×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
さて、昨日ちらっと書いた通り、DL委託先を増やす一方で、一社切りました。「ギュッと!」です。いきさつをあえて公開します。ついでに日頃考えている昨今の表現規制の情勢についての見解もちょこっと書いておきます。
まずはギュッと!とのやりとり
まあ通常、本当に人間ができている人はおバカさんに多少侮辱されても相手にせずにすっと引っ込むものですが、僕は全く人間ができていませんので、そんな大人の対応はできません。
まずもともと販売されていた「痴漢電車」を、一切文章を変えずPDFレイアウトやEPUB追加のバージョンアップをしました。この作品はそもそも新しく、去年の夏以降に登録したもののはずです。
ところが、
ギュッと!のメール
再度アップロードいただきました作品データを確認させていただいたところ、 3ページ目に小学校という文言がございました。 弊社倫理規定改定に伴いましてこちらの文言には伏せ字等の修正を お願いしております。
例:私立小学校→私立○学校、私立学校
以下省略。一度販売したものを中身を変えていないにも関わらず、という点と、だいたいテキストの中身にどうこう言う姿勢が頭にきます。
そこで僕の返信
サンプルはともかく本編の文章について当方は修正に応じる意思はありません。言葉狩をするなら同人の販売など扱わないことです。
貴社にて勝手に修正するなら任意にどうぞ。
やらないならすべての作品を取り下げますから、プールされている売り上げ残額を振り込んで下さい。
DLsiteは同様の「言葉狩り」をやりますが、数ヶ所の「小学校」「10歳」程度の表記なら向こうで伏せ字にしてくれます。現に「痴漢電車」は販売OKです。
ギュッと!の返信
サークル様より
>貴社にて勝手に修正するなら任意にどうぞ。
とご連絡をいただきましたが、
弊社では作品データ内の修正につきましてサークル様のご承諾を
いただいたうえで作品を修正させていただいております。
また
>やらないならすべての作品を取り下げます
こちらにつきまして現在ご登録されております作品を全て販売を停止
ということでよろしいでしょうか。、
販売を停止とさせていただいた場合、現在繰越させていただいております
ロイヤリティの残額をご指定の口座へご入金させていただきますので
よろしくお願いいたします。
ここで、文言に従えば向こうで修正を加えるオプションもあるように読み取れますので、一応確認。
僕の返信
二点について了承致しました。
ただしこちらの意図としては、「修正内容をお任せし、作業を委任する」という意味です。
いくつかのベンダー様にダウンロード作品を登録させていただいていますが、本編文章についてまで修正を求められるベンダー様はわずかで(知る限り貴社の他に一社だけ)、しかもその基準は必ずしも明確ではなく、いちいち意識していたら作品の内容が萎縮してしまいます。特に文章では、外見や人物の印象を読者の主観に委ねるわけにいかず、「文字」で明示表現する他ありませんから。
そのため、文章内、あるいはイラスト、挿絵についても、「コミケ基準」あたりを超える修正については、ベンダー様に「作業」「方法、内容」をお任せしています。つまり「貴社の基準に合う修正を、貴社の作業にてお願いします」ということです。「追加修正について承諾」しているつもりなのですが。
作業そのものをどうしても当方でやらなければならないというならば、こちらの許容範囲を超えてしまいます。
ということなので、ご返答には若干誤解が含まれていると思います。追加修正作業そのものを、どうしても当方でやらなければいけませんか? ということですので。
もしそうであるならば、やはり全作品の販売停止とさせていただきます。修正の委任が可能であれば、それをお願いし、このまま他作品の販売も継続させていただきたいと思います。
ギュッと!の返信
>文章内、あるいはイラスト、挿絵についても、「コミケ基準」あたりを超える修正については、ベンダー様に「作業」「方法、内容」をお任せしています。
>つまり「貴社の基準に合う修正を、貴社の作業にてお願いします」ということです。「追加修正について承諾」しているつもりなのですが。
こちらに関しまして、サークル様の作品を弊社の倫理規定に沿って追加修正をさせていただきますとサークル様のオリジナル作品とは
全く異なるものを販売せざるを得ない状況となりえますので作品本編に関しましての修正はサークル様にお願いしたく存じます。
今回サークル様側にてご修正が困難とのことですので誠に申し訳ございませんが、弊社の倫理規定に照らし合わせました結果、
お取り扱いができない作品となりますので販売を見合わせていただきたいと存じます。
ということなので、最終決断し、僕の返信
了解致しました。
それでは全作品の販売停止及びプールされている売り上げの振り込みをお願いします。振り込みを確認次第、販売者登録を抹消させていただきます。
なお、「倫理」規定などという呼び方は、表現者に対して非常に失礼なものであることを申し上げておきます。「弊社表現自主規制規定」とでも呼んで下さい。
差別を助長するものなどならわかりますが、ゾーニングされた中で成人が成人のニーズを満たす性的な表現は、いかに特殊であろうと、創作物である限り「倫理」などという価値基準とは無関係です。もし創作物の中身に正義とか法律とか当てはめて言うならば、悪人を主人公とした小説も、それこそ成人が成人を対象にしたレイプものも全て「倫理」に反することになってしまいます。しかしそれは実際には実行において当てはまることであって、創作とは全く次元が異なります。
この程度のことも理解しないで「成人向けコンテンツ」の販売、表面を取り繕って実質的な「ロリ、ショタ」という「児童を性対象とした」コンテンツを扱うことは、それこそ「倫理」に反するのではありませんか?
