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新作のダウンロード販売を開始します。序章+αを掲載します。
僕は知っている
第一章 僕と電話の少年
居間に置いてある電話が鳴ったとき、僕は遅い昼飯にとインスタントラーメンにネギを加えて鍋で煮込んでいるところだった。仕上がり寸前に卵を入れれば完成、というところで、僕は麺の硬さを確かめていた。このままこの場を離れてしまったら、確実に麺は煮込みすぎになってしまうだろう。
でも僕は、電話を取りに行った。それは仕事の電話かもしれなかったからだ。
僕は三十七歳で、肩書きは漫画家。だけど実際は求職中で、どちらかと言えばひまな毎日だ。漫画の仕事は時々しか来ない。年下の漫画家の下でアシスタントなんかもやっていたこともあるけれど、最近体力が続かなくて辞めた。失業保険はあと二ヶ月ほど残っているけれど、蓄えはほとんどない。僕の未来とやらの見通しは、決して明るいとは言えなかった。
たまの仕事の依頼に、アポなしで編集者がうちにやって来ることなどまずない。僕は現在一人のアシスタントも雇っておらず(雇える状況にあらず)、ひとり暮らしで家にいるものかいないものか、あらかじめわかるはずがなかったからだ。
七回ほどベルを鳴らして、僕は電話を取った。
「もしもし、黒崎先生?」
僕はがっかりして、続いて少し戸惑った。電話の声が、思春期寸前の、ちょっと掠れた男の子独特のボイスだったからだ。その声は僕の欲望をくすぐるに十分な魅力を備えていたが、同時に仕事の電話ではないことははっきりしていた。
間違い電話に決まっている。僕には何人かの少年の知り合いがいたが、電話なんてまずかけてこないし、その子たちは僕を黒崎とは呼ばない。なぜなら僕はペンネームを「黒崎カラス」といい、本名はそれとは縁もゆかりもない平凡な名前で、少年たちが知っているのはそっちの方の名前だからだ。それに知り合いの声は、いくら年頃が近い少年だろうと、たぶん区別がつく。
「もしもし、僕は確かに黒崎ですが、そちらはどちら様でしょうか」
相手から名乗る様子がないので、僕は相手が子どもだろうと、いちおう慇懃に名前を訊ねてみる。
「僕が誰か、わからないの?」
馴れ馴れしい口調だ。僕は一応考えてみる。しかしやはり思い当たらない。誰かいたずらを仕掛けそうな知り合いの少年を思い浮かべてみるが、どうも違うように思える。それにこれが何かのいたずらになっているだろうか。
「わからない。ねえ、申し訳ないけど僕は今……」
「先生には僕がわからない。でも僕には先生のことがわかる」
僕は思わず受話器を耳から離して気味の悪い虫でも見るように見つめ、もう一度耳に受話器を当てた。
「僕を知ってるっていうのか。僕の何を」
「現在三十七歳と二ヶ月。平成三年、少文館漫画賞受賞の、プロの漫画家」
三十七歳と二ヶ月? 僕は顔をしかめてもう一度受話器を見た。そして再びそれを耳に当てる。
「君の言うとおりだがずいぶんそれは古い話だ。君の声はどう聞いても小学生に聞こえるけど、君はその僕に一体なんの用事があるっていうんだい?」
僕は腹立ちよりも不気味さを感じてきていた。
「用事? まず何よりも、僕は先生に僕を思い出してほしいんだけど」
ここに至って僕は完全に言葉を失った。
「大切なお昼ご飯が台無しになっちゃうよ」
それだけ言い残して電話は切れた。
第二章 友也と唐川
(中略)
唐川青年と友也というその少年の最初の出会いは、そのダイヤルQ2を介してもたらされた。ツーショットダイヤルにも、同性愛には同性愛の、少年少女には少年少女の符牒があった。後に携帯電話のネットサービスなどで流行した出会い掲示板などにも、そうしたものがあった。そして今後も、姿を変え形を変え、そうした闇の符牒は生き残っていくのだ。
JRの某駅東口で、彼らは待ち合わせたが、唐川は友也をなかなか見つけられなかった。関東圏で阪神タイガースの帽子という比較的わかりやすい目印があったにも関わらず、だ。それは、十四歳と名乗った友也の外見が、あまりにも幼かったからである。
彼は夏場でも赤くしか陽焼けしないタイプの色白で丸顔で、ほんのりと頬が赤く、ぱっちりとした目をしていた。丸顔が好みならば美少年という表現もあたらなくはない整った顔立ちだが、例えば一般的な大人の女性から見れば、むしろ「かわいらしい」タイプだろう。からだを形作る曲線は柔らかく、幼く、痩せても太ってもいない。ただその体格も身長も顔つきも、小学校高学年くらいにしか見えない。どう上に見積もっても十二歳の中一、というところだった。
一方唐川は、「ルパン三世みたいな真っ赤なジャケットと、サングラス」を目印にしていた。必然的に、友也少年の方が先に、唐川を見つけ、こわごわ、声をかけてきた。
「おじさん?」
帽子のつばの影の奥から、ぱっちりとした潤んだような瞳が、見上げていた。
「君が? 友也君?」
思春期前の少年独特の、かすかに掠れた声を聞き、友也の姿を見て、唐川は相当驚いた。
「十四歳のS区の友也君?」
少年は黙ってうなずいた。
(中略)
「で、これからやることはわかってるんだよね?」
(中略)
「先にシャワーを浴びなよ」
