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おもに少年愛と小説に関する雑記。エッセイとコラム
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二次コンの神秘
 自分は二次コン属性弱い、と思っている。ていうか実物と絵では比較の対象にすらならんわな。実際に手を触れられない対象と規定した場合も、お気に入りの子役と、アニメキャラでは比較にならない。
 しかし一方、俺はマンガやアニメが好きで、子ども時代からずっとその洗礼を受けてきたので、二次元のみの存在にも、十分萌えることができる。
 この「一方」を実感したのは、三次元オンリーの知り合いが増えてからだ。
 彼らが数あるイラストの中で(あえて言うなら)どれに萌えるか、を聞くと、その答えは驚くほど共通している。そしてそれは、「ガイジンさん」に盗用されやすいイラとも共通しているのである。
 そのポイントは「体格がリアルに描かれている」ということだ。筋肉の走りや、骨格や手足のバランスや姿勢が、リアル。ただ日本人の絵師さんの場合、これにアニメコミック的な顔をくっつけることが多いが。
 俺は、これらの絵師さんも好きだが、三次元オンリーの人は、写真のトレスに過ぎず、少年の表情が死んでいても、あの人気ショタ絵師のMさんのイラより、そっちを選ぶ。

 日本のアニメやコミックを、ハリウッドの有名米国人映画監督が「能や歌舞伎のような」とか表現していた。
 なんのこっちゃと思う人もいるだろうが、日本人は昔から「記号化」や「予定調和」をうまく使ってきたということだ。より高度なものを目指すというより、設備や人員などのリソースの不足を、お約束で補っている内に、それ自体が昇華され様式美につながった。
 能面は傾きによって、同じ面で、様々な感情やキャラクターを表す。能舞台は一種類しかなく、そこに屏風を立てたり、ごく簡便な設定によって屋敷や戸外、あらゆる場面を表現する。黒子は、見えるがいないことになっている。
 テレビでも、今は黒子も釣り糸も見えないようにできる。中世の城塞都市はおろか、火星でも何なら天国や地獄だってかくあるべしの表現が可能だ。

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ジェンダーの謎
 ボーイズラブというジャンルが、社会進出かまびすしく男性的になった女性にとっての、男でいうエロ本のようなものだとする、一般向けニュースの乱暴な文面を読み、違和感を覚えるとともに、考え込んだ。

 女性の性欲は、そもそも男性とは異質なものであるという「感覚」は、俺にはぬぐいがたくある。
 しかし生理学的にみても、母胎内においてある時期まで、人間はみんな女だ。ホルモンシャワーを浴びて、男女がわかたれる。その原理から見ても、男女は別の生き物ではなく、左右のベクトルの違い、そして個人によりこのベクトルの左右の傾きも、かなり違う。

 一方。
 女装願望、性転換願望を持つ男性のうちの多くが、ファンタジックな女性にあこがれていて、内には本当の女性を持ってはいないと感じることがしばしばある。「彼ら」の男性に抱かれたい願望や、性欲のあり方も、たぶん「典型的女性」とかなり距離があるか、もしくは全くの別物であるかもしれない。
 性同一性障害というものもあるが、障害と病気はそもそも似たような意味だ。現実が悲劇に満ちていた場合の逃避の道として、潜在意識が変身願望を生み出したとしても不思議ではない。「今の私は本当の自分ではない」と思えば、いくらか救われる。それと、生理学的肉体と精神の不一致を、区別することは不可能と思われる。文面を見てわかるとおり、生まれつきだろうと生活体験が影響していようと結果は同じだからだ。

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イラストの裏基準について
 ある方のメールにお答えしていて、ふと考え込んでしまったので、自分の考えを振り返る意味でも、ここにイラストの裏基準についてのスタンスや、経緯をまとめておきます。

 そもそも、うちのコンテンツの内容はunlimitedで、小説については、今でも全く制約は設けていません。イラストについても、かつてはそうでした。
 「裏」に大半のエロイラストを移設したきっかけは、当時の家主であるさくらからの警告でした。うちのコンテンツの大半が「児童虐待」「児童ポルノ」である、という指摘です。どうもチクリがあったようです。少し前に、さくらは、同人屋を主要な顧客として伸びてきた鯖屋であるにも関わらず、アダルトコンテンツを規約違反とする改訂を行っていました。
 テキストも内容はアウトでしょうが、チェックに引っかかったのはイラストであるはずです。少しでもエロと考えられるものの展示を停止し、並行して自宅サーバーを動かして、そこでエロイラの展示をしました(つまりさくらの鯖の外です)。これでデリられることを回避し、西院ネットが格安かつ、「児ポ法改悪反対」スタンスを明示していることから、移転を決めました。当時うちの回線はISDNで、自宅鯖は長期利用には到底耐えられませんでした。
 しかし、西院がそういう「同人の味方」スタンスを明示しているからこそ、迷惑をかけたり、問題を起こすことは避けたいと考え、「エロイラは裏」路線を継続しています。
 この判断には、もう一つの要因があります。

