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さて、一応ショタケ向け(一応というのは抽選がどうなるかわからないので)である新作、「STIGMA SIDE-KOICHI Vol.1」のテキストが、がおおむね完成しました。
この作品は2007年の「小説無間」の前日談にあたります。「小説無間」では主人公の少年幸一君小五の秋からスタートするわけですが、彼の小四の春。黒崎との出会いから物語がスタートします。
STIGMA全体では時間軸で小説無間の直前まで描く予定ですが、今回は小四の一学期、文章の半分以上分は梅雨明けのある二日の「お泊まり」を描きます。
小説無間のスタート時点で相当に仕込まれていた幸一君は、なぜあんな風になってしまったのかを描くわけですが、同人誌では「幸一君の一人称」を採用し、サイトで黒崎一人称で同じ物語を連載する予定です。エロスの展開も会話も全く同じものを、違った視点で描くわけです。
Vol.1、小四に上がったばかりの幸一君は、当然未精通、オナニーという言葉すら知らず、セックスという言葉も耳にしたことがある程度。男女がセックスすれば子どもが生まれることすら知りません。また極端に不幸な生育歴から、他人との繋がりを避け、自己肯定感のほとんどない少年です。
そういう子のさびしさを敏感に嗅ぎとり、彼のまっさらの性体験をじわじわとすり込んでいく黒崎の悪意が少年の一人称から仄見える他、相当苦労して未熟な文体を作り、本当に何も知らなかった子が強烈な性体験に引きずり込まれ快感や恐怖や痛みを覚える様を、少年の主観視点で描いています。
これから変更する可能性のある文章ですが、一部を公開。
おじさんはと中からあぐらになって、ぼくをひざの上に乗せてだっこした。いろんなことを話しながら、おじさんは手を動かして、ぼくの体のいろんな所をなでた。頭、ほお、太もも、おなか……ぼくはパソコンに夢中になっていて、最初あまり気にしていなかったんだけど、おじさんはぼくがただ力をぬいてされるがままにしていると、いくらでもあたたかい手でぼくの体中をさわったりもんだりした。何となく、ペットの犬に人がすることと、似ているなあと思った。ぼくはいやだとか思うどころか、おじさんに、ずっとこうしてだっこされていたいなあ、って感じて、そんな風に感じる自分が、よくわからなかった。もしかしたら、普通の人から見たら、ちょっと変かもしれない。でもだれも見ていない。だからぼくは、そのまま体の力をぬいて、おじさんにだっこしてもらって、なでてもらう。ぼくがおじさんにだきついたわけじゃなくて、おじさんがだっこしてくれて、おじさんがぼくの体を、そうしたいと思って、なでている。犬をかわいがるみたいに。なぜかはわからない。おじさんはかしこくてえらい人だけど、普通じゃない所も、あるのかもしれない。
おじさんは、ぼくの半ズボンの、おちんちんのあたりに右手をおいて止めた。左手はぼくの太もものはだをさすっていた。ぽんぽんって、右手がひょうしを取るように動いた。おじさんは、ぼくの反応をまっている、という気がした。いやがるかな、って。おじさんがこれから何をするつもりなのか、ぼくにはよくわからなかったけど、こわくはなかったし、だっこはされていたかった。それに、またもう一度、ここに遊びに来たかった。何回でも。いやがったら、もうだっこしてくれないかもしれない。家にも、入れてくれないかも。この先おじさんが何をするのか、ほんの少しだけ不安があったけど、それよりぼくは、ここに来られなくなって、だっこもしてもらえなくなる方が、ずっといやだった。だからぼくば、ちらっとおじさんの方を向いて、下から顔を見ただけで、すぐ体の力をぬいて元のしせいになった。おじさんはやさしい目で、ちょっとだけ笑っていた。
おじさんの右手は、ぼくの足の間に入って、ズボンの上からぼくのおちんちんを、かるくにぎった。その手がゆるんで、またにぎった。もう二人とも、お話しなかったし、ぼくはマウスをにぎる手をはなしておじさんのうでに乗せて、顔はパソコンの画面をじっと見ていた。体が熱くなってきた。おじさんはぼくのおちんちんを、ぎゅっ、ぎゅっ、て何回かにぎった。ぼくは変な気もちになった。変っていうのは、これまでに感じたことのない気もちだから、そうとしか言いようがない。
自分としては読みづらさと萌えのバランスを考え、相当苦労して選んだ文体ですが、いかがでしょうかねえ。
なお小説無間の展開は相当強烈で、まさに残酷なものです。しかし本作単体では、そのように展開する必然性を含みながら、エロは「ハードで濃厚」といったレベルのもので、SM未満です。Vol.2では相当SM色が強くなるでしょうね。もちろん単体で楽しめますから、痛々しい強烈なSMは苦手という方でも、いける範囲でしょう。
あとは主人公の造型で、いわゆる「天真爛漫元気っ子」でないと萌えない方には、向いてないでしょうね。不幸で心に問題を抱えた子です。あと外見描写は歳のわりにちょっぴり大柄、ちょいぷに、色白丸顔です。まあこの辺は小説ですから、(そもそも少年の一人称で自分の外見を細かく書くのはおかしいですし)あまりくどく描写していないので幅広く楽しんでいただけるかと。
それから時代設定は2007年以前ですが「現代」の範囲です。リアリティにこだわりつつ服装だけはデニムの半ズボンを穿かせたりして、そこはフィクションなので、独自に世界を作っています。
