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おもに少年愛と小説に関する雑記。エッセイとコラム
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シングルファーザーの育児ノート 序章部分
 これからダウンロード販売予定の父子相姦ものの序章部分です。


 ※この文章はある会員制ブログの連載を一部改訂し、作品として再構成したものである。


  第一回(昭和五十五年頃)

 暗くした六畳間には、カーテンの隙間から西日が差し込んでいる。

 夏休みの道場の終了時間は早く、私たちは練習が終わり、他の練習生達を送り出したあと、シャワーも浴びずに二階のこの部屋に上がり、汗みずくのからだを合わせて絡み合っていた。

 雄太は五月の誕生日を過ぎて十一歳になった。肌は日本人としては白く、目はぱっちりとして大きく、頬の稜線は年齢相応に柔らかく、丸い顔をしている。

 幼い頃はほとんど私の血を引いていないかに思えるほど母親に似ていた。端正で、白い肌はみずみずしく、(幼い頃から短髪を通させてきたが)髪を伸ばせば少女にも見えたことだろう。

 私は浅黒い肌を持ち、年齢のわりには逞しいといえるがっちりとした肉体を持ち、身長も高く、毛深くて顎髭を生やしている。似顔絵でも描くなら五角形に単純化できるような顔つきをして、眉は濃い。

 雄太の姿形は、その濃い眉をはじめ、鼻のかたちやわずかな部分に、最近私の血を感じるようになってきた。
 もはや少女っぽさはまるでなく、同年齢の子の中では身長は並より少し高いくらいだが、体格は少年なりにがっちりとして逞しい。だが顔のつくりの端正さ肌の白さは、やはり母親の血を濃く引いている。いつかは、もっと私に似てくるのだろうか。

 私が上になって唇を合わせ、舌をからませていた。唾液の交換をすると、私は雄太のそれを少し甘く感じる。酒は飲むが煙草を吸わない私の唾液を啜ることを、雄太はいやがらないが、その味を言葉で表現することはない。

 ごろり、と姿勢を交換し、雄太が私の上になり、すぐに這いずるように雄太は姿勢を変えて、私の勃起して濡れた性器を、両手で包んで亀頭を絞り出すように指を動かして、先端を口に含んだ。

 微電流が私の性器から背を通って、脳の後ろを刺激した。

 私は雄太の両足を少し引いて、彼のまだ幼く無毛の性器の包皮を剥き、同じく口に含む。雄太の柔らかな尻の肉に、きゅっと力が入った。

 私と雄太にはまだ相当な身長差があるので、私は背中を丸めて雄太の股間にすがりつくようにし、やや下向けに、彼の性器を吸った。

 雄太はまだ精通していない。それでも性器を弄ばれ、吸われる快感をよく知っている。
 私の幼児体験からも、彼が未精通な時期独特の絶頂を知っていることは確かだと思われる。いつからそれを覚えたのかは、今や定かに思い出せぬ。


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デジケットは審査中。やばいかもw

追記:
デジケット審査通りました。
[夢幻童] の【シングルファーザーの育児ノート】

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退院、そして
 僕が入院したのは、あの地震の起こった日でした。

 関東東北圏にも知人友人がいますから、普段ならtwitterやMixiで安否確認などに奔走していたでしょうが、病院はネット無し、携帯禁止ですから、情報ソースは新聞テレビに限られていました。

 原子力発電を推進してきたくされイカサマエリート達にも腹は立ちますが、このブログでは多くは語りません。

 三ヶ月入院して、何を隠そう精神病院ですから、珍妙な体験もたくさんして娑婆に戻ってきました。

 退院しても、体力と気力はレベル10をフルとして5くらいでしょうか。

 それでも数日前からなにがしか「書ける」ようになり、実に久しぶりに短編小説を一本書き上げました。

 リハビリ小説のつもりだったのですが、一定の水準をクリアしていると自己判断して、サイトでは発表せず、ダウンロード販売することにしました。

 タイトルは「痴漢電車」。軽い夜のおかずの一品に、というようなコンセプトです。半ズボン制服の小学生……かわいいわ……

 現在

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デジケット

 にて好評発売中です。200円ですので、試しに一冊、と手を伸ばしてもらえれば幸いです。

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ゆるされたら(リハビリSS)
 僕がここに連れてこられてから、もう一ヶ月は経つと思います。正確にはどのくらいか、わかりません。

