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おもに少年愛と小説に関する雑記。エッセイとコラム
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アンケート結果を受けて①:作品ランキング(中長編)
 このような極北のジャンルにおいては驚くほどの投票をいただき、感謝にたえません。まずお礼申し上げますm(__)m

 無闇にどれもこれも、と投票してもらってもランキングの意味が薄れて困る、ということで、2、3にしぼっていただきたいことを匂わせた「作品ランキング」において297票。おそらく、150人前後の方にご協力いただいたのではないかと想像する。

 ひとくくりにしているとはいえ、やはり中長編と短編やBAR作品は別に見ていった方がよいと思う。

 トップの「御堂」は予想通り。何せ連載終了直後だし、連載後半ではメールやBBS、チャットでかなりのレスポンスをいただいていたことから、まず間違いないと思っていた。本作についてはブログ別項でまた詳細に述べていきたいが、様々な(自分としては)新しい試みに挑戦し、最大の長編となっただけに、評価していただけてうれしい。
 エロに注目すれば、ひどいwシーンの連続だが、一方でハッピーエンド、どちらかといえ悲劇によりがちな俺の作品群の中では、少年のライトサイドを描いた点でむしろ異色。これが評価されたことは、実は俺の中では複雑だ。

 2位「LITTLE HORNET」については、キャラ投票も含めて、作者にとっては全くの伏兵。驚いた。
 携帯版から流れてきたお客さんは、ちょうどアンケート前、御堂と同じ頃、携帯版本作連載が終わっているので、まずこれから読まれた方も少なくないかもしれない。鮮度は御堂と同じくらいだったわけだ。一方、作品の傾向としては、これも俺の基本的な「リアル」路線からは一線を画し異色といえる。そうした作品を楽しんでくださるお客さんが増えたということかもしれない。客層がまるっきり変わったとは到底思えないが、前回のアンケート時からすればカウンターの回りは1.5倍にはなっているから、マイナージャンルなりに「一般受け」するものが評価されるようになってきたといえるかもしれない。

 3位は処女長編「夜想」。暗さ、切なさ、救いのなさw すでに俺のカラーはこの作品に大半出されている。エロ描写は、むろん実現可能だけど、後述の「土曜」のようなリアリティはない。ハードさとリアリティのバランスが、作者としてもフィクションならではで「ゾクゾクする」あたりにおかれていて、俺自身大事で、好きな作品。発表の古さにもかかわらず固定ファンがいてくださってうれしい。

 4位「土曜」。発表当時の反響は忘れがたい。SM色を抑え、シチュエーションも極めてリアルで、実際この作品のエピソードやリョウのキャラクターには、俺の体験、伝聞、実際に出会った少年などが反映されている。そのためか、痛いのは苦手だけど、実際に生で少年に恋した人、少年の頃大人に抱かれた人などが、共鳴してくださって、熱い感想を下さった。俺自身の思い入れからいえば、もっと上位に、とも思うけれど、作品数が増えて分散してくると、やむを得ないかなあ。固定ファンがいてくだされば、それで十分かな。これは、二度と書けない作品。似た作品を書いても意味がない作品だ。

 5位「狂人日記」。極北のフェティシズム「殺人」を扱っている。作者は完成度にかなり自己満足していて、とくに一章「あっくん」エピソードの異様なリアルさは鬼畜の大御所w某氏に高く評価していただいた。ラストの耽美的な雰囲気も好きだ。しかしながらこれは、一位とかになったら俺もちょっと戸惑うw こんなサイトの作品の中でも、マニアックな作品として存在感が残っていればいいと思う。

 長くなったので短編については次項にゆずりたい。

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