という流れでした。で、まだ残額の振込手続きは終わってないぽいんで、火曜にはこっちからメールしないといけません。4700円ほどなんで、もったいなくてぶっつりとは切れない。5000円以上から自動振込なんでねえ。
まあエロ本売ってるヤツが「倫理」とか口にするなって話。だって倫理って、正義とか悪とか、正しいとか間違っているとか、そういう価値基準でしょ? 作り話の「中身」そのものに当てはめる発想が頭が悪すぎる。まあそういうやつ多いんですけどね。「映倫」とかあるし。
でも作り手側の本音は、エロであろうと芸術であろうと、創作の中身に公権力が介入する資格などなく、警察や司法機関にわいせつかどうか判断する資格もなく、そんな能力のある人間もいない、というところだと思います。極端? 僕はこれがコンセンサスだと思っています。ゾーニングさえすればね。求める人に求められるものを表現して提供する範囲においては。そこを作り手、メディアなどが自主規制し、ゾーニングすればいい。
現状は公権力も、「我々は表現に介入する資格を持っている」と、一般に認知させることができれば、納得するんです。「局部へのモザイク」っていうのが、表現し、表現物を頒布する側の、「その司法の力を認める」というポーズの典型です。公権力もモザイクを見て、「その意思表示、受け取った」となる。日本らしい。モザイクさえ入れれば、「監禁レイプ」というあからさまな犯罪行為を描いても構わないんです。日本は懐が深い。
そういうものに、金と暇を持てあました「世の中のために何かしたい」人々から金を吸い取り、名を売り、その名をさらに金と力にしたい団体や個人が目をつけます。アグネスであり、また別の畑ですが、シーシェバードです。
「子どもを守る」「動物愛護」などという響きのいい言葉で、攻撃しやすいところを、目立つやり方で攻撃する。その資金は、金と力をつかみ、人生のピークを過ぎて、自分の溜め込んだ金に罪悪感すら覚えている多くの虚しい資産家から吸い取るのです。無尽蔵。
アグネスにも日本ユニセフにもシーシェパードにも正義などないし、倫理などない。ハイエナやダニに例えるのも彼らが気の毒なほどの存在です。彼らにあるのは「攻撃しやすく弱いものを攻撃して、金に換える」という腐った根性と貪婪さであり、資産家は意識せざるうちに弱い者いじめやマイノリティ排除、創作破壊あるいは文化の後退へ加担しているのです。
日本の公権力だって、本当はなるべく今の児童ポルノ関連に踏み込みたくないんですよ。やり過ぎると同じ原則で危険なことがたくさんまかり通るヤバい世の中になるということは、国のトップの賢い人もわかっていらっしゃる。だからモザイクと同じで、目立つ部分で、「ハイ、ランドセル描いてません、黒い鞄しょってます」「四頭身だけど18歳以上」という、「規制に従っていますサイン」さえ送ればいい。
ショタもの、文章オンリーの作品で「萌え」を表現するためには、どうしても思春期がどうしたとか、「中一にしては小柄でまだ発毛もない」とかいう具体的描写が必要になります。それを避けるようなことをしていたら、メールのやりとりの通り、表現が萎縮する。だから多くのDLベンダーも印刷屋も、表紙など目立つ部分への配慮、で折り合いをつけているんです。ポプルスみたいに、いつの間にか「文章でも未成年の年齢表記や小学校とかいう表記はNG」って言い出すバカ会社も出てきましたけどね。
これらは、明らかに過剰反応、過剰自主規制で、自らの首を絞めるスタンスだと思います。
同人の委託販売等は、作り手を理解し、作り手の側に立つ企業にやってもらいたい。二次元であれ文章であれ潔く全てのロリショタコンテンツを扱わないという姿勢ならまだ納得もしますけどね。
まずはギュッと!とのやりとり
まあ通常、本当に人間ができている人はおバカさんに多少侮辱されても相手にせずにすっと引っ込むものですが、僕は全く人間ができていませんので、そんな大人の対応はできません。
まずもともと販売されていた「痴漢電車」を、一切文章を変えずPDFレイアウトやEPUB追加のバージョンアップをしました。この作品はそもそも新しく、去年の夏以降に登録したもののはずです。
ところが、
ギュッと!のメール
再度アップロードいただきました作品データを確認させていただいたところ、 3ページ目に小学校という文言がございました。 弊社倫理規定改定に伴いましてこちらの文言には伏せ字等の修正を お願いしております。
例:私立小学校→私立○学校、私立学校
以下省略。一度販売したものを中身を変えていないにも関わらず、という点と、だいたいテキストの中身にどうこう言う姿勢が頭にきます。