ちょっと間があった。
「……あの、僕いいです」
汗はすっかり引いてしまったし、とでも言いたげだ。
「いいから入んな。物事には手順ってものがあるんだからさ」
アナルセックスもやるし、フェラチオもやる。つもりだ。汗臭いセックスも時にはいいが、この子とやりたいのはそういう感じじゃない。
唐川はいつになく穏やかに言ったつもりだったが、少年はだいぶ怯えてしまったようだ。
「……やっぱり初めてなのか?」
(中略)
少年のからだを回転させ、唐川はしゃがみ、顔に顔を寄せて、くんくんと匂いを嗅いだ。少年の髪はさらさらとして、ちょっと伸びすぎで、眉にかかって、シャンプーの匂いがした。育ちのよさそうな少年に見える(というより、感じられる)。こんな場所は、いかにも不釣り合いだった。
唐川は少年の性器を見た。仮性包茎の性器だ。勃起したら、中身がちょっとのぞきそうなくらいの、未成熟な性器だ。唐川はそれを下から撫でるように、ちょっと手を触れた。少年が思わず腰を引いた。唐川は性欲の疼きを覚えた。ズボンの中で性器が反応している。
唐川は腰を引いた少年のちょっとした隙をついて、おもむろに唇を奪った。
「ん、む……」
間近に見える少年の大きな潤んだ瞳からは、涙がこぼれそうだ。
サンプルファイルはもう少し長さがあります。ストーリーの切れ味もエロの濃厚さも、自信作ですので、作風がフィーリングに合いそうな方は、まずサンプルファイルだけでもご覧いただきたいです。
MUGENDO DOWNLOAD
ダウンロードセンター
デジケットは審査中です。
追記:審査通過しました。速い!
なお、携帯用のe-book、課金ブログともにニーズがあることがわかったので、旧作も含めて順次対応させます。ブログの方はブログ内にも目次と概要紹介ページを作って、もう少し利便性をはかりたいと考えています。
僕は知っている
第一章 僕と電話の少年
居間に置いてある電話が鳴ったとき、僕は遅い昼飯にとインスタントラーメンにネギを加えて鍋で煮込んでいるところだった。仕上がり寸前に卵を入れれば完成、というところで、僕は麺の硬さを確かめていた。このままこの場を離れてしまったら、確実に麺は煮込みすぎになってしまうだろう。
でも僕は、電話を取りに行った。それは仕事の電話かもしれなかったからだ。
僕は三十七歳で、肩書きは漫画家。だけど実際は求職中で、どちらかと言えばひまな毎日だ。漫画の仕事は時々しか来ない。年下の漫画家の下でアシスタントなんかもやっていたこともあるけれど、最近体力が続かなくて辞めた。失業保険はあと二ヶ月ほど残っているけれど、蓄えはほとんどない。僕の未来とやらの見通しは、決して明るいとは言えなかった。
たまの仕事の依頼に、アポなしで編集者がうちにやって来ることなどまずない。僕は現在一人のアシスタントも雇っておらず(雇える状況にあらず)、ひとり暮らしで家にいるものかいないものか、あらかじめわかるはずがなかったからだ。
七回ほどベルを鳴らして、僕は電話を取った。
「もしもし、黒崎先生?」
僕はがっかりして、続いて少し戸惑った。電話の声が、思春期寸前の、ちょっと掠れた男の子独特のボイスだったからだ。その声は僕の欲望をくすぐるに十分な魅力を備えていたが、同時に仕事の電話ではないことははっきりしていた。
間違い電話に決まっている。僕には何人かの少年の知り合いがいたが、電話なんてまずかけてこないし、その子たちは僕を黒崎とは呼ばない。なぜなら僕はペンネームを「黒崎カラス」といい、本名はそれとは縁もゆかりもない平凡な名前で、少年たちが知っているのはそっちの方の名前だからだ。それに知り合いの声は、いくら年頃が近い少年だろうと、たぶん区別がつく。
「もしもし、僕は確かに黒崎ですが、そちらはどちら様でしょうか」
相手から名乗る様子がないので、僕は相手が子どもだろうと、いちおう慇懃に名前を訊ねてみる。
「僕が誰か、わからないの?」
馴れ馴れしい口調だ。僕は一応考えてみる。しかしやはり思い当たらない。誰かいたずらを仕掛けそうな知り合いの少年を思い浮かべてみるが、どうも違うように思える。それにこれが何かのいたずらになっているだろうか。
「わからない。ねえ、申し訳ないけど僕は今……」
「先生には僕がわからない。でも僕には先生のことがわかる」
僕は思わず受話器を耳から離して気味の悪い虫でも見るように見つめ、もう一度耳に受話器を当てた。
「僕を知ってるっていうのか。僕の何を」
「現在三十七歳と二ヶ月。平成三年、少文館漫画賞受賞の、プロの漫画家」
三十七歳と二ヶ月? 僕は顔をしかめてもう一度受話器を見た。そして再びそれを耳に当てる。
「君の言うとおりだがずいぶんそれは古い話だ。君の声はどう聞いても小学生に聞こえるけど、君はその僕に一体なんの用事があるっていうんだい?」
僕は腹立ちよりも不気味さを感じてきていた。
「用事? まず何よりも、僕は先生に僕を思い出してほしいんだけど」
ここに至って僕は完全に言葉を失った。
「大切なお昼ご飯が台無しになっちゃうよ」
それだけ言い残して電話は切れた。
第二章 友也と唐川
(中略)
