忍者ブログ
おもに少年愛と小説に関する雑記。エッセイとコラム
[PR]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

少年の街 チビ玉とジョージ 完結!
 さて、連作中の一本ながら、一作を完結に導くというのはなかなか感慨深いものです。

 直行はこちら 携帯版 PC版

 以下ネタバレ含むので、本編お読みになってからどうぞ。
 この一本の着想は、実際某国の少年売春街にて、ホテルで、日本人の、老人と言っていい年齢の客が、「ボーイ二人に首を絞められ浴室でメッタ刺しにされ」殺害されたという事件にヒントを得ています。
 実際の事件は少年の年齢が確か16,7ですし、背景はもちろん全く僕の空想です。
 ヤクザまがいの道に片足を踏み入れつつそうした街で仕事をする少年に、被害者は隙だらけで金を持っているところ見せてしまったのかと思われますが、少年の方にも逃げ場のあるはずもなく、客の財布から金や貴金属を抜き取る程度ならともかく、強盗殺人のような事件は、実際には滅多に起こらないものです。
 したがって、少年に(借金など)追い込まれた事情があったか、盗みを咎められさらに侮辱された(凶暴な手口から)か、というような事情は推察されます。
 そして、多くの国で警察は弱い立場の少年の味方ではありません。事件のあった某国はそこまでひどくないのですが、例えば児童売買春の現場においては、客も、経営者も、「少年も」逮捕です。しばらくして放り出されますがなんら保護があるわけではありません。
 浮浪児が全裸にされ警官にタコ殴りにされている映像も見た覚えがありますね。たぶんアフリカの方の荒れた国ですが。

 このような現実の事情をベースに、やや浪花節的な誇張が過ぎるかと思いますが、少年同士の悲劇的な出会いと別れ、そしてこれまでに連作中で出した登場人物を有機的にからめて物語を作りました。
 実際の事件や事情を構想のベースにしているものの、テーマはそちら(つまり風刺や社会的テーマ)でなく「人間」や「少年性」そして「エロ」です。ただ、「そんなの作りすぎだろ」というほどには作ってないんだよ、ということで、リアルな実情をここに記してみました。

 思ったよりいろんな意味で重い話になったので、少し間を取るには絶好かなと思います。これから三月のイベントに向けていろいろ動き出すと、サイトの更新はどっちみちスローになりますし、あまりにいろんなことを並行しすぎるとやっぱりきついです。特に「子ども部屋DSV」は「ちょっとずつ」ってのができません。ほんとややこしいのでw

 少し休止してこのあと「少年の街」は、最低限NGOネタ(ちょっとバラすとア○ネスみたいなのがトップにいる偽善的団体に街がかき回されるのに対して、街の子どもや大人も一緒になって逆転の罠をしかける、というものです)、小ネタ、最終話(三木とまだ登場していない少年の話)は用意していますが、連作の強みで、ノれば間にでも、終わってからも世界観つながりの話は書けるかな、と思っています。「合鍵」もそうなんですけどね。

 んでは、皆様よいお年を(って工事程度の更新はまだするかもしれませんし、ブログはまだなんか書くと思いますがw)。

デジタルノベル 秘密の部屋「子ども部屋」後日談 -CASE:駿-(夢幻童)夢幻童Short Story Collection-2008冬-(夢幻童)
同人ダウンロード ギュッと!

拍手[0回]

PR
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Comment:
Pass:
トラックバック
この記事のトラックバックURL

この記事へのトラックバック