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おもに少年愛と小説に関する雑記。エッセイとコラム
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戸塚ヨットスクール
 たまたまワイドショーをちら見したらこの話題だった。コメンテーターらの発言が耳に入ると、大概あまりの愚劣さに吐き気がするので、戸塚と、親と子の様子と言葉にのみ神経を傾注していた。

 戸塚の人命や人権(好きな言葉ではないが…)に対する感覚は、過去の行為やそれに対する認識から、常軌を逸してはいる。ただ彼は目立ちたいとか金とかそういう俗な人間ではなく、信念の人だ(でもスクールに一年子ども預けると500万いるらしいぞ)。だからこそ気持ち悪いのだが…。
 その狂人に子どもを預ける親は、テレビがそう印象づけようとしていることを割引いても、全く子どもを愛していない。何年も電話も手紙もなしでよくて、事故なら死んでも仕方ないそうだ。言わされたのかもしれないが、顔が出てないにしても、後日実子がこう親が話すのを見たら、どれほど傷つくだろう。すでに傷だらけになって、不登校や家庭内暴力に走り、懸命な救助信号を送っていたのかも知れない。閉鎖空間で体を鍛え、「礼儀」や暴力による支配被支配を学んで、どんな活路が拓けるというのか。
 いかなる確執があったのか、あるいは親がずっと子どもと正対することも、確執も避けてきた結果か、子どもは親ののぞまない成長をした。そして、親は子どもを見捨てて、見えないところに追い出してしまった。自分から見えなければ、自分の血を引いた者の、のぞまなかった成長から目をそらせる。虫がよすぎはしないか。

 スクールの少年達は現代の捨て子だ。虐待で殺されるよりはましだろうが……。
 男の子ばっかりで最年少は11歳…あら、真面目な話題が台無しw

P.S.広告に戸塚の本出てくるけど、買わないようにねw 読むとしても図書館で。俺は買う気はもちろん読む気もなし。ヒーロー気取りの狂った子ども殺しに金が回ると思うと虫酸が走るわ。レビュアーの馬鹿さ加減もマスコミと別の意味でひどい。これでも一応日本語で文章は書けるんだよな。

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アンケート結果を受けて⑤:シチュエーションなど
 本来別々にすべき項目が混在してるのは少年タイプと同じで、回答必須項目数を減らしたいためこうなった。いずれ機会があれば、「責め方」「カップリング」などの好みの傾向を個別にアンケートしてみたい。

 一位は「銭湯でじゃれる」……わかるんだけど、下に並んでる項目と比較するとあまりにソフト(笑)だ。
 これは、うちの客層ならではで、リアル嗜好の方が多いためだろう。やりたいっていうか、このぐらいなら実際やれるし、やってる人も少なくないはず。別に犯罪でもない。心の中で何を思っていようとねw それに事実楽しい。

 二位「拷問」……まあ、これこそ予想通りでw また書きますw

 11位に飛ぶ「SとMの逆転が見たいな……云々」これは、後からお客様が作ってくださった項目。にも関わらず、何と20票を獲得。ちょっと共通点のある、16位の「おとなしめの子が元気な腕白坊やを縛ったりして……」を合わせるとかなりの得票。これは、言われてみれば俺も萌えるな、ってところもあって、御堂のサイドストーリー他で実現していきたい。紅林がヤラれるとここってり書いても、本編のイメージが損なわれるってことはなさそうだし……(笑)

 21位「授業中にお互いのポケットに手をつっこんで相互オナニー」これももちろんお客さまが作ってくださった項目。小六くらいかな、実はこれ、俺、やられた覚えが……。だから相互じゃないな。いじめられてたわけじゃなくて、休み時間エロ話の流れで、勃起してるの、見せてくれだのって、教室の隅でがんがんに勃起してるの(仮性包茎だったけど発達は早めだったかも)何人かに見せて、触らせ(れ)て……とかのあとだったか。中学校の時は暗がりの視聴覚室での授業で、まさに相互でやってるやつがいた。これは強要で、いじめだったな。今書いてるやつで、こういう場面書いてみるかな……

 んで、「スナッフ」はゼロ。「殺し上等」wなんてコメントで書いて下さった方がいて、狂人日記にも票が入ってるのにナゼ……。もしかして「スナッフ」の意味がイマイチわからなかったとか、最初の一票を入れるのに勇気がいったとか(笑)……ただでも、俺自身監禁飼育で鬼畜な調教する方が、殺しちゃうよりは萌えるし(あくまでフィクションにおいてよ)、他の項目に投票しちゃうと後回しになるのかも。まあ、最後の良心かしら。いいのか?