唐川青年と友也というその少年の最初の出会いは、そのダイヤルQ2を介してもたらされた。ツーショットダイヤルにも、同性愛には同性愛の、少年少女には少年少女の符牒があった。後に携帯電話のネットサービスなどで流行した出会い掲示板などにも、そうしたものがあった。そして今後も、姿を変え形を変え、そうした闇の符牒は生き残っていくのだ。
JRの某駅東口で、彼らは待ち合わせたが、唐川は友也をなかなか見つけられなかった。関東圏で阪神タイガースの帽子という比較的わかりやすい目印があったにも関わらず、だ。それは、十四歳と名乗った友也の外見が、あまりにも幼かったからである。
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一方唐川は、「ルパン三世みたいな真っ赤なジャケットと、サングラス」を目印にしていた。必然的に、友也少年の方が先に、唐川を見つけ、こわごわ、声をかけてきた。
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「君が? 友也君?」
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僕の作品は最近はもっぱらデジケットさんで委託販売していますが、過去作品はかなりいろんなサイトに委託しています。そのうちの一つが「デジぱれ」というサイトさんだったのですが、このほどサービスを終了されました。
もともと人手をかけた作品審査を行っていないサービスサイトで、昨今の情勢下ではサービス続行が不可能になったものと思われます。
で、デジぱれさんに委託していた作品は、DMM.COMさんというところに、そのまま移行登録してもらえることになりました。このサイトにはこのサイトの独自審査があるでしょうから、全ての作品が登録されるかはわかりませんが、現在7作品ぐらいがすでに移行登録されています。
女性向けに強いデジケットさん以外では、どうせあまり売れないだろうと思って最近はよそには登録していなかったのですが、ボチボチ売れているので、こちらに新作を登録するかは考慮中。
このDMMさんはもう一つメリットがあって、それはスマートフォン専用の販売サイトを持っておられることなんですよね。
最近はスマートフォン最適化PDFを添付して、新作をアップしているので、そちらの面ではちょっとこのサイトに期待してしまいます。
ただし、PCをお持ちで、うちのサイトNIGHT LOUNGE5060や、MUGENDO DOWNLOADをご存じの方には、どっちみちスマートフォン専用の商品はオススメできません。
だってPC用を購入いただければ、スマートフォン用のファイルもセットでついてきますし、今後のバージョンアップで、順次縦書きEPUBにも対応する予定ですから。
現在、新作二作を並行して書いています。どちらか片方はサイトで無料公開にしたいと考えています。サイトの方も、ただ同人活動の宣伝のみの場にはしたくありませんので。
一作は、「僕は知っている」(仮)という作品で、さえない中年漫画家(もちろんショタコン)の主人公の家に、見知らぬ、妙齢の男の子(笑 声変わりが近い、思春期寸前のちょっとかすれた声)の、奇妙な電話がかかってきて……。というちょっと世にも奇妙な物語的なストーリーで、今書いてるエロシーンが、僕自身が途中で抜きたくなるくらいエロいです(笑)。
もう一方は、「闇走る狼」という作品で、昔褐色少年好きのサイトオーナーさんと相互リンクしたとき、差し上げようと思って書いていた作品です。残念ながらもうそのサイトもなくなってオーナーさんとも音信不通です、某東南アジアが舞台で、二人の少年が拉致されて大型トラックで運ばれ……。という展開で、やや暴力的なエロ描写が特色になりますが、夜想の続編を書いたばかりで描写が妙に似通ってしまい、やや筆が鈍っています。でもなんとか仕上げます。こちらを、サイトの更新に使いたいと思っています。
もともと人手をかけた作品審査を行っていないサービスサイトで、昨今の情勢下ではサービス続行が不可能になったものと思われます。
で、デジぱれさんに委託していた作品は、DMM.COMさんというところに、そのまま移行登録してもらえることになりました。このサイトにはこのサイトの独自審査があるでしょうから、全ての作品が登録されるかはわかりませんが、現在7作品ぐらいがすでに移行登録されています。
女性向けに強いデジケットさん以外では、どうせあまり売れないだろうと思って最近はよそには登録していなかったのですが、ボチボチ売れているので、こちらに新作を登録するかは考慮中。
このDMMさんはもう一つメリットがあって、それはスマートフォン専用の販売サイトを持っておられることなんですよね。
最近はスマートフォン最適化PDFを添付して、新作をアップしているので、そちらの面ではちょっとこのサイトに期待してしまいます。
ただし、PCをお持ちで、うちのサイトNIGHT LOUNGE5060や、MUGENDO DOWNLOADをご存じの方には、どっちみちスマートフォン専用の商品はオススメできません。
だってPC用を購入いただければ、スマートフォン用のファイルもセットでついてきますし、今後のバージョンアップで、順次縦書きEPUBにも対応する予定ですから。