1

 お父さんとお母さんが三日くらい帰らなかった、あの日……そんな日は、この一、二年、珍しくなかったのだけれど……知らないおじさんが、僕のアパートにやってきて、僕を連れて帰りました。

 お金持ちそうな、僕のお父さんよりも年上のおじさん。とても優しそうに、僕に話しかけました。お父さんとお母さんはもう帰らないから、私と一緒に来なさいって。
 「かわいそうだけど」とおじさんは言いました。でも、お父さんやお母さんがいなくなるのは、僕は別に悲しくはなかったのです。いれば一日か二日に一回、ご飯くれるけど、最近それ以外、意味なかったから。お父さんやお母さんにとっての僕も、たぶんそんな感じだったのでしょう。

 おじさんを僕は、「施設」の人だろうと思っていたけど、違いました。おじさんは僕を、自分の家に連れて帰ったのです。びっくりして、息が詰まるくらいの、大きなお屋敷に。

 そしておじさんは、僕に、お父さんから僕を買ったと言いました。

 親が子どもを売れるなんて僕は知りませんでした。でも買ったのだから、おじさんは僕を好きなように使う、と淡々と言いました。

 よく意味がわからなくて、僕はただうなずいていました。

 そして、僕の部屋だという、地下の薄暗い部屋に連れて行かれました。まるで牢屋みたいな、部屋。

 その時になって、はじめて僕は、ちょっとまずいかも、と思いました。服を全部脱ぎなさいって、静かに言われて、こわくなりました。すごく。

 おじさんを突き飛ばすようにして、おじさんの背後の扉に手をかけたら、殴られました。殴られるのは慣れっこだったけど、知らない人はどのくらいのことをするのかわからなくて……。

 蹴倒されて、胸を踏まれながら僕は、「何でもするからやめて!」と叫びました。そしたらまた、服を脱げ、って、ちょっと息を荒くしながらも、相変わらず怒鳴らないで静かに言うのです。

 全部服を脱いで、裸になると、服の代わりに首輪をもらいました。皮がごつごつして、鋲を打ったやつで、犬だったら、よっぽど大きなやつがしてそうなやつ。

 それから僕は鎖で繋がれ、暗い地下の牢屋で暮らすことになりました。


2

 それから僕は、おじさんにいろんなことを教わりました。

 まず、僕が奴隷で、おじさんがご主人様で、僕はご主人様の言うことは何でも聞いて、ご主人様のためだけに生きなきゃいけないこと。

 それから、おちんちんやお尻や、それから口とかの、僕の知らなかった使い方を毎日教わりました。

 こわいし、気持ち悪いし、痛いし……僕がいやがると、ご主人様は僕を叩きました。手だけでなく、鞭というものや、剣道の竹刀とか……。裸の背中を叩かれると痛くて息もできず、もがき苦しみます。床に血がつきました。

 だから僕は、いやでも本当にいやそうにしたのは最初の一日だけです。おちんちんを触ってもらったり、自分で触りながらいろんなやり方を教えてもらうのは、最初から気持ちよかったし、だから毎日、気持ちのいいことを楽しみにしてがまんして、ご主人様の教育を受けました。

 口でご主人様のおちんちんにご奉仕するのは、二日目から教わりました。何となくどんな感じがするのか想像できて、僕もして欲しいと思いましたが、奴隷なので、僕はする一方です。僕のを気持ちよくするのは、おじさんの足とか、マッサージ機みたいな機械とか、自分の手です。

 お尻のびっくりするような使い方も、もう慣れました。最初は痛いだけだけど、だんだん気持ちよくなってきます。そうするとご主人様は、自分のおちんちんより太い「張り型」や「バイブ」を僕のお尻に入れて、僕が痛がるまで動かします。そして、痛がってからもう、何だか気持ちがよくなったような気がするまで、やめてくれません。がんがん突いて、動かし続けます。いつの間にか気持ちがよくなるのです。今はもう、最初に入れられたバイブの倍くらいの太さのが、僕のお尻に入ります。たまに鏡でじっくり見せられると、僕のお尻の穴がびっくりするほど拡がっているのがわかります。