そこで僕の返信
サンプルはともかく本編の文章について当方は修正に応じる意思はありません。言葉狩をするなら同人の販売など扱わないことです。
貴社にて勝手に修正するなら任意にどうぞ。
やらないならすべての作品を取り下げますから、プールされている売り上げ残額を振り込んで下さい。
DLsiteは同様の「言葉狩り」をやりますが、数ヶ所の「小学校」「10歳」程度の表記なら向こうで伏せ字にしてくれます。現に「痴漢電車」は販売OKです。
ギュッと!の返信
サークル様より
>貴社にて勝手に修正するなら任意にどうぞ。
とご連絡をいただきましたが、
弊社では作品データ内の修正につきましてサークル様のご承諾を
いただいたうえで作品を修正させていただいております。
また
>やらないならすべての作品を取り下げます
こちらにつきまして現在ご登録されております作品を全て販売を停止
ということでよろしいでしょうか。、
販売を停止とさせていただいた場合、現在繰越させていただいております
ロイヤリティの残額をご指定の口座へご入金させていただきますので
よろしくお願いいたします。
ここで、文言に従えば向こうで修正を加えるオプションもあるように読み取れますので、一応確認。
僕の返信
二点について了承致しました。
ただしこちらの意図としては、「修正内容をお任せし、作業を委任する」という意味です。
いくつかのベンダー様にダウンロード作品を登録させていただいていますが、本編文章についてまで修正を求められるベンダー様はわずかで(知る限り貴社の他に一社だけ)、しかもその基準は必ずしも明確ではなく、いちいち意識していたら作品の内容が萎縮してしまいます。特に文章では、外見や人物の印象を読者の主観に委ねるわけにいかず、「文字」で明示表現する他ありませんから。
そのため、文章内、あるいはイラスト、挿絵についても、「コミケ基準」あたりを超える修正については、ベンダー様に「作業」「方法、内容」をお任せしています。つまり「貴社の基準に合う修正を、貴社の作業にてお願いします」ということです。「追加修正について承諾」しているつもりなのですが。
作業そのものをどうしても当方でやらなければならないというならば、こちらの許容範囲を超えてしまいます。
ということなので、ご返答には若干誤解が含まれていると思います。追加修正作業そのものを、どうしても当方でやらなければいけませんか? ということですので。
もしそうであるならば、やはり全作品の販売停止とさせていただきます。修正の委任が可能であれば、それをお願いし、このまま他作品の販売も継続させていただきたいと思います。
ギュッと!の返信
>文章内、あるいはイラスト、挿絵についても、「コミケ基準」あたりを超える修正については、ベンダー様に「作業」「方法、内容」をお任せしています。
>つまり「貴社の基準に合う修正を、貴社の作業にてお願いします」ということです。「追加修正について承諾」しているつもりなのですが。
こちらに関しまして、サークル様の作品を弊社の倫理規定に沿って追加修正をさせていただきますとサークル様のオリジナル作品とは
全く異なるものを販売せざるを得ない状況となりえますので作品本編に関しましての修正はサークル様にお願いしたく存じます。
今回サークル様側にてご修正が困難とのことですので誠に申し訳ございませんが、弊社の倫理規定に照らし合わせました結果、
お取り扱いができない作品となりますので販売を見合わせていただきたいと存じます。
ということなので、最終決断し、僕の返信
了解致しました。
それでは全作品の販売停止及びプールされている売り上げの振り込みをお願いします。振り込みを確認次第、販売者登録を抹消させていただきます。
なお、「倫理」規定などという呼び方は、表現者に対して非常に失礼なものであることを申し上げておきます。「弊社表現自主規制規定」とでも呼んで下さい。
差別を助長するものなどならわかりますが、ゾーニングされた中で成人が成人のニーズを満たす性的な表現は、いかに特殊であろうと、創作物である限り「倫理」などという価値基準とは無関係です。もし創作物の中身に正義とか法律とか当てはめて言うならば、悪人を主人公とした小説も、それこそ成人が成人を対象にしたレイプものも全て「倫理」に反することになってしまいます。しかしそれは実際には実行において当てはまることであって、創作とは全く次元が異なります。
この程度のことも理解しないで「成人向けコンテンツ」の販売、表面を取り繕って実質的な「ロリ、ショタ」という「児童を性対象とした」コンテンツを扱うことは、それこそ「倫理」に反するのではありませんか?