現在、新作二作を並行して書いています。どちらか片方はサイトで無料公開にしたいと考えています。サイトの方も、ただ同人活動の宣伝のみの場にはしたくありませんので。
一作は、「僕は知っている」(仮)という作品で、さえない中年漫画家(もちろんショタコン)の主人公の家に、見知らぬ、妙齢の男の子(笑 声変わりが近い、思春期寸前のちょっとかすれた声)の、奇妙な電話がかかってきて……。というちょっと世にも奇妙な物語的なストーリーで、今書いてるエロシーンが、僕自身が途中で抜きたくなるくらいエロいです(笑)。
もう一方は、「闇走る狼」という作品で、昔褐色少年好きのサイトオーナーさんと相互リンクしたとき、差し上げようと思って書いていた作品です。残念ながらもうそのサイトもなくなってオーナーさんとも音信不通です、某東南アジアが舞台で、二人の少年が拉致されて大型トラックで運ばれ……。という展開で、やや暴力的なエロ描写が特色になりますが、夜想の続編を書いたばかりで描写が妙に似通ってしまい、やや筆が鈍っています。でもなんとか仕上げます。こちらを、サイトの更新に使いたいと思っています。
というわけで、7、8月に発表した新作、最後の「夜想倶楽部-鉄哉編-」の携帯向け有料コンテンツを公開しました。
e-book 夜想倶楽部-鉄哉編-
ブロマガ 夜想倶楽部-鉄哉編-
・序章 鉄哉とチョロ太
・第一章 絶望の始まり
・第二章 代議士神谷の狂気
・第三章 菊池の教育
・第四章 小野寺の教育
・第五章 ショータイム
・第六章 少年と少年
・第七章 壊れゆく心
・第八章 侵入者
・第九章 浜田のゲーム
・第十章 赤鬼プリデュークス
・第十一章 小野寺静香
・第十二章 紅蓮地獄
・第十三章 自由への疾走
・終章 ライジング・サン
例によって序章およびいくつかの章は無料なので立ち読み可能です。また携帯向けとしていますが、パソコンやスマートフォンでも読むことはできます。もちろんそちらにはダウンロード販売の方をオススメしますけれど。
今後、ニーズがあるとわかれば、旧作同人誌の有料コンテンツ化も検討したいと思います。
e-book 夜想倶楽部-鉄哉編-
ブロマガ 夜想倶楽部-鉄哉編-
・序章 鉄哉とチョロ太
・第一章 絶望の始まり
・第二章 代議士神谷の狂気
・第三章 菊池の教育
・第四章 小野寺の教育
・第五章 ショータイム
・第六章 少年と少年
・第七章 壊れゆく心
・第八章 侵入者
・第九章 浜田のゲーム
・第十章 赤鬼プリデュークス
・第十一章 小野寺静香
・第十二章 紅蓮地獄
・第十三章 自由への疾走
・終章 ライジング・サン
例によって序章およびいくつかの章は無料なので立ち読み可能です。また携帯向けとしていますが、パソコンやスマートフォンでも読むことはできます。もちろんそちらにはダウンロード販売の方をオススメしますけれど。
今後、ニーズがあるとわかれば、旧作同人誌の有料コンテンツ化も検討したいと思います。
新作四作の三発目、「ダークセル」の携帯版有料配信を開始しました。
ご案内はこちら。
直行リンクは以下のようになっています。
・e-book ダークセルル
・ブロマグ ダークセル
> プロローグ
>Ⅰ memories 1 2 3 4
>Ⅱ darkcell 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14
>Ⅲ en 1 2 3
>・(エピローク)゙奴隷契約書
ブロマグの方は携帯版ページの機能が低くて、目次をこのようにこっちで用意しないと快適に読めないのがつらいところですね。
e-bookもブロマグも、序盤及び数章を無料で読むことができるのでお試し下さい。
さて、あとは「夜想倶楽部 鉄哉編」の携帯コンテンツ化を終えたら、ゆったり新作にかかります。
追記:
スマートフォンページを含めた、ユーザーエージェントによる自動振り分けを設定しました。
http://shirayuki.saiin.net/~torisan/NL5060/
からそれぞれのページに自動ジャンプするはずです。誤動作などあれば、お知らせ下さい。
ご案内はこちら。
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・ブロマグ ダークセル
> プロローグ
>Ⅰ memories 1 2 3 4
>Ⅱ darkcell 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14
>Ⅲ en 1 2 3
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追記:
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http://shirayuki.saiin.net/~torisan/NL5060/
からそれぞれのページに自動ジャンプするはずです。誤動作などあれば、お知らせ下さい。
携帯向けの同人誌(有料版小説コンテンツ)の配信方法が固まって、とりあえず二作品。「痴漢電車」(200円)と「シングルファーザーの育児ノート」(400円)の配信を開始しました。