 お薬は好きです。いつもの何倍も気持ちよくなって、ぼわんとして、おちんちんをいじるのがやめられなくなってしまいます。
 縛られていると僕は、おちんちんがいじれないので、ご主人様に触らせて下さいとお願いします。何日か前は、靴でぐりぐり踏まれて、僕は射精しました。僕の精液を、僕はご主人様の靴から舐めとりました。

 皮の「拘束具」をつけられて、お薬を注射されて、しかもおちんちんを触らせてくれない日もありました。
 お尻ならしてやるというので、僕はお願いしました。
 ローターを二個、僕のお尻に押し込んだご主人様がスイッチを入れると、ガラガラいって僕のお尻の中で二つが暴れます。
 ご主人様は、そんな僕のお尻に、おちんちんを入れてくれました。

 気持ちいい……。

 僕はいつの間にか、自分でご主人様に腰を押しつけながら、もっと強く速くして下さいって、お願いしてました。どうして欲しいって、訊かれたから……。訊かれてないのに言うと、お仕置きなんだけど。

 そして何だか視界がぼやけて、僕はおちんちんを触らないのに射精しました。

3

 そして今日は、いつもの「調教部屋」に、四つん這いで入らされて、部屋の真ん中を見ると、今まで入れられた中で一番太いバイブが、変な機械にくっつけられて、こっちを向いていました。

 ミシンみたいな鉄の胴から、棒が出ていて、その棒の先に、バイブがくっついています。機械は、木の板に固定されていて、板はネジで床にがっちり留めてあるみたいでした。バイブからも鉄の機械からも、コードが出ていて、部屋の隅のコンセントに繋がっているタップに、コンセントが挿してあります。

 機械はアナルマシンというそうです。マシンの前に僕を座らせたご主人様は、突き出したバイブと僕のお尻の穴の高さが合うように、薄い革張りのマットを僕の腰の下に入れ、僕のお尻にローションをたっぷり注いで、慣らすように命令しました。

 そして、僕は言われたとおり、アナルマシンから突き出ているバイブを、お尻に入れていきます。

 硬いブラスチックの感触がして、お尻がぐいっと拡げられて、イボイボが僕のお尻の皺をこすって、僕はぞくぞくが止まりません。

 バイブの中間くらいまで僕がお尻に飲み込むと、ご主人様は僕を止めて、そして僕の足と手を、足をがっと開いた状態で長い鉄パイプに縛りつけました。
 さらに、首輪についた鎖を天井の輪に通して引っぱり、僕が横になれないようにします。僕は腰を突き出して、背中を浮かせた苦しい姿勢になりました。

 こわいけど、僕はずっとぞくぞくして、おちんちんの先が湿ってきました。

 それからご主人様は、僕の腕に点滴の針を刺しました。今日はお前の好きな薬の他に栄養もたっぷり入っている、とご主人様は言いました。

 冷たいお薬が、僕のからだの中に入ってきます。注射じゃないのは初めてです。僕がそれに気を取られていると……。

 ご主人様がバイブとアナルマシンのスイッチを入れました。

 バイブが震えたりねじれたりするのは知っていたけど、アナルマシンの方は、僕はどうなるか知りませんでした。
 それは、ピストン運動をして、僕のお尻を繰り返し自動的に突くのです。僕はのけぞって、びりびりくる感覚に耐えました。

 僕はたまらず声を出します、あー、あーって。そしてからだを捩ります。そうしないと、とても耐えられません。

 お腹は温かいし、お尻の内側はちょっと痛くて痺れるけど、鳥肌は立ちっぱなしで、気持ちよくてたまりません。お薬も効いてきたみたいです。ああ、あ……あ……

 出る、よ……。

 僕は射精して、自分のお腹を汚しました。それをちらっと見て、ご主人様は黙って部屋を出て行きました。


4



 一時間ほどほっておかれて、ご主人様が戻ってきました。

 「あれから出したか」と訊かれたので、僕は、「二回……」と答えました。

 ご主人様が僕の正面の壁に、マジックで横、縦、横、と三本線を引きました。正の字を書いていくんです。

 「はずして……」ご主人様は首を振りました。「百回出したら許してやるぞ」と言いました。

 百回も……出すの……気持ちいいだろうな。もうずっと、続いてもいいな。栄養もあるから、何日でも続けられるって。百回になるまで、じっくり待ってやるって、ごしゅじんさまいいました。