この作品は2007年の「小説無間」の前日談にあたります。「小説無間」では主人公の少年幸一君小五の秋からスタートするわけですが、彼の小四の春。黒崎との出会いから物語がスタートします。
STIGMA全体では時間軸で小説無間の直前まで描く予定ですが、今回は小四の一学期、文章の半分以上分は梅雨明けのある二日の「お泊まり」を描きます。
小説無間のスタート時点で相当に仕込まれていた幸一君は、なぜあんな風になってしまったのかを描くわけですが、同人誌では「幸一君の一人称」を採用し、サイトで黒崎一人称で同じ物語を連載する予定です。エロスの展開も会話も全く同じものを、違った視点で描くわけです。
Vol.1、小四に上がったばかりの幸一君は、当然未精通、オナニーという言葉すら知らず、セックスという言葉も耳にしたことがある程度。男女がセックスすれば子どもが生まれることすら知りません。また極端に不幸な生育歴から、他人との繋がりを避け、自己肯定感のほとんどない少年です。
そういう子のさびしさを敏感に嗅ぎとり、彼のまっさらの性体験をじわじわとすり込んでいく黒崎の悪意が少年の一人称から仄見える他、相当苦労して未熟な文体を作り、本当に何も知らなかった子が強烈な性体験に引きずり込まれ快感や恐怖や痛みを覚える様を、少年の主観視点で描いています。
これから変更する可能性のある文章ですが、一部を公開。
おじさんはと中からあぐらになって、ぼくをひざの上に乗せてだっこした。いろんなことを話しながら、おじさんは手を動かして、ぼくの体のいろんな所をなでた。頭、ほお、太もも、おなか……ぼくはパソコンに夢中になっていて、最初あまり気にしていなかったんだけど、おじさんはぼくがただ力をぬいてされるがままにしていると、いくらでもあたたかい手でぼくの体中をさわったりもんだりした。何となく、ペットの犬に人がすることと、似ているなあと思った。ぼくはいやだとか思うどころか、おじさんに、ずっとこうしてだっこされていたいなあ、って感じて、そんな風に感じる自分が、よくわからなかった。もしかしたら、普通の人から見たら、ちょっと変かもしれない。でもだれも見ていない。だからぼくは、そのまま体の力をぬいて、おじさんにだっこしてもらって、なでてもらう。ぼくがおじさんにだきついたわけじゃなくて、おじさんがだっこしてくれて、おじさんがぼくの体を、そうしたいと思って、なでている。犬をかわいがるみたいに。なぜかはわからない。おじさんはかしこくてえらい人だけど、普通じゃない所も、あるのかもしれない。
おじさんは、ぼくの半ズボンの、おちんちんのあたりに右手をおいて止めた。左手はぼくの太もものはだをさすっていた。ぽんぽんって、右手がひょうしを取るように動いた。おじさんは、ぼくの反応をまっている、という気がした。いやがるかな、って。おじさんがこれから何をするつもりなのか、ぼくにはよくわからなかったけど、こわくはなかったし、だっこはされていたかった。それに、またもう一度、ここに遊びに来たかった。何回でも。いやがったら、もうだっこしてくれないかもしれない。家にも、入れてくれないかも。この先おじさんが何をするのか、ほんの少しだけ不安があったけど、それよりぼくは、ここに来られなくなって、だっこもしてもらえなくなる方が、ずっといやだった。だからぼくば、ちらっとおじさんの方を向いて、下から顔を見ただけで、すぐ体の力をぬいて元のしせいになった。おじさんはやさしい目で、ちょっとだけ笑っていた。
おじさんの右手は、ぼくの足の間に入って、ズボンの上からぼくのおちんちんを、かるくにぎった。その手がゆるんで、またにぎった。もう二人とも、お話しなかったし、ぼくはマウスをにぎる手をはなしておじさんのうでに乗せて、顔はパソコンの画面をじっと見ていた。体が熱くなってきた。おじさんはぼくのおちんちんを、ぎゅっ、ぎゅっ、て何回かにぎった。ぼくは変な気もちになった。変っていうのは、これまでに感じたことのない気もちだから、そうとしか言いようがない。
自分としては読みづらさと萌えのバランスを考え、相当苦労して選んだ文体ですが、いかがでしょうかねえ。
なお小説無間の展開は相当強烈で、まさに残酷なものです。しかし本作単体では、そのように展開する必然性を含みながら、エロは「ハードで濃厚」といったレベルのもので、SM未満です。Vol.2では相当SM色が強くなるでしょうね。もちろん単体で楽しめますから、痛々しい強烈なSMは苦手という方でも、いける範囲でしょう。
あとは主人公の造型で、いわゆる「天真爛漫元気っ子」でないと萌えない方には、向いてないでしょうね。不幸で心に問題を抱えた子です。あと外見描写は歳のわりにちょっぴり大柄、ちょいぷに、色白丸顔です。まあこの辺は小説ですから、(そもそも少年の一人称で自分の外見を細かく書くのはおかしいですし)あまりくどく描写していないので幅広く楽しんでいただけるかと。
それから時代設定は2007年以前ですが「現代」の範囲です。リアリティにこだわりつつ服装だけはデニムの半ズボンを穿かせたりして、そこはフィクションなので、独自に世界を作っています。
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