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おもに少年愛と小説に関する雑記。エッセイとコラム
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実在少年を非実在少年化するテスト
 ショタケ前後にお絵描き熱が久しぶりに盛りあがって、けっこう絵に時間割いています。

 実験的に新しい試みをいろいろやってるんで(要するに未熟だからであって、客観的に斬新な試みというわけではないです)、時間がかかります。



 最終的にはPixivに上げるつもりなんですが、その際には、この全裸版に加えて最低でも「ダボシャツだけ」バージョン差分をつけようと思っています。でかい某野球チームのシャツだけ着て、パパにでも見せてるところ、っていうことで、両手拡げたポーズなんですよね。

 ご存じかと思いますがPixivは無料会員だと作品の差し替えができない。このヌードバージョン自体の塗りなどもまだ変わるかと思うんで、全部仕上がってからアップです。でも時間がかかりすぎるんで、先にブログで小出ししようというわけです。

 記事タイトルの意味ですが、要するに少年のキャラクターが新作で、写真の少年をモデルに作ったからなんですね。

 元写真は低学年の子なので、もっと幼くしたかったんですが、四年生くらいには見えちゃいますよね。思い切って頭身落とすのも難しい。やり過ぎるとそのままじゃいろんな体位(笑)させられないし。

 この絵もSTIGMAの表紙描いたあたりからの手法を継承しています。

 ま、絵師未満の僕ですが、どんな風に描いているかってのを、覚え書き的に書いておきます。

1.鉛筆で画用紙に下絵を描く
・この際、実際の仕上がりよりも相当大きくスペースをとって、主体の少年はなるべく全身を指の先まで描く(練習の意味からも)。
・下絵は顔を円(球)で描く。両肩を頂点にした下向け二等変三角形がボディのベースで、下の頂点が股下ないし性器の位置となる。これも三角と書いているが実際は楕円の円錐。
・楕円もしくは魚の尻尾を切ったような図形をつなぎ合わせて手足とする。
・ここまで、頭身や体の角度など、詳細を描いてからおかしくならないように丁寧に修正をくり返す。
・顔、ボディのラインを入れる。どうせPCで上書きする下絵だが、顔だけは十二分に描き込んで、仕上がりの絵で伝える表情に近いものにしていく。

2.スキャン
・スキャナで取り込み。めいっぱいの600dpi。一回のスキャンで入らないサイズは、二回以上ずらしてスキャンしてつなぎ合わせる。下絵なのでつなぎ目は見えても構わない。

3.主線
・最近は最初から最後までフォトショップ使用。
・スキャンした下絵を、セピアか水色系に変換し(そのためにカラーで取り込む)、透明度50%ほどに、薄くする。
・主線用レイヤーを作る。
・下絵の線を元に、ペン入れ。ナチュラルブラシの、鉛筆っぽい味の出るヤツが昔から好み。経験的に600dpiの原稿に対し9pxで。
・細かい作業で手が震えるという弱点を克服する方法として、「くり返し練習してきれいな線が引けるまでがんばる」「ツールの補正を使う」「弱点をそのままに、場合によっては強みにする描き方を考える」くらいがあげられると思うが、最近は三つ目を追求している。一発描きの滑らかな軌道と強弱は無理だが、鉛筆ぽい荒さのあるペンでくり返し線を引き、ラフ味の残ったままに、主線とする。
・今回は特例的に、けっこうtransformを用いている。顔の大きさ、手の長さ、手足の大きさなど、丁寧に描き込んでからおかしいなと思ったら、必ずしも消してイチから描き直さず、変形でうまくいかないか試みた。
・下絵にはある瞳の中の塗りや、頬の赤みなどは、主線の時黒い線で描かない。仕上がりがフルカラーイラストの予定なので。

4.着彩
・主線が納得いく仕上がりならば、下絵は非表示にする。
・明るい肌色等がよく見えるように、明るい水色などのレイヤーをつくり、主線レイヤーの下に入れる。
・主線と水色バックの間に、まず「肌ベース」レイヤーを作る。
・明るい肌色単色を、ボディや顔のところに流すわけだが……コミック的に主線を滑らかな繋がった線で描いていれば、範囲選択とバケツで、瞬時に塗ることができるが、ラフな主線ではうまくいかない。以前はいきなりエアブラシで肌の濃淡を塗り分けていったのだが、どうしても白く抜ける部分ができ、淡い着彩になってしまう他、背景との合成が難しかった。
・そこで、不透明度100%の太い線(色白の子の、ハイライト部以下ではもっとも明るい部分の色の)で、主線の内側を囲んでいく。
・囲んだ範囲にバケツで色を流す。すき間ができるのでそこもブラシで塗る。この時バックの水色が役に立つ。
・ベース色は、髪部、他の人物や背景、アイテムなど全てに割り当て、塗ってしまえば色域選択で容易にその範囲を囲えるようにしていく。
・着彩レイヤーを、パーツごとに作る。肌用、髪用、服用など。
・エアブラシ(最近は透明度10%くらいで使っている)でシャドーを入れる。僕の絵は塗りが浅くなりがちなので、暗いところはもっともっと暗く、と意識している。
・今回は髪型にちょっと凝っている。髪塗り、瞳ベース(白目)、瞳、頬の赤みなど、細部はできる限り別レイヤーにして地道に描く。

・ハイライトを入れる。髪、頬の赤みの上、場合によっては膝小僧、アイテムなど、思い切った濃度の高い白で。

 とまあ、こんなところ。長いな。他にもだいじなことがけっこうあるんだけど。

 この絵が仕上がったら、話題のCLIP STUDIO PAINT PROで、次に挑戦してみたいと思います。無料って素晴らしい。

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