零時過ぎやっと家についた。と言ってもまたしばらくは出入りが激しいのだが……合間を縫って小説も更新していきたい。ここで長期に連載が止まるのもまずい気がするしｗ

　それはそうと、なかなかいい旅行だった。坊やとも再会できたし、幸い帰りの荷物に彼は入っていないので、大丈夫である（何がだ？）。
　ただ、帰宅して玄関の前に立ったとき、スムーズだった旅行に最後のオチが待っていた。家の鍵がないのだ。旅行中使いもしないのにポケットに入れて歩くのはスマートでないので、鞄の中のポケットにしまっていた。鞄をひっくり返しても見つからず、さらにズボンが一本無いのに気づいて青ざめた。予備のキーを隠しておいたはずの場所にも、ない。フェリー会社に電話をかけた。間もなく向こうから返事があって、ズボンは見つかったというが、そのポケットに鍵はない。車に戻って明るくなってから下ろそうと思っていた買い物や、ゴミを全部放り出して、舐めるように探して、ようやく助手席の下から、鍵を発見した。
　日付は変わってしまったがようやく家に入れた。しかしまだ謎は残っていて、とある場所に貼り付けておいたスペアキーである。もし通りがかりの人間や検針員あたりが持っていったとしたら、不用心この上なく、シリンダごと交換する必要がある。明るくなったらもう一度調べるつもりだが、見つからなくて鍵交換となると、これはかなり金がかかる。よりによって長期に家を空ける時だけに、目先の金を惜しんではいられないが……。

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