 なんせお客様のオリジナル項目が作られ、そこに投票して下さる方もおられた、というあたり、こちらの願い通りで、アンケートした甲斐がありましたm(__)m

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センスのよしあし
 だいぶ前、裏ページにBGMをつけていたことあった。重いだけなので短期ではずしたが、当初はMP3をつかっていた(笑)
 で、あまりに重いのでフリーのMIDインストルメンタルに変更した。その時、今度の曲はセンスがよくなった、みたいなこと言われて、唖然としたことがある。MP3の方はスティングの名曲で、俺が大好きだったもので(著作権のことはちょっとおいといてくれw)、フリーの打ち込み音楽とは比較の対象にすらならない。ただこれは、好みの問題で、JPOPやゲームミュージックしか聴いたことのない若い世代の人には、スティングの曲はわからないかもしれない。
 ただ、大切なのは、わからない、知らないということを知ることだと思う。その上で主観を述べればいい。先述の言い方だと俺の選曲が前はセンスが悪かった、今度はよくなったみたいで、俺にしてみれば片腹痛かった。音楽、絵など芸術全般についての「審美眼」には、俺はかなり自信を持っているからだ。「今度のやつの方が好き」なら問題ないんだろうけどね。それと俺の知らないところで、いろいろ価値判断つきの評価をするのも、無論勝手だ。「最近ますます服装のセンスがやばくなったわね」とかw 面と向かって「最近服のセンスよくなったね」なんてのは、カレシカノジョの関係か、大先輩にしか言われる筋合いのものではないだろう。まあほめる方は社交辞令でアリかもしれんが。

 音楽のセンス、なんてのは特に、上下の価値判断が難しいものだ。俺にとっては森山直太朗の声はキモいし、さくらは駄曲。「世界に一つだけの花」をここ十年で最高の名曲と言った人がいたけれど、俺にとってはあんなくだらない曲はない。どの花もきれいというのは現実から目をそらした考え方だ。そんなことはあり得ないからだ。花屋に並んでいるものはきれいだからすでに選ばれているのである。誰の目も届かなかったり価値がないから捨てられる花もあり、水も栄養も得られず土の中で腐る種もあるというのが現実だ。片隅であれ花屋に並んでいる自分にとりあえず安堵して、そういうものから目をそらして幸せ気分にひたる人間は醜い。
 なんせそれでも両曲ともスマッシュヒットしている。しかし嫌いなものは嫌いだ。それでも面と向かって「あんなくだらない曲のどこがいいの」なんて人に言ったことはないぞw

 ちなみに、服も音楽も、二年先までのモード(流行)は、業界によってすでに決定されている。ただこの頃その「リード」も非常に難しくなっているとは聞くが、基本的には、流行は大衆が作るのではなく業界がリードして大衆という消費単位を誘導して作るものなのだ。
 このようなカラクリがあるので、俺は音楽をはじめいくつかの自分の趣味範囲のものは「流行っている」ものをまず遠ざけて自分の好きなものを選ぶことにしている。業界のリーダーよりも、自分のセンスが上だという自信があるし、そうでなくても他人に誘導などされたくないからだ。一方服については自信もないし特にこだわりもないので、「よく売れている無難なもの」を選ぶことにしている。

 なんせめったなことで、人のセンスをとやかく言わない方がいい。

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アンケート結果を受けて④:オヤジ(攻め)キャラランキング
 やんなくてもいいんじゃないかって項目w 無回答ありでもいいんだけど、お借りしてるCGIだと一個はチェック入れなきゃならない仕様なんだよね。「無回答」って項目を作った場合、これも数がカウントされちゃうんで、順位が真ん中へんとかに来たら何かイヤな感じなんで、質問数をしぼって必須回答にしました。CGIがいじれればなあ。

 で、一位二位は、まあ作品の人気度と一致してるかと。原田が上っていうのは、彼ってカッコいいからかなあ。要は強いし、命がけで少年助けるし、やることはやるwってことで。猪瀬は特にPC版では最後までイマイチ正体不明なとこがマイナスポイントだけど、裕とのラストの濃いエッチがひたすら、俺もうらやましいw