携帯e-bookと有料ブログ記事、それぞれの特徴について説明するページも作成しました。両方章別課金で、序章などはタダで読めるので、ぜひ、お試し下さい。
レジまぐe-book
ブロくる有料課金ブログ
さらに、スマートフォン対応ページも準備中です。
こちらはまだコンテンツは空っぽですが、携帯版をベースに徐々に移植を進め、ある程度まで来たら、自動振り分けスクリプトをPC、携帯、スマートフォンの三つに分けるようにします。
スマートフォンの方は、読みやすさ、操作性ともにかなりアップすると思いますので、ご期待下さい。
携帯e-bookと有料ブログ記事、それぞれの特徴について説明するページも作成しました。両方章別課金で、序章などはタダで読めるので、ぜひ、お試し下さい。
レジまぐe-book
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さらに、スマートフォン対応ページも準備中です。
こちらはまだコンテンツは空っぽですが、携帯版をベースに徐々に移植を進め、ある程度まで来たら、自動振り分けスクリプトをPC、携帯、スマートフォンの三つに分けるようにします。
スマートフォンの方は、読みやすさ、操作性ともにかなりアップすると思いますので、ご期待下さい。
うちの作品の一部は、とあるAU公式のBL電子書籍販売サイトでも販売していたんですが、この週末にちょっとトラブルがあっていろいろ疲れています。
あそこの会社、最近AUだけでなく、ソフトバンク携帯や、iPhoneのappストア、アンドロイドマーケットにまで、販路を拡大してています。
ただ、最近僕の方も復活して、新作を書けるようになって、かつ、携帯やiPhone向けにも、作品を売りたいなとなったとき、あそこは文章量と価格が固定なのが、ネックになるんですよね。5万字以上で525円。
これだと、自前のDL販売やデジケットと差がでちゃって、買って下さった方に不信感を招くことになると思って、この際、全ての作品を販売停止にして下さいってメールしたんです。
そしたら、価格はこちらの希望に合わせられるというので、それなら販売継続でいいです、と答えて、それからiPhoneで、自分の作品がどう売られてるか確認したんです。
なんと、一冊85円!
ひどいです。まだあまり数が売れてなくてよかったですが……。
それで、とにかく全てのサイトで全作品即時販売停止して、価格変更
処理が終わってから再度販売してくれと、さらに勝手なバーゲン価格は絶対やるなと、怒りのメールのやりとりです。
全く疲れました。
現在、携帯の方には、
シングルファーザーの育児ノートe-book
痴漢電車e-book
というサービスと、準備中の
有料課金ブログ サークル夢幻童小説ブログ
の二つのサービスで有料デジタル作品を読んでいただけるようにします。
前者は、読みやすいですが、クレジットカードがない場合、使用目的の限られたレジまぐポイントというのを1000ポイント以上買わなくてはならないのがネックです。
後者は、BitCashやC-CHECKが使えるようですが、ブログ記事として連載しますので、読みやすさに難があるかもしれません。こちらはPCでも見られます。
スマートフォン向けPDFも最近の作品には同梱してますが、本格対応はiPhoneやiPad等が縦書きの日本語対応、つまりEPUB3に対応してから、になります。
あそこの会社、最近AUだけでなく、ソフトバンク携帯や、iPhoneのappストア、アンドロイドマーケットにまで、販路を拡大してています。
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前者は、読みやすいですが、クレジットカードがない場合、使用目的の限られたレジまぐポイントというのを1000ポイント以上買わなくてはならないのがネックです。
後者は、BitCashやC-CHECKが使えるようですが、ブログ記事として連載しますので、読みやすさに難があるかもしれません。こちらはPCでも見られます。
スマートフォン向けPDFも最近の作品には同梱してますが、本格対応はiPhoneやiPad等が縦書きの日本語対応、つまりEPUB3に対応してから、になります。
携帯読んでいただける有料コンテンツの販売については、いくつか調べたところ、記事ごとの課金が可能な「ブロくる」というサービスと、「レジまぐ」の携帯e-book販売サービスが使えそうです。このうち、「レジまぐ」の方に、痴漢電車をテスト的に登録してみました。
痴漢電車e-book
このレジまぐで問題なのは、クレジット決済ならいいのですが、それ以外のコンビニ払いなどでは、1000円以上のレジまぐポイントというのを買わなければいけないということです。よく使われる電子マネーならざ知らず……というところです。
現状ではうちもどんどん新作を上げていくとは保証できないので、ここで購入される方はとりあえずクレジットカードを使える方、がよろしいかと思います。