 …………。

 僕は、またイキました。顔に精液かかって、自分の口に入ったよ。

 ぼくは、なるべくイカないように辛抱しようと思いました。その方が、気持ちいいの、ずっと続くし、何も考えなくていいし……。

 それに、ゆるされたらどうなるか、ぼくはこわかったです。

 この部屋を出られても、ぼくには行くところがない。こんなにいろいろおそわったら、もうごしゅじんさまいないとぼくは、生きていけない。いたいのも、きもちいいのも、おわりになったらぼくはどうしたらいいかわからない。


 頭が真っ白。でも気絶できない。首輪があるから眠れない。だからずっとつづくきもちいいの。ぼくはまたイッた。ぼやけた視線の向こうで、ご主人様がマジックの線を引く。

END


というわけでPixivの小説機能の実験をかねてイラスト付きSSなど書いてみました。まあほんとにただのヌキテキストです。でもテキスト発表超久々……

Pixiv版はこちら
http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=28969


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リハビリ中
 ものすごく久しぶりの日記。

 体調がすごく悪いというわけではないのですが、何事も楽しめないというか、趣味に打ち込めない状況が続いています。

 だらだら音楽聴くとか、テレビ見るとかはともかく、こう、打ち込むタイプの趣味に取り組めないんですよね。

 「小説書き」もその部類です。絵もそうですね。


 で、このところのありったけの元気を振り絞って、リハビリにヘタレ絵を描きました。もちろんショタエロ。こういうの描いてるとまた、小説のネタにつながるかもしれないし、自分の絵はレベル低いだけに一枚描くごとにいろいろわかりやすい収穫があります。





 おひまなら、見てよね、ってことでw
 携帯の方は

http://www.pixiv.net/member.php?id=375158

 からどうぞー。

 今後はもう少しよしなしごとブログも更新します。

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ボーイ●オン●インRe
 ここ数年の三次元ショタ関係の逮捕劇としては、最大級の事件でしょうね。

 ただ、サイトの存在はこっち系の人はみんな知っていたんですよね。五年は存続していたはずです。でもインチキだと思ってましたねー。サンプル画像はどっかの借りもんだし少年愛を正当化する文言も稚拙だったし。

 その間、稼ぎも稼いだり貯金が8000万と言いますから、派手に遊んでいたらしい(外遊ですなw)ことも考えると相当なもんです。

 で、実際はこの人、実刑食らうかどうか疑わしいレベルですね。撮影の強要などが立証できなければ、合意の上の売春行為、撮影に販売。裁判にいくらかかるか考えても、かなり残ります。

 ほとぼりがさめたら、またやりたい放題かと思いますねえ。

 
 ちょっと気になるのは、このニュースの「一般」の取り上げ方なんですけど、「少女だったら」を考えたら相当な大ニュースのこれ、テレビではすぐ忘れ去られると思います。

 これまでも、ショタ系のニュースはそんな傾向でした。

 今回もそうあって欲しいですね。非実在なんとかを含め、創作規制の道具にされてはかないませんし、三次元でも、欧州のような異常なペドファイルへの扱いに繋がったりしたらいい迷惑ですからね。



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【重要】ちょっとお休みです
 個人的なことなのですが、また引越をしなきゃなりません。

