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おもに少年愛と小説に関する雑記。エッセイとコラム
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新作「STIGMA Side-Koichi Vol.2」概要と一部公開
 イベント参加については、また別に記事をあげますが今回は新刊情報

「STIGMA Side-Koichi Vol.2」86Pカラーカバーつき新書。約40000字。予価600円。

(あらすじ&概要)
孤独な少年幸一は小4の春引っ越したマンションの隣人黒崎に奇妙な関心を寄せられ、当初これをおそれる。
 しかし彼の強引さに戸惑いながらも彼の「優しさ」や親切に流され、次第に彼に依存しはじめた幸一は、全くの無知の状態から、少しずつ早すぎる性体験を擦り込まれていくのだった。
(Vol.1)
 幸一は黒崎のなすがままに深みにはまっていく。恥辱や苦痛をともなう行為も断ることができないのだ。黒崎の巧みな威圧や「優しさ」によって。
 いつも最後に選ぶのは幸一なのだ。最後の扉を開くかどうかも、彼にゆだねられていた。

 未成熟な少年の一人称による主観的なエロスと、快楽、恐怖や苦痛の描写。その向こうに仄見える業深き学者黒崎の悪意。




(抜粋)
「まずは首輪だな。つけてあげるからな」
 おじさんは黒い皮の、金ぞくのびょうがいくつも打ってある首輪を、ぼくの首にまいて、首がしまらない、でも抜けない、ゆったりした感じで止めた。皮はごわごわしていたけど、思ったより軽かった。
「次は手かせと足かせだ」
 と言って、おじさんはぼくの手首と足首にも、首輪の細くて小さいみたいなのをまいて止めた。それだけでぼくははずかしくなったけど、何だかドキドキもした。今は別にいたくない。ただこれまでのことだって人には言えないし見せられないことばかりだけど、今のすがたが人に見られたらと思うとすごくはずかしい。
 おじさんは首輪にくさりをつないで、ぼくを四つんばいで歩かせた。ぼくはドキドキしたけど、それだけではおちんちんはかたくならなかった。
「ちょっと物足りないなあ。ペットごっこだからしっぽをつけてあげようか」
 とおじさんは言った。しっぽをつけたら、ますますはずかしくなるとは思うけど、あまりこうふんはしないんじゃないかな、とぼくは思った。でもまちがっていた。
 おじさんがかかえてきた道具から出したのは、あのローターみたいに電気のコードが出た、ローターの倍くらいは長さのある、「シリコン」というちょっとやわらかいプラスチックでできたオモチャで、コードのがわは太いモールみたいな茶色い毛のたばになっていた。
 ぼくは何をされるかすぐにわかったけど、いやだとは思わなかった。だたちょっとこわかった。けど、あのシリコンの棒でも、おじさんのおちんちんより細いし短いんだから、いたくはないと思う。
「げんみつな区別はわからないけど、これはバイブレーターっていうんだ」
 と半とう明のシリコンのぼうにローションをぬりつけながら、おじさんは説明した。
「小さな長細いか丸い形で、ただビリビリするのがローターで、よりちんちんに近づけてあって、ビリビリふるえたりうねうね動いたりするのが、バイブレーターかな。そのうちもっと大きくていろいろきのうのついたやつを入れてあげよう」
 おじさんはこともなげにいうけど、ぼくはおなかの底が重くなる。

 おじさんはローションでぬらした指を四つんばいのぼくのおしりの穴にぐいぐい入れた。それはそんなにいたくなかったけど、ぼくはおちんちんのあたりがむずむずして、少しぼっきしてしまった。指がぐるぐる回って、抜いたりさしたりされて、おじさんはもう十分と思うと、しっぽの型のバイブレーターを、ぼくのおしりに押しこんだ。最初はなんだか冷たくて、気もち悪かった。何度か抜いたりさしたりの動作のあと、根本まで入ったみたいだった。おじさんはバイブレーターのスイッチを入れた。ぼくのおなかの中でうぃーん、とくぐもった音がして、バイブレーターがびりびりして、それにくねくねしてぼくの腸のかべをこすった。
「あ……ふ、あ……これ」
「気もちいいか幸一」
 ぼくは返事できない


 これでまだ序盤。全体にSM全開の内容となっており、「小説 無間」の直前までが描かれます。


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