一方の「ブロくる」は、BitCashやC-CHECKが使えるようですが、今審査中。どのレベルのアダルトまで許されるのかが問題です。
FC2ブログのブロマガは、機能はいいんですが、10000円からの換金ということで、当方がきつい、ということで断念。
「ブロくる」がどうなるかで今後の方針を決めます。
痴漢電車e-book
このレジまぐで問題なのは、クレジット決済ならいいのですが、それ以外のコンビニ払いなどでは、1000円以上のレジまぐポイントというのを買わなければいけないということです。よく使われる電子マネーならざ知らず……というところです。
現状ではうちもどんどん新作を上げていくとは保証できないので、ここで購入される方はとりあえずクレジットカードを使える方、がよろしいかと思います。
一方の「ブロくる」は、BitCashやC-CHECKが使えるようですが、今審査中。どのレベルのアダルトまで許されるのかが問題です。
FC2ブログのブロマガは、機能はいいんですが、10000円からの換金ということで、当方がきつい、ということで断念。
「ブロくる」がどうなるかで今後の方針を決めます。
十年前の処女長編である。「夜想倶楽部」の鉄哉を主人公としたアナザーストーリーがやっと完成しました。以下あとがきより。
本サークル処女長編である「夜想倶楽部」(以降「前作」)を書き上げたのは、もう十年くらい前のことになります。WEB連載をしていた当時、物語中盤から登場させた「鉄哉」という気の強い浮浪児キャラクターが、主人公であった太郎君より読者受けがとてもよくて、彼を主人公にしたアナザーストーリーをいつか書きたいな、とは当時から考えていました。
具体的な構想は三年ほど前から組み始めていたのですが、物語のいくつかのピースがうまくはまらず、長編としてまとめることができずに部分部分を書いていて、序盤と終盤はかなり前に書き上がっていました。その後心身の不調等もあり、完全絶筆状態が一年半以上続き、最近回復してくると同時に、構想の最後のピースも天から降ってきました。やっとやっとの完成で、作者としては一人自己満足にふけっていますが、読者の方には、どのように受け止めていただけたでしょうか。
本作は前作と舞台設定、登場人物とその性格等を同一とし(ただし追加キャラあり)、単に視点を太郎から鉄哉に変えたというものではなく、全く新しいストーリーです(場面や描写の重複は一部あります)。太郎と菊池の関係が、前作の一つの軸でしたが、本作では鉄哉と小野寺の関係にスポットを当て、小野寺の屈折したキャラクターを掘り下げてみました。実は僕自身は、前作からこの小野寺がお気に入りのキャラでしたので。
前作を未読の方は、ご興味を持っていただけましたら、ぜひお読みいただいて、両者の描写の対比なども楽しんでいただければ幸いです。
ダウンロード販売は以下より
MUGENDO DOWNLOAD
ダウンロードセンター
デジケットは審査中。やっぱりサンプルに伏せ字が必要でしたw
追記:デジケット審査通過です!
なお、「痴漢電車」以降の新作には、iPhone4に最適化したPDFファイルをセットしています。また最新の縦書きEPUBにiBOOKS等が対応したら、順次うちの作品はそれに対応させていきます。
現状ではウチの新作は普通の携帯のみの方には読んでいただけないので、サイトでメンバーエリアを設けて携帯用HTMLで読んでいただくとか、方法を考え中です。
本サークル処女長編である「夜想倶楽部」(以降「前作」)を書き上げたのは、もう十年くらい前のことになります。WEB連載をしていた当時、物語中盤から登場させた「鉄哉」という気の強い浮浪児キャラクターが、主人公であった太郎君より読者受けがとてもよくて、彼を主人公にしたアナザーストーリーをいつか書きたいな、とは当時から考えていました。
具体的な構想は三年ほど前から組み始めていたのですが、物語のいくつかのピースがうまくはまらず、長編としてまとめることができずに部分部分を書いていて、序盤と終盤はかなり前に書き上がっていました。その後心身の不調等もあり、完全絶筆状態が一年半以上続き、最近回復してくると同時に、構想の最後のピースも天から降ってきました。やっとやっとの完成で、作者としては一人自己満足にふけっていますが、読者の方には、どのように受け止めていただけたでしょうか。
本作は前作と舞台設定、登場人物とその性格等を同一とし(ただし追加キャラあり)、単に視点を太郎から鉄哉に変えたというものではなく、全く新しいストーリーです(場面や描写の重複は一部あります)。太郎と菊池の関係が、前作の一つの軸でしたが、本作では鉄哉と小野寺の関係にスポットを当て、小野寺の屈折したキャラクターを掘り下げてみました。実は僕自身は、前作からこの小野寺がお気に入りのキャラでしたので。
前作を未読の方は、ご興味を持っていただけましたら、ぜひお読みいただいて、両者の描写の対比なども楽しんでいただければ幸いです。
ダウンロード販売は以下より
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デジケットは審査中。やっぱりサンプルに伏せ字が必要でしたw
追記:デジケット審査通過です!