という流れでした。で、まだ残額の振込手続きは終わってないぽいんで、火曜にはこっちからメールしないといけません。4700円ほどなんで、もったいなくてぶっつりとは切れない。5000円以上から自動振込なんでねえ。
まあエロ本売ってるヤツが「倫理」とか口にするなって話。だって倫理って、正義とか悪とか、正しいとか間違っているとか、そういう価値基準でしょ? 作り話の「中身」そのものに当てはめる発想が頭が悪すぎる。まあそういうやつ多いんですけどね。「映倫」とかあるし。
でも作り手側の本音は、エロであろうと芸術であろうと、創作の中身に公権力が介入する資格などなく、警察や司法機関にわいせつかどうか判断する資格もなく、そんな能力のある人間もいない、というところだと思います。極端? 僕はこれがコンセンサスだと思っています。ゾーニングさえすればね。求める人に求められるものを表現して提供する範囲においては。そこを作り手、メディアなどが自主規制し、ゾーニングすればいい。
現状は公権力も、「我々は表現に介入する資格を持っている」と、一般に認知させることができれば、納得するんです。「局部へのモザイク」っていうのが、表現し、表現物を頒布する側の、「その司法の力を認める」というポーズの典型です。公権力もモザイクを見て、「その意思表示、受け取った」となる。日本らしい。モザイクさえ入れれば、「監禁レイプ」というあからさまな犯罪行為を描いても構わないんです。日本は懐が深い。
そういうものに、金と暇を持てあました「世の中のために何かしたい」人々から金を吸い取り、名を売り、その名をさらに金と力にしたい団体や個人が目をつけます。アグネスであり、また別の畑ですが、シーシェバードです。
「子どもを守る」「動物愛護」などという響きのいい言葉で、攻撃しやすいところを、目立つやり方で攻撃する。その資金は、金と力をつかみ、人生のピークを過ぎて、自分の溜め込んだ金に罪悪感すら覚えている多くの虚しい資産家から吸い取るのです。無尽蔵。
アグネスにも日本ユニセフにもシーシェパードにも正義などないし、倫理などない。ハイエナやダニに例えるのも彼らが気の毒なほどの存在です。彼らにあるのは「攻撃しやすく弱いものを攻撃して、金に換える」という腐った根性と貪婪さであり、資産家は意識せざるうちに弱い者いじめやマイノリティ排除、創作破壊あるいは文化の後退へ加担しているのです。
日本の公権力だって、本当はなるべく今の児童ポルノ関連に踏み込みたくないんですよ。やり過ぎると同じ原則で危険なことがたくさんまかり通るヤバい世の中になるということは、国のトップの賢い人もわかっていらっしゃる。だからモザイクと同じで、目立つ部分で、「ハイ、ランドセル描いてません、黒い鞄しょってます」「四頭身だけど18歳以上」という、「規制に従っていますサイン」さえ送ればいい。
ショタもの、文章オンリーの作品で「萌え」を表現するためには、どうしても思春期がどうしたとか、「中一にしては小柄でまだ発毛もない」とかいう具体的描写が必要になります。それを避けるようなことをしていたら、メールのやりとりの通り、表現が萎縮する。だから多くのDLベンダーも印刷屋も、表紙など目立つ部分への配慮、で折り合いをつけているんです。ポプルスみたいに、いつの間にか「文章でも未成年の年齢表記や小学校とかいう表記はNG」って言い出すバカ会社も出てきましたけどね。
これらは、明らかに過剰反応、過剰自主規制で、自らの首を絞めるスタンスだと思います。
同人の委託販売等は、作り手を理解し、作り手の側に立つ企業にやってもらいたい。二次元であれ文章であれ潔く全てのロリショタコンテンツを扱わないという姿勢ならまだ納得もしますけどね。
PR