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おもに少年愛と小説に関する雑記。エッセイとコラム
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ショタスクラッチより帰還
 さほどのサプライズはないものの、楽しい東京行となった。

 ショタオンリーイベントとして過去最大規模の240スペース+委託30SP。委託をお願いしていることもあって、行列は好まないが会場前に並んだ。行列の長さもサプライズにはあたらず。会場のキャパも何とかなっていて(これ以上増えると厳しいと思われる)、買い物もおしゃべりも楽しめた。

 珍しくけっこう本を買ったのだが、最大の目当ては「団地の学校」という本だった。最終巻単独ではエロなしというある意味驚きの結末だったが、足かけ三年ほどかかったという7巻のストーリー、読み応え十分だった。特筆すべきはそのリアリティで人物造形や小道具の使い方に作者の方の才能とこだわりを感じる。エロもかなり濃い(ついでに鬼畜)のだが、その描写も「女性作家である」という違和感を全く感じさせない。たかがエロ本というなかれ、精魂込めて作られた作品はやはり心に響くのだ。俺がやられる少年を本気でかわいそうに思って、彼を助ける少年に惹かれるくらいだから相当なものだ。

 会場でしつこくだべっていたのは、某大手さんの本が欲しかったから。2:30から発売って、そんなのありかよ。熱狂的なファンが多い人だから、ドタキャンよりは喜ばれると思うが、3:00でイベント終了だから行列が長いとタイムアップになりかねない。主催に迷惑がかかりかねないと思うが……。せめてあと三十分早く来ることはできなかったのだろうか。文句を言いつつ押さえたかった本は買ったけどねw

 そこの本を買って、四人で新宿に移動した。初めての人はいないし、小規模で気楽だった。関西の時来られなくて、音信不通だったAさんとも合流できた。生存確認できて何より。
 喫茶店→焼き肉屋→カラオケ、と毎度のコース。話題の中で面白かったのが、「萌え」の温度差についてだ。
 俺の場合、鬼畜の最右翼みたいに言われることもある(一面、否定はできない)が、実はやたら痛めつけたり傷つけたりすれば萌えるというものではない。むしろ少年の抱える背景や、監禁されたとすればその哀れさに萌えるのであって、行為そのものだけには興奮しないし、従ってマニアックな「責め方」や「プレイ」などにはほとんど興味がない。そして一方「性的」な側面がないとあまり萌えない。
 一方、特定のフェティッシュなプレイや「責め」に萌えるという人ももちろん多い。「おもらし」「スパンキング」「戸外放置」とかw あとシチュエーションで、「スパルタ塾」「少年囚」だとか。恥辱や苦痛を与えればよくて(恥辱には多く性的側面はあるけれども)、性行為は大して萌えないというか、むしろいらないという人も、こと少年を性対象にする場合、多いようだ。
 みんな部分的に重なってて、一人として同じ嗜好の人間はいない。ショタなんて狭いカテゴリに入る人同士で、趣味がいいだの悪いだの、どっちが王道だの邪道だの言っても仕方がない。
 俺とて少年のやおい的あり得ないようなリアクション(「ああん! 僕のケツマンコ熱いよう!」とかw)を身内で嗤ったりしないでもないし、アニメキャラに萌えるのにリアルの少年に萌えない、萌えないばかりか萌える人を蔑む目で見る方々を、こちらから蔑んでみたりもするが、面と向かって失礼を働くつもりもない(こちらが非難や罵倒をされれば、議論には持ち込むと思うが……)。
 だいたい俺が太めが好きということに関して、悪食っぽいニュアンスで何か言ってくる人もいるけど、ショタっていうだけですでに変態なんだから悪食も美食もないんだよな。日常穿かないようなおかしなビキニ穿かせた子に萌える方が俺の主観では「悪趣味」だw 主観ではね。
 まあ、そんなこといろいろ考えた。

 夜行で帰る方もいたので、早回しで遊んで、九時頃にはおひらき。そのあと、一人でネットカフェに向かった。エヴァのコミックの10巻が未読で、これを読むのも目的の一つ。この内容についてうんちく言い出すときりがないし、ついでに俺はあまり詳しくないのでおそらく的外れなことを書くだろうからここでは詳しくは触れない。ただ、アニメの方で説明不足だった部分の「補完」の役割は果たしてるし、好みの問題はあるにせよ一読の価値ありだ。ジジイになる前に完結してくれないと、買うのも恥ずかしいのだが、物語の「根幹」に関わるいくつかの疑問(ファンの方はそれぞれに解釈をお持ちだろう)に、一定の解答が得られるのか、それとも得られないのか、やはり楽しみだ。

 今回はかなり体調がよかった。ちょっとはしゃぐたびに寝込むはもどすわでは外に出る気力も萎えるが、何とかこのぐらいの調子でいきたいものだ。

 イベント参加の話だが、2月のショタスクラッチにはサークル参加したい。NegativeReactionの続きと御堂を新刊として持っていく。3月にやねん(大阪)があるが、近いので一般参加は間違いない。間隔が短いのでサークル参加はちょっと迷うところ。で、何かこの前参加したCUTEの二回目が1月にあるらしい。……ちょっと多すぎないか? 月イチって……。サークルさんも売るものないだろう。五月にショタケットがあるとすれば、その後スクラッチが6月、9月にたぶん大阪、で、今回の一年後で10月東京……。イベンター同士で調整して年に東京×2、大阪×2くらいにした方がいいような気が……。それか、ショタオールジャンルじゃなく少しカラーをつけるか……。一般もサークルもやりづらい気がする。

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コメント
この記事へのコメント
お疲れ様です。
>生存確認できて何より。
 全くです(^^;;

>ショタなんて狭いカテゴリに入る人同士で、趣味がいいだの悪いだの、どっちが王道だの邪道だの言っても仕方がない。
 これはその通りだと思います。
 知らない人、興味のない人からみればどれも同じ変態以外のなにものでもないわけで。
 そんな狭いジャンルでケンカなんかしてもしょうがないと思います。

 僕も自分と完全に趣向が一致する人なんて会ったことないですが、部分的に重なる方なら結構いるということは分かってきました。
 だからイベントにも参加するし、オフにもさんかしているわけで。

 あーでも、どっかにショタで寒冷フェチの人っていないかなぁ。誰もいないもんなぁ。

>早回しで遊んで、九時頃にはおひらき。
 実はあの後僕とTさんの二人はさらに1時間ほどオフやりました。とりさん様も誘えばよかったねぇとか言っていました(笑)。
 カラオケショップにもう一度入って無駄話していただけですけどね。
2006/11/01(水) 00:45:59 | | キクミ #575249fe55[ 編集]
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