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どろろ
 先日サスケの単行本を落札したとき、先方の厚意で一緒にどろろ全4巻を譲ってもらった。レンタル落ちで状態が悪いため、値段がつかないという事情があったようだ。

 コミックそのものの総合的な出来は、手塚治虫ファンの中でどうなのか全く知らないが、私感としては絵もストーリーも細部のディテイルの詰めに甘さを感じる。特にクライマックスがきついなあ。4巻後半、倍のページ数は欲しい感じだ。登場人物の心情について説明的なのは、小学校中学年くらいからも読者として想定していたとすれば、やむを得ないところだが。

 素晴らしいのは、どろろのキャラクターだ。百鬼丸との友情のようなきょうだい愛のような関係あればこそだが、なんといってもどろろである。
 それだけに、おそらく絵師な方は、手塚さんの漫画精読してるだろうし、何を今さらなんだろうけど、どろろの正体がもうショックで……。ここまで読むんじゃなかったよと思ったくらい(笑)
 戦災孤児でかっぱらいで口は悪いがさみしがり屋で、と。背中に秘密の刺青って設定もそそる。なのに……くそ、描き直しを要求する(笑)

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子ども部屋7
 更新しました。動と静の静、にあたる部分で、エロい描写はありません。

 またどこかで誰かを敵に回すかもしてませんが、僕は人形に欲情はしません。よくできた人形ならわかりませんが萌えたとしてかわいい子の写真を上回ることはないでしょう。そういう趣味は否定しませんが、僕は違うということです。
 ですから子どもの反応、背景、性格、心理を、無論純文学とは全然違った意味とレベルで重視します。呼吸をし、泣いたり笑ったりする子しか僕はいらないし、意のままに弄ぶとしても、こちらのアクションを子どもがどういう風にか受け止めて、その結果としての反応であればこその快ってもんでしょう。
 自分の都合のいい子を創造するのも、WEBの世界ではありですが、それでも人目に晒すからにはそれなりに他人が納得する「人間」を創造する必要があります。
 もし商業でエロ一辺倒で「余計な描写」を一切省けと言われればそれはやりますが、WEBの無償の小説と同人においてはわがままを貫きます。

 子どもの容姿については、極度に限定した描写をすると、それこそ読者を限定してしまい、せっかくの文章モノのメリットが薄れるので、これは意図的に控え目にしたり、抽象的な雰囲気の描写にとどめている場合が多いです。身長と体重なんかはまず、書かないですね。
 「子ども部屋」はその点でも異色です。僕の中に明瞭なイメージがあるからなのですが、しかしこれは、イラストほど「邪魔」にならないと考えています。イラストや漫画ではもう、一見したイメージが意に沿わなくては先を見る気にならないものですが、小説では小五を中一のイメージで読むことすら可能ですからね。そう考えてわがままを通しました。

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サスケのレビュー(主にショタエロ視点以外)
では、サスケのレビューを。

 すでに書いたが、一巻の半ばまでサスケずっと全裸(笑)、それ以外にも、やたら脱ぐ。また忍者なので、縛られたり吊られたりは日常茶飯事である。ただし、絵はかわいいのだが顔も体もそんなに丁寧に描いていない(造形的にという意味、動きは豊かで、背景も含めた絵としては常に丁寧な仕事をしている)ので、ぱっと見萌えるかといえばそうでもない。俺的にはサスケに限らず白土三平の描く少年はすごくかわいいので、エロパロはいけるかもしれない。

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匿名で通販するTIPS
 うちにはそういうコーナーはないので、いい機会なのでブログに書いておきます。うちで買うかどうかに関わらず、自分の個人情報を極力相手に知らせたくない、家人に知られずものを受け取りたい、売り手が信用できない、などといった事情は、アダルト商品にはつきものです。さまざまな手段があります。無論合法です。