 三位宮下には、ぶっとんだ。何で?w 実は俺の初期設定項目には彼の名はなかった。村原もいないでしょ。眼中になかった。アンケート開始直後に、項目作るときにも相談にのっていただいた方が作った項目なんだよね。いいとこなしのはずなんだけど、やっぱり近親感なのかな……。実際こんなえげつないいじめの渦中での加害者にはなれないけど、撮影係くらいなら、罪悪感軽そうで、度胸のない僕は彼のような立場でも十分おいしい……。そんなところだろうか。なかなか実際に手出せるもんじゃないよ、っていう意味では、読者の等身大キャラなんだろうか。
 紅林は、けっこう人気あるんだよね。なんかいじめたい人も多いらしいwし、将大との展開上のカラミからも、存在感があったみたい。彼のサイドストーリーは、書きたいな。

 5位椎名。リョウとのコンビで、(ウチの作風を好む)少年愛者あこがれの人、共感できる男、だと思う。

 6位涌坂。少年時代涌坂の項でも触れたけど、彼の背負ってる業って、やっぱりホンモノの少年愛者が共感できるものがあるんじゃないだろうか。俺は、すごく近親感あるんだよね。でも過去が明らかになるまでの彼、相当ひどいヤツだよなw

 ちょい飛ばして、短編で上位の塾の先生。これもやっぱり、Sっけのある人、このくらいならほんとにやってみたい。ひょっとしたら可能性ないでもない、っていうアブナさwがやっぱポイントだろう。 

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アンケート結果を受けて③:少年キャラランキング
 途中から結果は見えてたんだけど、驚きのリトルホーネットのコンビ。要因は作品の人気度と同じかな。あとは、少年同士のカップリングってのが、俺の作品では実は珍しくて、14歳と10歳っていう兄弟萌えを刺激する組み合わせだったことがあるかも。複数投票アリだから、たぶんペアで投票した人が多いと思う。実際ずっと「仲良く」同票でトップ走ってたし。客層の変化を感じるワンツーフィニッシュだった。
 
 三位は御堂から、事前のお客さんの反応から予想してた通り、将大君。当初構想ではほんの脇役ながら、人気があったので、もともとあった裏設定を引っ張り出してキャラに肉付けした。俺自身がひそかに大好きなキャラで(モデルにした子が本当にいい子だった)、おそらく王道的なキャラでない彼が評価されたのは嬉しいところ。

 四位は夜想から太郎。救いようのない不幸の中で輝く少年。俺の少年キャラの原型かな。実は連載当初は気の強い鉄哉の方が断然人気があった。彼も六位で、俺の原点的作品を根強く支持してくださってる層がいらっしゃるということかな。

 御堂のキャラはコミック的にわかりやすい描きわけを心がけている上、そこそこ出番のある主軸少年キャラだけで四人もいる。分散した四人分プラスマイナーキャラ分も合わせると、総合的な得票ではLHのコンビを上回るかな。四人の中で、典型的主人公キャラの純也君が一番下なのは、俺のサイトならではなのかな(笑)。やっぱ、俺にとっては描くのが苦手なキャラだったか。大方の人が予想してたであろう裕とのエロもなかったりで。しかし彼は将大とともに同性愛には傾斜させたくないキャラだったんだよね。作者としては。一方亮平の健闘は意外で、これは後半の「成長」ぶりと、もしかしたら、お客さんの中に彼のようなかっとうを感じてきた人がけっこういて、共感を呼んだのかも、とか思った。裕君は、もう俺の中での「かわいい子」の典型で、すごくイイ(笑)けど、ある意味他の小説の子とかぶっちゃう。俺自身の好みで言えば、四人の中で一人を選ぶとすれば、将大と裕ですごく迷って、将大に一票投じるかも。
 で、御堂のマイナーキャラで、マイナーとは言えないほどの票を集めた涌坂少年期。きれいどころじゃない(笑)、やんちゃ、寂しがり屋、不幸、根は繊細で優しい、とか、丹精込めて過去を構成した。詳しくは別の項で述べたいけど、彼の少年時代の風俗、性格、大人になってからの彼の有り様ってのは、実は俺に一番近い(俺もきれいどころじゃないしw)。だから「共感」ってなると、俺も御堂では彼を選ぶ。この辺の思い入れが伝わったのは嬉しい。

 そして、リョウ君。この子も思い入れあるんだよな。コメントで椎名とともに「代えのきかない最強コンビ」と書いて下さった方もおられた。俺が実際に出会った子の何人かをモデルに作り上げた、翳りのある、リアルな存在感と輝ける少年性を持った子。俺のイメージの中ではそんなにきれいどころじゃない。むしろ凡庸で目立たない子、ね。俺自身がたまらなく(また)出会いたい子なんだけど、同じように感じる少年愛の方がたくさんいると知って、連載当時勇気づけられたものだ。