なお、「痴漢電車」以降の新作には、iPhone4に最適化したPDFファイルをセットしています。また最新の縦書きEPUBにiBOOKS等が対応したら、順次うちの作品はそれに対応させていきます。
現状ではウチの新作は普通の携帯のみの方には読んでいただけないので、サイトでメンバーエリアを設けて携帯用HTMLで読んでいただくとか、方法を考え中です。
ダウンロード販売開始しました、長編の序章をご紹介。
プロローグ
光の一切届かないはずのこの暗室の中にありながら、猛雄が目を開くと、天井の煤けた漆黒のクロスの破れ目やしわが見えた。
この暗室に閉じこめられてから、もう何日が経っただろう。猛雄は日付と時間の感覚を失っていた。最後に食事と水をを与えられてから、何時間経つかもわからない。空腹はそれほど感じないが、ひどく喉が渇いていた。だから二十時間ということはないにしても、七、八時間は経ったのだろうか。
今外は盛夏のはずだ。密閉された部屋の空調は切られていた。蒸し暑さに体温は上昇し、汗は額や背から、流れ続ける。再び、渇き死にするのではないという恐怖が、猛雄のぼんやりとした意識に、時々浮かんでは消えた。
猛雄の両腕は天井から伸びた二本の鎖に繋いだ、革手錠で拘束されている。手首には汗が滲んでいた。右腕の内側には点滴の針が刺され、近くに立ったスタンドにぶら下げられた瓶から、得体の知れない液体をゆっくりと、猛雄の体内に流し込み続けていた。
全裸のからだは仰向けに、ハンモックのような革製の「ブランコ」に乗せられていて、両足は大きく開き、膝を折って、やはり皮の足枷に拘束されている。口にはボールギャグを噛まされていて、よだれが、止めようもなく口の端から流れ落ちていく。
苦悶に歪んでいるその顔は、まだ未熟な少年のそれだった。猛雄は自分の容姿に自信を持ったことなどはないが、決して美男子ではないにしても、眉は太く、男性的で、大人になればいかめしい、力強さをたたえることになるであろう素地は、すでに窺える。
柔道で鍛えられ、身長は一七〇センチちょうどくらい。まだ成長の爆発力を十分に秘めた十五歳の肉体は、薄い脂肪に覆われながらも逞しい筋肉の隆盛をたたえ、美しく力強い曲線を描いていた。
肌は地黒の、日本人としては褐色気味で、体毛は薄く、腋毛や陰毛は生えているが胸部や腹部に発毛は見られない。
鍛えられた肉体には、縦横に縄目や生傷が走り、両の乳首にはリングピアスがされ、その上にはローターが貼り付けられて、低いうなりを上げて震えている。
開脚した足の間からは、猛雄自身の手首ほどもありそうな太さの、黒い色の合成樹脂性のバイブレーターが深々と差し込まれ、拡がった肛門に栓をしている。バイブレーターは、くぐもったモーター音を響かせ続け、うごめいていた。直腸内にはもう一個、ローターが埋め込まれ、バイブにぶつかってころころと音を立てている。
サイズは年齢相応だが、形のよい剥けたペニスは、ずっと勃起し続けて、先走りを滲ませ続けていた。そのペニスの両側にも二個、ローターが貼り付けられている。
バイブやローターの全てはAC電源に接続してあり、放置すれば永遠にでも振動し、うねり続ける。とても眠ることなどできない。
全身に与えられ続ける、微妙な快楽と性感は、慣れるに従って拷問のように猛雄を責め立てた。快感を覚え、淫らに悶えながらも、壊れかけた理性が、猛雄を苦しめ続けるのだ。
そして暗く、モーター群のうなりだけが響く部屋の中で、猛雄の脳裏には、幾度も幾度も、意味もなく思い出したくもない過去の風景の断片が、浮かんでは消えていく。
めくるめくその想念は、大きな金属音と、暗室に忍び入る鋭い光のラインで閉ざされた。扉が開かれたのだ。
今回は主人公15歳の高一時代をメインにしたSM調教もので、ショタ要素もありますが、ゲイ、筋肉要素が強い僕としてはけっこう新しい挑戦です。好みの合う方はぜひ。
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デジケットは申請中ですがちょっと時間かかってますね。
追記:
デジケットでの発売も無事開始しました!
プロローグ
光の一切届かないはずのこの暗室の中にありながら、猛雄が目を開くと、天井の煤けた漆黒のクロスの破れ目やしわが見えた。
この暗室に閉じこめられてから、もう何日が経っただろう。猛雄は日付と時間の感覚を失っていた。最後に食事と水をを与えられてから、何時間経つかもわからない。空腹はそれほど感じないが、ひどく喉が渇いていた。だから二十時間ということはないにしても、七、八時間は経ったのだろうか。
今外は盛夏のはずだ。密閉された部屋の空調は切られていた。蒸し暑さに体温は上昇し、汗は額や背から、流れ続ける。再び、渇き死にするのではないという恐怖が、猛雄のぼんやりとした意識に、時々浮かんでは消えた。
猛雄の両腕は天井から伸びた二本の鎖に繋いだ、革手錠で拘束されている。手首には汗が滲んでいた。右腕の内側には点滴の針が刺され、近くに立ったスタンドにぶら下げられた瓶から、得体の知れない液体をゆっくりと、猛雄の体内に流し込み続けていた。
全裸のからだは仰向けに、ハンモックのような革製の「ブランコ」に乗せられていて、両足は大きく開き、膝を折って、やはり皮の足枷に拘束されている。口にはボールギャグを噛まされていて、よだれが、止めようもなく口の端から流れ落ちていく。
苦悶に歪んでいるその顔は、まだ未熟な少年のそれだった。猛雄は自分の容姿に自信を持ったことなどはないが、決して美男子ではないにしても、眉は太く、男性的で、大人になればいかめしい、力強さをたたえることになるであろう素地は、すでに窺える。