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博士の愛した数式
 「博士の愛した数式」というのを、子役目当てでレンタルした。特に萌えたわけではないが、宣伝WEBではあまりいい画像がなかったので、どんな子か見てみようと。
 映画の内容が極度にくだらなかったので、子役が出るところまで辛抱して、そこから数分でイジェクト。続きを見ることはないだろう。
 数式や数字にはロマンがある。しかしこの映画での扱いのように安っぽくて俗ではない(と俺は思う)。虚数の虚は謙虚の虚とか、あまりのだささに吐き気がする。虚数iは英語圏ではイマジナリーナンバー(たぶん)で、つまり想像上の数ということだろう。日本では実数に対する虚数。実像と虚像のように対をなし、虚には実体はないが実像と同じ姿がある。ただ単に「想像上」と表現するよりはロマンと広がりがあって、iの性質にも通じるものがある。
 優れた数学者があれほど数字のロマンに鈍感であるなら、失望という他はないな。

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同人作家が脱税6000万!
 品川なんとかって、テニプリの同人誌で当てた人らしい。6000万は所得じゃないよ、脱税してた(と容疑のかかってる)金額。
 なんせ一日10万人以上も人の集まるコミケの、人気サークルともなれば、食うや食わずの「プロ」漫画家と比べるべくもないと思っていたが、この儲かり加減は俺の想定より一桁上でした。
 同人とプロの境目って、もうあやふやだね。金銭的にもこうなってくるとますます……。士朗正宗も萩原一至も同人あがりのはずだし、「質」でいえばプロと同人の時期でどっちが上とか言えるもんでもないし。時間や長さ、様々な縛りの多さから納得いくようにはなかなかできない、ってことから言えば、同人の方が作者自身の本当にやりたいことを反映してるかも知れないし。

 そうそう、あまりこっち方面(同人とかコミケとか)のこと知らない人が、絵や文章がかけるっていいですね、みたいなことを言っていて、よくよく聞いてみると、「お小遣いが稼げるから」というような金銭的な意味で言っているのがわかった、ってことが、一度ならずあるのです。
 で、俺なんかぶっちゃけて言うと、常に赤字ですよ、交通費なんか計算に入れちゃったら、ガンガン売れても赤字かもですよ、というような「実情」を言うと、俺のやってることが理解できないらしいのです。

 ほんとに儲けたかったら、エロでも同人でも、女でしょ。せめてロリでしょ(笑)
 ショタ同人なんか長々とやってる人は、自己満足、自己顕示欲、同好の士との交流などなど、少なくとも金銭が主目的でやってる人は、まずいないよね。ショタエロ商業誌に描いてる作家さんなんかもいるけど、それ一本で食えてる人すら、ショタの世界にはほとんどいないんじゃないかな。
 俺自身は、元手のいらない携帯ノベルの世界で、一応源泉徴収票みたいなの送られてきて(金額はお小遣いよ)、その送られてきたという事実にすら、びびっております。
 6000万ねえ。 

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デジタル放送とハイビジョンのクソコピーガード
 今日の話題はショタネタとは無関係。 

 世間よりかなり遅れてハードディスクレコーダーを導入し、これを契機に(正確には契機はカミタマンだがw)、スカパー110に37インチ液晶TVなど最新鋭の映像機器を導入した。
 そして、今のデジタル放送の録画を取り巻く現状に唖然とさせられることとなった。
 ハイビジョンはまだしも、地デジのCMにまでコピーガード信号が含まれている。これらはHDDにはそのまま録画できるが、DVD-RWなどにコピーするときはムーブといって元のHDDのデータが消えてしまう。DVD-RWはCPRMという規格に対応しているものしか使えず、このディスクには固有のシリアルナンバーが記録されていて、暗号化にそのナンバーを使っているため、いかなる方法でもコピーすることは(現状では)、不可能である。しかもあろうことか、ハイビジョンはムーブした段階で画質が劣化する。劣化しないデータを記録したいなら、ブルーレイなどに対応した録画機器が必要だ。
 レコーダーの説明書に「ハードディスクは恒久的な録画メディアではありません」と書いてある。HDDだけじゃなく、ディスクだって劣化も破損も考えられる。自前のバックアップも取れないで、有料放送を本当の意味で「録画できる」と言えるのだろうか。画質を劣化させなきゃ保存できないハイビジョン放送に、いかほどの魅力があると言えるのか。