 以下は、ちょっときりがないので、略。

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アンケート結果を受けて②:作品ランキング(短編、BAR)
 一時は主要な中長編を押さえるかと思った程の「塾の先生」ネタ。
 これは、わりとS嗜好の強い、かつリアル嗜好の強い人に人気があるらしい。「もし実際に、少年をいじめて泣かせるようなことを自分がやるとしたら、できるとしたら、このくらい?」ってとこかw アブナイw
 この作品のよさはそのアブナさかな。俺自身、男の子泣かせてみたい願望とか正直あるけど、殺すか? 切るか? と聞かれたら、それが可能な立場になってもNOかもしれない(実際なってみないとわからない)。けど、無理矢理縛って、とか、レイプして、とかは、可能な状況になったら、相手の少年が人生捨ててもいいと思えるほと好みだったら、やっちゃうかもしれない。うーん、やっぱ泣き叫ばれたらひくかな……。中学生の頃下級生押し倒して泣かれた時は、やめたしな……。おっと、時効だよねw

 あと、一桁とはいえ、初期作品「ボクの告白」には固定ファンがやっぱりいらっしゃる。俺の作品は大人視点が多いんだけど、これは子ども視点で、しかも「被虐的妄想」、ちょっと変態な男の子の視点だ。
 同性愛者にもSにも、自己愛や裏返しのM願望の持ち主は多い。また少年愛者の中の何割かは、少年への回帰願望を持っていて、実際半ズボンや体操服を着用してみたり、自分が実際にはもう戻れない、なれないかわいい少年への嗜虐的な愛を抱く。自分が少年になって、いじめられたいというファンタジーを意識的無為意識に持っている。
 人ごとみたいに言ってるけど、俺にもそういう部分があって、だから「告白」なんだよね。

 あとの作品は……。ふれだしたら切りないので、作品ランキングについてはこのくらいで。

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アンケート結果を受けて①:作品ランキング(中長編)
 このような極北のジャンルにおいては驚くほどの投票をいただき、感謝にたえません。まずお礼申し上げますm(__)m

 無闇にどれもこれも、と投票してもらってもランキングの意味が薄れて困る、ということで、2、3にしぼっていただきたいことを匂わせた「作品ランキング」において297票。おそらく、150人前後の方にご協力いただいたのではないかと想像する。

 ひとくくりにしているとはいえ、やはり中長編と短編やBAR作品は別に見ていった方がよいと思う。

 トップの「御堂」は予想通り。何せ連載終了直後だし、連載後半ではメールやBBS、チャットでかなりのレスポンスをいただいていたことから、まず間違いないと思っていた。本作についてはブログ別項でまた詳細に述べていきたいが、様々な(自分としては)新しい試みに挑戦し、最大の長編となっただけに、評価していただけてうれしい。
 エロに注目すれば、ひどいwシーンの連続だが、一方でハッピーエンド、どちらかといえ悲劇によりがちな俺の作品群の中では、少年のライトサイドを描いた点でむしろ異色。これが評価されたことは、実は俺の中では複雑だ。

 2位「LITTLE HORNET」については、キャラ投票も含めて、作者にとっては全くの伏兵。驚いた。
 携帯版から流れてきたお客さんは、ちょうどアンケート前、御堂と同じ頃、携帯版本作連載が終わっているので、まずこれから読まれた方も少なくないかもしれない。鮮度は御堂と同じくらいだったわけだ。一方、作品の傾向としては、これも俺の基本的な「リアル」路線からは一線を画し異色といえる。そうした作品を楽しんでくださるお客さんが増えたということかもしれない。客層がまるっきり変わったとは到底思えないが、前回のアンケート時からすればカウンターの回りは1.5倍にはなっているから、マイナージャンルなりに「一般受け」するものが評価されるようになってきたといえるかもしれない。

 3位は処女長編「夜想」。暗さ、切なさ、救いのなさw すでに俺のカラーはこの作品に大半出されている。エロ描写は、むろん実現可能だけど、後述の「土曜」のようなリアリティはない。ハードさとリアリティのバランスが、作者としてもフィクションならではで「ゾクゾクする」あたりにおかれていて、俺自身大事で、好きな作品。発表の古さにもかかわらず固定ファンがいてくださってうれしい。