 それで、荷造りやらなんやらで、通販の対応をしばらく休ませていただくことになります。目安としては四月下旬再開です。

 また、ゆうちょ振替口座が入金手段として使えなくなる予定です。

 以前より手数料が上がってしまった上に、こちらは郵送で入金確認を待たなくてはいけないと、利便性が低下していたのですが、ずるずる使っていました。

 振替口座は引越手続きも必要で、甚だ面倒なので、この際、取り扱い終了にします。

 ただ、銀行より郵便局が便利、という方もおられますので、通常の電子振替(ぱるる送金)にかわりに対応しようかな、と検討中です。

 ま、それより新作出すのが先ですけどw

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地獄の島プロローグ試案
容疑者Aの供述より

欧州某国、首都の警察、取調室にて


私は、そう、ほんの下っ端ですよ。何もコントロールできる立場にはなかった。

「教育指導員」、というけっこうな肩書きをいただいていました。……私のような立場の人間は、私が在職した間、六人を切ることはなかったが、また十人を上回ることはなかった。

私どもの上に、三~四人の監督教官。うち一人が寮長を、順繰りに務めていたように思います。私立学校の校長のようなもので、特別な権威者ではない。

四人の教官も、学校で言えば教頭くらいの立場でしょうか。特別な権威者ではない。

左様私どもが何ものとも知らぬ、顔や体格や性格はイヤというほど知り抜いていても、名前は本名かどうかもわからないものしか知らない、不思議な、定期的、不定期的来訪者。彼らこそがあの施設における最高権威者でありました。

何もかも彼らによりコントロールされていた。少年達の運命はもちろん、もしかすると指導員たる私どもの運命すらね。

少年は多いときで40名もいたでしょうか。その時はいささか過密でしたかな。施設閉鎖の直前には、教官と生徒が同じくらいの数になっていて、これはこれでいびつでした。



その施設は、荒涼たる孤島ザントフォールトの、元保養施設。つまりは別荘のような建物を買い取って、改修し、犯罪性向の子、親が死ぬか養育できないかして、行き場を失った子などを預かり、衣食と教育を授けるという目的のために、設立されました。表向きはね。

設立そのものは40年前だとか。私が知るのは閉鎖した20年前に近い頃のみですが。

誰の目も届かぬ孤島という立地の他は、そう特別ではない。我が国の福祉は先進国最低レベルですからな。資産のある「篤志家」の力なくしては、児童養育施設も成り立ち行かない。いや、ああ、こんなことは私が述べるまでもないですか。



孤島の施設は、コの字型の建物を二つ、背中合わせにしたような構造になっていて、女子寮と男子寮が完全に分かたれていました。私が話せるのは男子寮のことのみですよ。先ほどの寮生の人数も、男子寮のみのお話です。

さて、コの字の南側の一の字を、私ども指導員、教官の私室、生活のための施設、職員室、寮長室、ゲストルーム、などが占めます。それから南北の一の字に、学習室、作業室、調理室、などという、学校らしい施設が整えられておりました。末期はいささか老朽化していましたが、街中の施設に見劣りしないものだったのではないでしょうか。ええ。

北側の一の字が、生徒の生活棟です。ああ、言い忘れましたが建物は二階建てです。ぶち抜きの一間に、二段ベッドがずらりと並んでいまして、部屋という感じではなかったですな。寮生が増えてベッドが増床された折りには、子ども達自身は気づく由もないですが、独特の体臭がこもって、私を喜ばせました。……それは罪になるのですかな。

ぶち抜きと言いましたが一番端の方は四部屋ほどの個室がありました。

これはもちろん、リーダーの寮生の私室、などではありません。(咳払い)一畳ほどの広さでトイレもなく窓もなく、ドアは鉄扉で小さな鉄格子の窓つきです。

つまり他の寮生に見え、聞こえるように誰かを罰するときの懲罰房でして……少々骨のある子が泣き叫んだり許しを乞うたりするのが、皆に丸聞こえになるのが効果的なんですな。……不愉快ですか? しかし、これは、ね。ここに入れられた段階では、まだその少年には救いがある。この程度の虐待とやらは、たぶんそこら中の施設で今も行われていますよ。お偉い人でも必要だとおっしゃる方もおられるでしょう。

……救い? そうです。地上にいる間、まだその子には救いがあるが、ひとたび地下に落ちたなら……二度と日の目を見られぬ可能性の方が高かった。そう、ザントフォールト愛護寮には、地下室がありました。建立初期はなかったようですがね。設立者は、寮の存在が世間から忘れ去られるのを待って、地下に彼らにとっての夢殿を作りました。



