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おもに少年愛と小説に関する雑記。エッセイとコラム
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有害情報に関する特別世論調査
とりきさんのブログ

 ……すいませんたびたび引用して(謝)
 僕は似たようなテーマを最近論じていたので、あえて触れなかったですが、ここでは視点を変えて触れます。というのも、是が非でもここでみなさんに知ってもらいたい事実が一つあるからです。

 僕は実は、この調査の結果自体が疑問だったのです。よいことかは別にして、これだけ同人、二次元、オタクの世界が認知されサブカルといいながら大きな流行の主潮となり、コミケで扱われている書物の相当なパーセンテージが、エロである日本の現代社会において、九割が「児童」モノとはいえ二次元、創作の規制に賛成? あり得ない。どんな調査をやったのか、です。

 そこで調べてみました。
 ttp://www8.cao.go.jp/survey/tokubetu/tindex-h19.html

 PDFファイルをご覧下さい。調査対象全国20歳以上の3000人、有効回答数1767人、調査方法、調査員による個別面接聴取。

 調査員による個別面接聴取……もう笑えてきませんか? 今の僕なら、もちろん規制にNOと答えます。がしかし、妻子ある男性、教員や保育士、もしくはある程度の社会的地位のある職業の人、などなどが、この調査に関し、規制反対の意見表明をするとは、とうてい考えられません。
 有効回答数が六割であったことを考えれば、しがらみのない人で、苦し紛れに「どちらともいえない」と答えた人も、四割の中に相当いたことでしょう。
 当初、僕は調査対象のサンプリングに恣意的操作があったのではないかと疑いましたが、ここまでのいかさまをやっていたとは。報道でそこを完全に欠落させたことも、恣意的操作でしょう。←附記:ニュースによっては「個別面接」とちゃんと書いているものもありました。さらに有害情報を「有害情報」とくくるなど、読者に何かを伝えようとしているものも。

 この調査は「有害情報に関する特別世論調査」であって、「児童の性的搾取に関する世論調査」の一環です。
 今後の特定の政治的な施策のための、根拠にするための、ためにする調査であって、つまり、結論は一つでなくてはならないのです。

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 僕は疑っているのですが、実際に匿名ネットアンケートを実施した結果、もしくはそれの妥当な予想が、この規制派の期待を裏切るものであったため、面接調査に切り換えたのではないかと。
 そうまでしないと、二次元や創作の規制の根拠や世論的支持の裏付けがとれず、こうした捏造的結果をマスコミを利用して流布し、浮動層を規制派に傾けさせれば、あとづけで結果はオーライ、と規制派は考えているのでしょう。自由と民主主義の価値を、その程度にしか考えておらず、大衆をなめきっています。
 正直すでに時代遅れの手法にすら思えますね。対比される情報源が多種多様に及ぶ現代社会においては。

 大概のことに流され、辛抱しても、人間、原初的欲望は絶対に放棄できないよ。どっかの敬虔なクリスチャンが言っていたけど。「姦淫は心に描いた時点ですでに実行したも同じ罪なのです」。
 罪人でない人、ほんとにこの世に存在するの? いるなら、お友達になりたくはない。正体は人間でなく不感症的レプリンカントじゃないかと疑うのでね。
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