 4位「土曜」。発表当時の反響は忘れがたい。SM色を抑え、シチュエーションも極めてリアルで、実際この作品のエピソードやリョウのキャラクターには、俺の体験、伝聞、実際に出会った少年などが反映されている。そのためか、痛いのは苦手だけど、実際に生で少年に恋した人、少年の頃大人に抱かれた人などが、共鳴してくださって、熱い感想を下さった。俺自身の思い入れからいえば、もっと上位に、とも思うけれど、作品数が増えて分散してくると、やむを得ないかなあ。固定ファンがいてくだされば、それで十分かな。これは、二度と書けない作品。似た作品を書いても意味がない作品だ。

 5位「狂人日記」。極北のフェティシズム「殺人」を扱っている。作者は完成度にかなり自己満足していて、とくに一章「あっくん」エピソードの異様なリアルさは鬼畜の大御所w某氏に高く評価していただいた。ラストの耽美的な雰囲気も好きだ。しかしながらこれは、一位とかになったら俺もちょっと戸惑うw こんなサイトの作品の中でも、マニアックな作品として存在感が残っていればいいと思う。

 長くなったので短編については次項にゆずりたい。

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時事ネタ:キレる子ども
 イベントの準備をしようと思っていたのだが疲れたので雑文をもう一本書いておく。

 文科省が学校現場で「キレる」子の増加要因を探るために食生活やTV視聴など生活習慣を調査する予算を組んだというニュース。

 統計学的調査をするためには、データを取る必要があるが、「キレた」こととどう結びつけるつもりなのか、激しく問い詰めたいw 心理学の場合、A条件でBとなる、と結論するためには95%以上の発現率ではじめて「有意性」の証明となる。どんなことした子をキレたと認定するんだろう。キレたこととの因果性を無視するなら、調査データ自体が役に立たない。何を改善すればいいか結論が出せないからだ。
 結局一般的に早寝早起き規則正しい食事に、テレビの見過ぎやゲームのやり過ぎを避ける、くらいの結論にしかならないのではないだろうか。

 俺も中学時代の教師には「キレた」と思われたようだ。さほど大人にとって目立つ子どもではなかった。だが友人間では親しいほど「あぶないヤツ」という認識はもたれていた。ただ俺には計算があって、なめたことをしてきたヤツをとっぱじめに死ぬほど痛めつけると、そいつもそれを見てたヤツもそれ以降一定以上俺をナメたことはしないという経験則を頭においての行動だった。従って、腕力において俺を圧倒的に凌駕する人間はそれを見抜いているから、誰にでも俺の虚勢が通用するわけではなかった。計算のあるキレかただから、人を刺したり、新聞種になるようなことはしないし、する可能性もなかった。だが俺が突然食ってかかった教師は顔色を変えて次の授業からえらくオドオドするようになったわけだが……。人間というものを知らないおぼっちゃんは教師に向いていない。

 俺が思うに「学校現場でキレる大人しい子の増加」は、むしろ学校側の問題であるように思う。一番には権威の失墜だ。総理大臣を「小泉」などと呼び捨てにする子どもがいる国はあまりない。法律やマナーも、大人自体が守らなくなってきている。要するに無条件で「偉い人」とおもわれてきた人、また「権力」の価値が揺らいでいる。警察も大企業も不正を犯す。公然と嘘をつく。金と暴力で四回戦ボーイでもチャンピオンベルトが取れる。ボクシングなんて昔は貧乏で学もない腕っ節だけが取り柄の人間の最後の夢だったはずなのに。
 むろん、昔から教師も代議士も「偉く」なかった。でも無条件で偉いと信じられていた。教師の、人格を踏みにじるような発言に子どもは耐えていた。暴力や嘘も、受け止めてきた。たまったストレスはよそで吐き出していただけだ。大人になって婦女暴行魔になった人間は、耐え続けて大人になってからキレたのかもしれない。

 大人しい子が突然、といっても、本当に突然ということは絶対にない。誰も気づかなかったことこそ問題だ。そして教師の襟首をつかむくらいの発現のしかたなら、まだ幸いだ。俺だって何度も襟首をつかまれたし、ワイシャツのボタンが飛んだし、校門で七、八人に取り囲まれたこともある。だがそこからが勝負だ。今の教師の仕事はそういうものだ。
 だがいきなり刺されたんでは元も子もない。子どもだって取り返しがつかない。しかし大半の場合そこまで追い込まれた子どもはサインを出しまくっている。教師でも学校カウンセラーでも何でもいいが、これに気づける感性の持ち主が現場にいることと。そういう人材が瑞々しい人間らしさを損なわない仕事量や環境を、彼らに与えることだ。調査に金をかける前に、月100時間を超える残業代を満額だすか、残業をゼロにできるだけの人員を現場に投入できる人件費を予算に計上しろ。それで99%のいまの学校課題は解決するのだ。