柔道で鍛えられ、身長は一七〇センチちょうどくらい。まだ成長の爆発力を十分に秘めた十五歳の肉体は、薄い脂肪に覆われながらも逞しい筋肉の隆盛をたたえ、美しく力強い曲線を描いていた。
肌は地黒の、日本人としては褐色気味で、体毛は薄く、腋毛や陰毛は生えているが胸部や腹部に発毛は見られない。
鍛えられた肉体には、縦横に縄目や生傷が走り、両の乳首にはリングピアスがされ、その上にはローターが貼り付けられて、低いうなりを上げて震えている。
開脚した足の間からは、猛雄自身の手首ほどもありそうな太さの、黒い色の合成樹脂性のバイブレーターが深々と差し込まれ、拡がった肛門に栓をしている。バイブレーターは、くぐもったモーター音を響かせ続け、うごめいていた。直腸内にはもう一個、ローターが埋め込まれ、バイブにぶつかってころころと音を立てている。
サイズは年齢相応だが、形のよい剥けたペニスは、ずっと勃起し続けて、先走りを滲ませ続けていた。そのペニスの両側にも二個、ローターが貼り付けられている。
バイブやローターの全てはAC電源に接続してあり、放置すれば永遠にでも振動し、うねり続ける。とても眠ることなどできない。
全身に与えられ続ける、微妙な快楽と性感は、慣れるに従って拷問のように猛雄を責め立てた。快感を覚え、淫らに悶えながらも、壊れかけた理性が、猛雄を苦しめ続けるのだ。
そして暗く、モーター群のうなりだけが響く部屋の中で、猛雄の脳裏には、幾度も幾度も、意味もなく思い出したくもない過去の風景の断片が、浮かんでは消えていく。
めくるめくその想念は、大きな金属音と、暗室に忍び入る鋭い光のラインで閉ざされた。扉が開かれたのだ。
今回は主人公15歳の高一時代をメインにしたSM調教もので、ショタ要素もありますが、ゲイ、筋肉要素が強い僕としてはけっこう新しい挑戦です。好みの合う方はぜひ。
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デジケットは申請中ですがちょっと時間かかってますね。
追記:
デジケットでの発売も無事開始しました!
「正常」な人々の生理的嫌悪感をそのまま法制化したような「化学的去勢」制度が韓国でも施行されたとのこと。
驚いたのだが、wikiによれば、米国の8つの州およびスウェーデン、デンマーク、であり、導入を検討している国は、ポーランドである、とあって、すでに施行している州、国がこんなにあるということだ。
理性的な人間のやることではないし、司法による刑を終えた人間を去勢するとかGPSをつけるとかいうのは、人権侵害であると同時に、刑法や刑務所、再犯防止プログラムが犯罪の抑止に全く役に立っていないと自ら認めることでもある。
小児性愛に対する「一般人」の嫌悪感を抜きに考えるなら、性犯罪を繰り返す犯罪者を去勢するのと、盗癖の再犯者の手を切り落とすのとどう違うというのか。
まして、成人を対象とした強姦魔と扱いが違うのは一体何故なのか。
再犯の可能性が極めて高いというなら、刑務所なり、矯正施設から出さなければ済むことだ。
僕は死刑にも反対の立場だが、要するに遵法的一般市民が安心できる社会を実現したいというなら、犯罪者を一般社会から隔離すればよいだけのことである。日本も早く死刑の廃止と終身刑の実施を行うべきと思う。
それからもちろん、「正常」と「異常」の区分けは、極めて社会的文化的なもので、絶対の基準はない。その社会で「異常」な人間だからといって、無制限に人権を剥奪されてよいというものでもない。
いかに特異にみえる犯罪者も、大量殺人鬼も、実際は世界の全ての人々の、一人一人の心の中にその足の指先くらいは存在している。憎しみのあまりそれを塗りつぶして見えなくしたとしても、存在するものは存在し続け、事実に目をつぶり外部を攻撃して安心しようとする卑怯な人間の足元に、それらは落とし穴を掘り続けているのだ。
驚いたのだが、wikiによれば、米国の8つの州およびスウェーデン、デンマーク、であり、導入を検討している国は、ポーランドである、とあって、すでに施行している州、国がこんなにあるということだ。
理性的な人間のやることではないし、司法による刑を終えた人間を去勢するとかGPSをつけるとかいうのは、人権侵害であると同時に、刑法や刑務所、再犯防止プログラムが犯罪の抑止に全く役に立っていないと自ら認めることでもある。
小児性愛に対する「一般人」の嫌悪感を抜きに考えるなら、性犯罪を繰り返す犯罪者を去勢するのと、盗癖の再犯者の手を切り落とすのとどう違うというのか。
まして、成人を対象とした強姦魔と扱いが違うのは一体何故なのか。
再犯の可能性が極めて高いというなら、刑務所なり、矯正施設から出さなければ済むことだ。
僕は死刑にも反対の立場だが、要するに遵法的一般市民が安心できる社会を実現したいというなら、犯罪者を一般社会から隔離すればよいだけのことである。日本も早く死刑の廃止と終身刑の実施を行うべきと思う。
それからもちろん、「正常」と「異常」の区分けは、極めて社会的文化的なもので、絶対の基準はない。その社会で「異常」な人間だからといって、無制限に人権を剥奪されてよいというものでもない。
いかに特異にみえる犯罪者も、大量殺人鬼も、実際は世界の全ての人々の、一人一人の心の中にその足の指先くらいは存在している。憎しみのあまりそれを塗りつぶして見えなくしたとしても、存在するものは存在し続け、事実に目をつぶり外部を攻撃して安心しようとする卑怯な人間の足元に、それらは落とし穴を掘り続けているのだ。