃないな。
しげしげ見ていたら、頭を上げた少年と目が合ってしまいました。く、失敗。しかしこうなれば、玉砕覚悟で話しかけてみることに。近所じゃないので別に不審者扱いされてもかまわんのです。歩み寄り、ある程度の距離で姿勢を下げ、声をかける……。
「ちょっと僕?」
二十センチくらい飛びのくような驚きようです。そこまで怖がらなくていいのにw
お、地味目ながら南洋系な感じの愛らしい丸顔で、野球少年風。いい感じです。五年生くらいかな……。
「警察?」
あっというまに立ち直ったような冷めた声。でもいい感じの掠れ具合。
「こんな大荷物持った警察とか補導員おるか?」
僕はちょっと笑いながら答えます。
「こんなとこで何してんの? 誰か待ってるの?」
返事無し。警戒中かな。しばらく待ちます。
「別に」
いけるかな。僕は周りをちょっと確認しました。
「時間あったらちょっと、こっちには用事あるんやけどな」
「何?」
「警察とは逆みたいな人なんやけど俺」
「……犯人?」
この語彙力。なかなかかわいげあるなあ。
「いやまあこれからなろうかなと思て。それでもついてくる気あったら、小遣いぐらいのお礼はできるけど来る気あるか?」
少年は腰をあげて尻を払いました。
よしよし、どこかで脱がして写真ぐらいは撮れるな。携帯じゃないまともなデジカメあるし。いい東京土産ができそうです。
……もちろん、途中からフィクションです(笑)
どこからかはご想像におまかせしますけど、ここまでなら全部ほんとでも罪になりません。お金と引き替えが何か言ってないですからね。
続きを小説として近いウチにアップしたいなと。
初日の空港から首都圏入りの鉄道車内にて、小学校中~低学年の子がかばんの上に座り込み、自分用のリュックを抱いているのですが、それが亀のぬいぐるみ仕様なんですね(最初リュックと思わなかった)。んでずっと、その亀の頭をくわえたりかじったりしているのです。ママはほったらかしでした。ほっぺが柔らかそうなかわいい子でした。ずっと目が離せませんでした。
最終日の空港。
双子かと思うくらい顔の作りは似ているものの、並ぶとわかる身長差と、大きい方はちょっと色が黒い違いもあって、兄弟かな、と思いました。三年と四年ぐらいの感じ。少なめの色の薄い髪が柔らかくウエーブして、目がくりっとして、特に弟の方の子犬的愛らしさはただごとではない感じ。
兄は立ったまま本を読んでいて妙に落ち着いており、逆に弟の落ち着きのなさが異常。兄の腰だの腕だのにつかまって彼の周りをくるくるまわって、じっさい犬みたいに「きゃんきゃん!」とか意味不明の声を出しているのが聞こえる。兄は全く相手にしないで本を読み続けています。
そのうち兄のほおをつねり、あまつさえ耳やほっぺに噛みついています(もちろん甘くです)。さすがにこれは怒るだろうと思ったのですが「もうやめてえな」と言いながらも特に激するでもなくすぐに本に戻ってしまいます。なんてえかこの兄も慣れてるのかすごい、と思いながらなおも観察。
しかし突然、兄が、例えるなら馬の後ろ足蹴りみたいな感じで、腰にくっついていた弟に後ろ向けに蹴りを入れたのです。さわるか、つねるかされた部分に急にかっときたか……。
きつめだったか当たり所が悪かったか、弟は仰向けに倒れ表情がくずれてしまってり、兄は本をほっぽりだして弟を起こして頭撫でてると。会話は聞こえませんが。
なんかこう、あれじゃ兄貴はくたくたになりそうですが、あんなになつかれるのもうらやましいです。そしてあの弟、万一兄がいなくなろうもんなら大変だろうな。
背景に、いろいろドラマを感じました。
話は最終移動日前夜に戻ります。
オフのあと、ネカフェでPCや携帯の充電をしながら一服し、博多天神でラーメン食って、宿を探すことにしました。
なんか人が多すぎるんで、裏路地にまわり、携帯の楽天トラベルで付近宿を検索。しかしネカフェでやっておけばよかったよ、とか思いながら、ふとみると出入り口のない側のコンビニの壁付近に、黒い無地野球帽をかぶった、小学校高学年と見える男の子が一人ガラスにもたれています……。
時刻は23時を回っています。おおかた親の買い物待ちでしょう。しかし、顔は暗がりで見えないもののやせすぎずの背格好、健康そうなちょっと濃いめの肌、好みっぽい。帰宅は明日なので、わずかでもチャンスがありそうなら、粘ってもいいかと、携帯をいじるふりをしながら通り過ぎ、最短距離の路地を回って、もとの位置を目指します。いなくなってれば何事もなく寝るだけです。
はたして……いましたね。しかも座っています。服装は蒸した気候の関係で汗ばんでいても、こぎれいで、荷物もない。手ぶらです。なら家出とかじゃないな。
しげしげ見ていたら、頭を上げた少年と目が合ってしまいました。く、失敗。しかしこうなれば、玉砕覚悟で話しかけてみることに。近所じゃないので別に不審者扱いされてもかまわんのです。歩み寄り、ある程度の距離で姿勢を下げ、声をかける……。
「ちょっと僕?」
二十センチくらい飛びのくような驚きようです。そこまで怖がらなくていいのにw
お、地味目ながら南洋系な感じの愛らしい丸顔で、野球少年風。いい感じです。五年生くらいかな……。
「警察?」
あっというまに立ち直ったような冷めた声。でもいい感じの掠れ具合。
「こんな大荷物持った警察とか補導員おるか?」
僕はちょっと笑いながら答えます。
「こんなとこで何してんの? 誰か待ってるの?」
返事無し。警戒中かな。しばらく待ちます。
「別に」
いけるかな。僕は周りをちょっと確認しました。
「時間あったらちょっと、こっちには用事あるんやけどな」
「何?」
「警察とは逆みたいな人なんやけど俺」
「……犯人?」
この語彙力。なかなかかわいげあるなあ。
「いやまあこれからなろうかなと思て。それでもついてくる気あったら、小遣いぐらいのお礼はできるけど来る気あるか?」
少年は腰をあげて尻を払いました。
よしよし、どこかで脱がして写真ぐらいは撮れるな。携帯じゃないまともなデジカメあるし。いい東京土産ができそうです。
……もちろん、途中からフィクションです(笑)
どこからかはご想像におまかせしますけど、ここまでなら全部ほんとでも罪になりません。お金と引き替えが何か言ってないですからね。
続きを小説として近いウチにアップしたいなと。
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