ちょうど、職員のための一の字の部分に、その地下室は作られていました。はい、私が勤めだした時にはもう、ありましたよ。何しろ……(咳払い)

階段を下りてすぐのところは、薄暗くて殺風景ながらつくりはちょっとしたホテルの一室のようで、まともに寝られるベッド(笑い)や、バスタブ、シャワーがありました。ただ、施設閉鎖の近づいた頃には、もうこすれどもこすれども落ちない血の染みが、バスタブにも床にもベッドにも染みついていて、そこに導かれた少年に絶望と恐怖を与えたものでした。

その「ゲストルーム」の奥が、細長い拷問部屋になっていました。

全てが使われたのを見たわけではありませんが、中世の頃の、使えば必ず死に至る鉄の処女のようなものから、鎖、縄、鞭、といった、「プレイ」に使えないこともないようなものまで、壁際にすらりと並んでいましたよ。



……ここまでは、お持ちの資料の裏付けというところですか、一致するでしょう? よろしい。
では、ここからは、主にその地下室で、私が見たもののいくつかを、詳らかに話させていただくとしましょうか。

(取調官をにらみつけて)
狂人の妄想と片付けるのは簡単だ。私もその方が助かるかもしれない。ま、現世も牢獄、だが。
これから話すことは全て事実であって、あなたや私と同じような姿をした、人間がしたことなのだ。それを忘れないことだ。

汝は人を罰するに値する人か?


(本編へ)

ブログでどの程度ネタバレしてたかもう忘れちゃったんですが、これがほぼ正式な設定、導入部となります。

僕が書くのは、この容疑者Aが見せつけられた「貴人」たちの残虐行為の短編数本。んで、ゲストさんもお願いしようかな、とか思っています。



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いつもありがとうございます!
 最近、リハビリ程度にブログを再開したせいか、もしくはショタオンリーが近くに過ぎ、また近づいているせいか、ダウンロードで同人誌をお買い上げいただいたり、Web拍手経由で、作品への感想をけっこういただいています。

 レスできていませんが、全て目を通させていただいています。感謝感激です^^ レスがめんどいのではなくて、面はゆい感じのが多くて、ブログに載せるのがはばかられたりでw

 お礼でもないですが、「地獄の島」のオープニング、設定資料的な文章を、近々ブログにアップしようと思っています。エロまでいくかどうかわかりませんがw 自分の尻を叩かないと先に進みませんしね。

 にしても……金がないのもありますが、内容的にもイベントもダウンロード委託も難しい気がしています。

 その場合、自前ダウンロードと紙本は通販のみ、という前例のないパターンに(笑)

 でも、これだと時期(締め切り)も考えなくていいし、部数の読みで胃を痛めることもないんですよね。

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オフ会でした^^
過去形になってしまいました(笑)

27日は関西のこっち系オフ会でした。3次も2次もごっちゃですが(笑)2次専門の人は3次もありという寛大な方のみです。

前回と同じく8人集まりまして、流れとしてはカラオケ、焼肉、ダベり、といういつも通りのものでした。

肝心の中身ですが、何か書こうと思ったんですが何も書けません(笑) 面白い部分に全部ピー音が入っているテレビ番組状態でしょうかw

まあなんというか、僕は今回も完全に聞き手で、引退かな、とか思いましたね。

別に寂しい意味ではなく、創作とか何とか、そっちの方で楽しければリアル系で派手に目立ちたい気などないのですが(もちろん今後にもいい出会いがあればいいなとは思いますが)。

……アレですよ。誤解のないように。

例え全裸同士でじゃれようと、銭湯ならOKなのが男同士のいいところですから。誰も悪いことしてないので誤解の無いようにw

創作についても、ちょっとはずみがついたかもしれません。五月に向けて何か作りたいと思います。

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地獄の島ネタラフ
こんないかれたラフを描いています。



一応本編に使う元になるかもしれないんで小さめ。

「地獄の島」
閉鎖された孤島の児童養護施設での犯罪について、逮捕された「下っ端」職員が供述をとられる……という設定で文章を書こうと思っています。

残酷館アンソロの続編ですね。

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