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おもに少年愛と小説に関する雑記。エッセイとコラム
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虚像と実像
 師走ですねえ。いろいろとやらなきゃいけないことはあるんですが、なかなか手につきません。

 「春は霧の向こう」の一般向けバージョンは、どうやら完成です。まずは身近な人に読んでもらって、公募ガイドでも買ってきてどこかの新人賞にでも送ってみるつもりです。

 枕はこれくらいにして、今日はちょっと子役について語ってみようかと思います。これはショタブログですが、今日のメインは芦田●菜です。一般人が検索で紛れ込まないように伏せ字で。

 今年の彼女のフィーバーぶりは尋常ではないわけですが、ネット界隈では誹謗中傷も多いらしいですね。曰く、可愛らしく振る舞っているが「本性は悪魔だ」とかw

 悪口言われるのも芸能人の勲章、てなもんで、まあ戯れ言ならいいんですが、本気だといろんな意味で問題です。

 だいたい、テレビや映画に出ているタレント、俳優などの、キャラクターというのは、すべからく虚像で、創られたものです。たまたま素とほとんど変わらない人もいるようですけど、ほんとにたまたまです。で、素かどうかっていうのは、個人的にしかもごく近い距離で、その人を知らない限り、映像などからは全くわかりません。そしてまた、わかる必要もないんです。
 映画、テレビなど、フィクションもバラエティも含めて、画面の前でそれを楽しむ人は、虚像を楽しむものなんです。スキャンダルとかも含めてです。芸能人は「私生活」すら虚像なんです。その上でああだこうだ、楽しむわけです。

 芦田●菜に比べると、セットで売り出された鈴木福君は、歌はヘタだしとくに生番組だと興味のないものを見る時は目が死んでたり(笑)疲れが丸見えのこともあります。そこがかわいい、と思います。子どもらしくてね。でもそれだって、演出かもしれない。その方がウケるってね。そこを勘ぐっても意味がないわけです。どうせ本当の実像はわからないんだから。

 芦田●菜については、あの歳で年間100冊本を読むとか(話してた時点で70冊は読破してたようです)、生番組でも、どこから映されても絶対に作り笑顔を絶やさないとか、ダンスはうまい、歌はうまい、演技はうまい、撮影で自分からダメ出しして撮り直してもらうとか、そこらを見ると、どうもいわゆる天才か極端な早熟の可能性が高い。

 ここで言う天才というのは、単に「天才子役」っていう意味ではなく、身体能力、知能、勘とかいったものが、常人からずば抜けている、アインシュタインとかレオナルドダビンチとかと同類って意味です。早熟というのは、例えば7歳で、15歳並の能力を発揮するということで、これは歳と共に意外と凡庸になっていったりします。ちなみに僕は、わりと早熟なタイプでした(笑)、親の、大学生の知人が、心理学の研究の被験者として僕を検査したんですが、10歳くらいで精神年齢が成人並でした。IQもピーク時は150あったような。でも今は、特に人に秀でた能力ってないですねw

 で、まあ早熟にしろ天才にしろ、そういう子は周りから浮きやすいです。
 うまく適応できているケースで、周囲にあこがれられたり尊敬されたりして、人を惹きつけるリーダーや、カリスマになったりします。うまくいかないと、いわゆる変人扱いで、孤立します。でもリーダーといえど、孤独には違いありません。同じ波長で話せる相手が、同年代にいないことになりますからね。

 となると、悪魔かどうかはわかりませんが、テレビで見る彼女の虚像と、実像にはたぶん相当な距離があるでしょうね。屈折していたり、孤独であったりすると思います。

 しかし彼女は自分の生きる最高の場所を見つけたように思いますね。芸能人として完璧に虚像を作り上げ、天才として周りの大人の芸能人と渡り合える。日本の学校じゃ飛び級すらなく、横一線を強要される世界ですから、息苦しいでしょう。

 幸い彼女はいわゆる美形ではなく、振る舞いや演技、歌、ダンス、あの歳にしてトークなどで持っている芸能人なので、子役大成せずの格言が当てはまらない気がします。そんな意味で、少し応援しています。個人的には。

 昔の日本人の子役っていうのは、だいたいがほとんどプロじゃなかったです。「子どもは大人の望む姿を演じ、それに近づこうとする」ものです。役者に限った話ではなくね。たぶん昔の映画監督などは、そうした子どもの心理を利用して、子どものかわいらしさを引き出していたんじゃないかと思います。

 でも芦田●菜は欧米の女優の卵と同じく最初からプロですね。中山千夏とか、あのへんはプロっぽかったですが、十歳以下の子役男児では、日本ではプロらしいプロは、まだ一人もいない気がします。あの神木君ですら、十歳以下の段階では、どうだったか。

 ショタ的にいえば、正直プロ子役ってそんなに魅力を感じません。広く愛されるように作り上げられた完全な虚像より、綻びだらけの素(それも創られたものかもしれなくても、です)がほの見える男児で、その素が好みに合えば、惹かれるってところかな。今は福君がいいですw

 その意味では、芦田●菜っていうのは、真性ロリにそう人気はないのではないかと予想するのですが、どうなんでしょうか。
 

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