 ……うわ、シリアス。ま、たわごとですから……

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時事ニュース
 ショタと何の関係もないし、本来表ブログに書くべきなんだけど、最近しんどくて二つを管理する余裕もないのでここへ。

 高専の女子生徒殺害容疑がかかっていて逃走中だった男子学生が、(たぶん)自殺死体で発見されたというニュースをさっきネットニュースで読んだ。バイクで逃走して山中で首吊り死体で見つかったそうで、安手のミステリ小説のオチのようだ。
 事件そのものには何の関心もない。が、どこかの週刊誌がまた実名報道をやらかしたらしいのがひっかかっていた。もっともこの件の場合指名手配されていたそうだから、警察が氏名や顔写真の公表を控えたこと自体がなにかおざなりというか、形式に従っただけという感じもある。
 これが逃走中の連続殺人鬼なら例え12歳でもTVも使って実名も顔も報道すべきだが、女子生徒一人への痴情怨恨容疑となると、どうか。大概の実名報道に反対の立場の俺でも、ちょっと迷うところだ。

 警察の判断を勝手に超えて個人の権利を踏みにじる権利は報道機関にはない。俗悪週刊誌ならずとも犯罪者の実名報道に俺は基本的に反対だ。
 犯罪者にだって家族がいる。小さな子どもがいる場合もある。成人した犯罪者の親に、何らかの責任を問うことも無理がある。だいたいそれを問うかどうか判断するのはマスコミではない。まして、「容疑者」の段階では被疑者は推定無罪だ。客観的に真っ黒でも実名報道されるいわれはない。容疑が確定して犯罪者と司法が確定しても、犯罪者を裁くのは司法であってマスコミではない。実名報道によって犯罪者は不当に二重に断罪され、社会復帰の道を失う。犯罪が重大であった場合こそ、いざ刑期を終えて出所してきた容疑者を何とか支えるべき血縁者がマスコミによって果てしないダメージを食らい、受け入れる意欲や能力を失ってしまったとしたらどうか。
 反対に実名報道によって得られるメリットは、事件の現在進行形での、「良心的第三者」の好奇心の充足程度に過ぎない。名前や住所なんかわからなくても、犯罪そのものについて論じることはできる。これは被害者の氏名も同じだ。

 実名報道が許される、というか必要なケースは、先に述べた、現在人に危害を加えるかもしれない人間がどこかに逃走潜伏している場合と、容疑者が社会的影響力の大きな人物である場合だ。政治家、皇室関係者、大企業(企業名)やその幹部や経営者などということになるだろう。芸能人や、まして一公務員に過ぎない教師も含まれない。先日交通事故で子どもを三人死なせた公務員にしてもだ。

 また機会があればそれこそ表ブログで述べたいが、すでに週刊誌のみならずTV、大新聞は権力の監視機構、第四の権力としての能力も意志も失って、ただ大衆の興味関心を煽って日銭を得るだけの紙屑に成り下がっている。
 司法に裁かれることすらご免被りたいのに、もし自分が何かやらかした時にマスコミが何か騒ぎ立てたら、逆に利用して彼らの愚かしさを嘲笑ってやりたいものだ。

 鬱が進むと文章は攻撃的になるらしいなw

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アンケート中間報告
 アンケート。多数の投票ありがとうございます。作品については上位の順位がほぼ見えてきました。少年キャラについても、少しずつ差が開いてきましたが、まだまだわからないですね。当初の勢いを見て、「作品」の投票がのべ200を超えたくらいでシメようと考えていました。本日めでたくそのラインを超えましたので、次の土日をもって集計に入らせていただこうと思います。まだの方は、ぜひ。

 それにしても、リトルホーネット勢の健闘は驚きです。以前も書きましたが連載当初はあまりレスポンスなかったのですよ。携帯で連載し直した他、御堂連載期間中に新規で来訪してくださったお客さんの層には、受け入れていただけたのだと考えています。

 その他、詳細な分析は、集計後、行います。もちろん今後のサイト運営の参考にさせていただきますので。お楽しみに、していただいて、いいと思います(^^;)

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