 DVDのコピーし放題の現状は確かに問題だが、このCPRMについては正規の出費をした、善良で無知なユーザーにのみ不利益を与えるもので、とうてい許し難い。機器を一揃え買ってからこの現状を知った俺としては、いい面の皮で黙ってはいられないのだ。
 そして、そう。デジタル放送だろうがハイビジョンだろうが、コピープロテクトも関係なく複製し放題、完全に元の画質ではないが、ハイビジョンもD3レベルの画質で録画できる方法にたどり着いた。不可能はない。しょせんデジタルデータの完全なコピーガードなど無理な話なのだ。

 商品名は控えるが、国内のメーカーがサポートするパソコン用「ハイビジョンキャプチャボード」がたった一つ存在する。ソフトエンコードであるため、定価は28000円程度で、ロットは極度に少ないながら、オクでもそんな無茶な値段にはなっていない。
 D3と光デジタルの入力を持っており、横1280ドットで動画のキャプができる。途中にアナログっぽい処理がハード的に入っているようで(私は素人なのでここらはいい加減)、CSSもCPRMも全く関係ない。録画は専用ソフトで、動画形式も独自だが、AviUtilという有名なフリーソフト用のプラグインをメーカーが提供しており、いかなる動画形式にも変換可能だ。
 惜しむらくはソフトエンコのため要求されるハードウェアスペックが相当高い。アスロン3800+以上、となっていて、今の私の環境では静止画とお試しレベルの短時間の動画キャプだけで、ソフトが止まってしまう。しかし横1280といえばウチの液晶ディスプレイの横幅めいっぱいだ。静止画でも美しさに驚愕する。
 きれいと言っても正確には「元のまま」ではなない、という見解もありそうだが、ハードディスクにはオリジナルが残せるのだし、そもそも取り込んだままのデータはでかすきて、DivXなど高圧縮プロファイルを使わないと今の大容量HDDでも厳しい、ということを考えると、暫定的には十分ではなかろうか。

 CPRM破りについては、様々なトライがネット上で紹介されているが、一番オーソドックスな方法は「画像安定装置」を使うものだ。画像安定装置は、ダビングの際の画質劣化を抑えたり、古いビデオテープの画質を向上させてデジタル保存したりするための商品であるはずだ、本来は。しかし画像安定装置と名の付く商品はすべからくCSSなどのコピーガードを除去する機能を持っている。実際の購入者の大半の目的は推して知るべし。
 PCを介さずHDDレコーダーから別のレコーダーへ、という場合、上記に紹介した方法よりスマートだろう。HDDレコーダーと、ブルーレイレコーダーを計2台持っている人は、画質も落とさなくて済みそうだ。
 しかし、今発売されている画像安定装置は、みんな入出力がS端子だ。Sを通してしまったら、ハイビジョンの画質ってどうなるんだろう。先にキャプチャボードにたどり着いたので調べきってはいないが、あまり期待できそうにない。
 それに実は、DVD-MPEG2(720×480)でよければ、私の古いカノープスのキャプチャボードでいともたやすくPCに取り込めるのだ。コピーガードは無効。入力はSだ。最近売られている同社やアイオーなどのキャプチャボードは、「デジタル放送を高画質で」などと宣伝しているが、取り込み解像度はDVD-MPEG2から進歩していない。かつ「コピープロテクトはかかる」と書いてある。事実ならスペックダウンだ。

 本当はパソコン向けにハードウェアエンコのハイビジョンキャプチャボードを、各社出したいところだろう。コピーガードの障壁のせいで、ここらのハードメーカーも「デジタル放送特需」にあずかれない。
 
 もう少しマシな方法を考えないと、ハイビジョンもデジタル放送も上滑っていくばかりで、実態が一般消費者に知れ渡ったらかなりの批判に晒されて業界全体のイメージダウン、ひいては経済的な損失にも繋がると思うが……。

※ 私自身は己の意地からこうした知識は身につけて、業界のエゴの犠牲にはならないつもりである。しかしここに書かれていることのいくつかは、法的にはグレーゾーンである(黒ではない。それはソフト提供などの業界側の一方的な主張に過ぎない)。したがって私は、ここに「こういう方法がある」ことは書いているが、私が実際ナニをどうしたか具体的には書いていないし、商品名も明記していない。
 ここに書いてあるようなことをやってみたい人は、自己責任においてググるなどして情報やハード、ソフトを入手して、試してみてほしい。

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